サヨナラなんて
10秒あれば言える
俺は言ってない
あなたも言ってない
なのに
もう会えない
出会いには出会いの
別れには別れの
儀式が必要だ
少 ....
君の人生を色にたとえたら
何色
僕は何気なく聞いた
君は
オレンジ色って笑って言ったね
君らしい答えで
君らしい笑顔だったよ
バラ色ってほど
いいことば ....
離れていても
君はいるよ
携帯電話の中に
「好き」という言葉も
「元気」という言葉も
伝わる
でも
僕は君に触れることができない
肩を抱いて「好き」と言 ....
俺は
あなたに何か言って欲しかった
あなたが旅立つ時そばにいたかった
俺が
息を切らせて
駅にたどり着いたとき
あなたは1本早い列車に乗った
月の美しい夜
....
いらないなら
誰かにやりなよ
いらないなら
思い切って
すてちゃいなよ
どうでもいいなら
連絡なんかよこすなよ
俺の心を乱すな
オレノココロヲミダスナ
....
僕は好きな池のほとりに
一人たたずむ
その昔
美しき姫が祈りを捧げた池
氷の花を咲かせ
冷たく微笑む
心痛めた者だけが
その冷たい微笑の奥に咲く
優しき ....
僕は
もうすぐ
この部屋を引き払うよ
想い出が多すぎる
君と選んだ
テーブル クッション ベットカバー
君が買ってきた
マグカップ 花瓶 ワイングラス
....
俺は勝手気ままに生きてる
そう思われてもしかたない
半分は認める
半分だけだぜ
紫の香が
ラベンダーの香りを運ぶ
何でもそろった座敷牢
それが俺の部屋
....
実をいえば
俺は
電話ってものが好きじゃないんだ
その俺が
真夜中に
水に浮くキャンドルの
揺れる炎をみて
無性に誰かと話したくなった
誰でもいいって訳 ....
愛する人
僕が君の何だろうなんて
もう聞かないよ
思ったより
色が白くて
胸が大きかった
今
僕の腕の中で眠っている
それで僕は何もいらない
愛す ....
太陽と月が
一緒に昇ることはない
ないというより
許されないだろう
いくら
太陽が月を愛しても
いくら
月が太陽を慕っても
一緒にはいられない
俺 ....
サクラサク
桜 咲く
君の美しさは
僕を酔わす
恋の初めのように
桜よ
君の妖しさは
僕を惑わせる
恋の痛みのように
桜よ
君を誰もが愛する ....
絆ってものが
本当にあるのなら
目に見えればいいと
俺は思う
結ばれているのを
確認したいぜ
でも やっぱり
目に見えないほうがいいと
俺は思う
....
俺の翼が
ボキリと折れた
痛みがなくて
音で気付いた
もう
お前の所へは飛んでいけないぜ
俺の翼が
ダランと下がってる
痛みもなくて
自然に抜け落 ....
俺は
ミントティーを飲んで
少し落ち着く
今日も
さして良い事なんか無かったぜ
幸い悪い事も無かった
俺は
それでいいと自分に言い聞かせる
それを後ろ向 ....
俺の心にも
花は咲いている
小さな小さな
花だけど
薄紫色だよ
あなたが好きだった色
スクーターを
薄紫色に塗装したくて
失敗した話
よく
....
俺の部屋は
足の踏み場もないくらい
散らかってるけど
本当は何にもない
会話も無く
微笑みも無い
ここで過ごすようになってから
俺は
少しずつ
石 ....
君は覚えているだろうか
2人でピアスの穴を開けたこと
2人だから痛くなかった
君は
右耳が太陽で
左耳が三日月のピアスが好きだった
いつもあればかりしてたね
....
白い花瓶が割れて
白い花が落ちた
僕ははっと驚いたよ
もう君はいないのに
君に何かあったのかと思ったよ
君は白が好きだった
花も白い花が好きだったね
初めての ....
僕は父親の顔を覚えていない
写真でしか知らない
母親もよく覚えていない
写真はないよ
不幸な家庭の不幸な子供
そう呼ばれていた
僕は色々なものを
失ったよ
夜空に刺 ....
今夜は
ウイスキーの水割りを飲んでるよ
僕はあんまり
ウイスキーは飲まないのに
なんだか
無性に君の声が聞きたい
別れを言い出したのは君なのに
僕を振り払った ....
あきらめたものは
余計にほしくなる
あきらめた人は
余計にあいたくなる
俺は
弱っつちいし
あきらめが早いから
いつも
あきらめたものが
あきらめ ....
白いテーブルクロスに
赤いしみをつけちまった
俺が愛飲する
300円の安ワイン
それを飲みながら
真夜中
無音の部屋
離れ小島みたいに
静かな中で
....
君は春が来るのを
楽しみにしてる
特別
何か変るわけでもないのに
でも
君は自分の春が遠いことをしっている
俺も自分の春が遠いことをしっている
俺が歌ってあげ ....
冬と春の間で
俺は眠る
早く行かなくてはならないのは
わかっている
ぼぉっとしてたらダメなのも
よくわかっているぜ
今
俺は何度目かの分岐点に
立たされ ....
僕の思い出の地
もう湖面は凍っているよ
君と来た夏は
あんなに賑わっていたのに
人は恋をすると
臆病になる
何でも
恋に結び付けてしまう
僕もそうだった ....
一人の夜に慣れきってしまった
僕はこれでいい
いつもこう思っていた
仕事と家の往復で疲れきった
僕はこれでいい
そう思って夢も見ず
泥のように眠った
何かの予感で夜の窓を ....
あの日
僕の夜空は燃えた
僕は君を許せず
君も僕を許せず
裏切りと涙の
炎が燃え立った
僕は酒も飲むし煙草も吸うけれど
憎悪に近い炎を
一杯の酒で流せるはずはないよ
....
僕の欲しかった
犬のぬいぐるみ
お母さんが
買ってくれたんじゃだめなんだ
お父さんに買って欲しかったんだ
僕は
お父さんを写真でしか知らない
天にいるのか
地にいるのか
....
冬と春の間に
何がある
俺の場合
別れがあった
忘れられないと
男を追う女
忘れられないと
女につきまとう男
そう
忘れるのは難しいぜ
気付 ....
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