青いリボンを掛けて

お前にプレゼントした

蒼い月のキーフォルダー

どうした

俺は

まだ大切に持っているぜ

お守りだから

人にプレゼントした物は

もうそい ....
何気なく

ぶらぶらしていたら

花びらが飛んできた

俺の気に入っている

縦縞のシャツの肩越しに

やっとの思いで

止まっている

薄紅いろの花びら

俺はそっと ....
君はやっと決心がついたのかい

僕は君が海が見たいというから

東京湾に連れて行ったね

きみは

これは私の海ではないと泣いた

君の故郷は

雪の花が海に舞う

懐かし ....
君との待ち合わせに

30分遅れたね

メールは入れたけど

僕はなんて謝ろうか

考えながら走った

でも

君はいなかった

メールも入ってこなかった

待っていた ....
ねぇ 君 帰る所はあるの

僕は突然聞かれたよ

旅人の僕は
あちこち彷徨う僕は
帰る所はないよ

帰れる場所がみつからない

君を失ってから

誰かに愛されいるのに

帰 ....
白い狐の置物

猫の香炉

ふくろうの貯金箱

俺のお気に入り

みんな可愛いぜ

よけいなことを

しゃべらない

だまって俺を見つめてくれる

いつか

俺は犬 ....
俺は

好かれているのか

嫌われているのか

判断できないでいた

多分

嫌われてるなんて

思いたくなかったんだろうぜ

自分の大事な人には

好かれたい

 ....
俺があなたに惹かれたのに

訳なんて無いさ

あなたは

そっと

俺の背中を押してくれた

その時

俺が羽ばたくことが出来れば

こんなに辛くなかった

あなたも俺 ....
もしも

出来るなら

お前に

説明したいことは山のようにある

聞いて欲しいことも

聞かせて欲しいこともあるぜ

それは

俺にとっては説明でも

お前にとっては ....
僕が
自分のやりたいことすら
決めかねていたころ

もうどうなってもよかった

幾度もの朝が訪れ
僕の閉ざされた心が
ひび割れていった

夜と朝の狭間で
小鳥の声が聞こえてきた
 ....
君の部屋は僕には新鮮だった

君にとっては退屈な場所でも

君は誰かを失ってから

長い間

この部屋で待ち続けたんだろう

僕も君も

溶け合うように抱き合いたいと

い ....
小さな傘だけど

お前ひとりくらい入れるぜ

俺は

何も話さないかもしれない

俺は

前しか見ていないかもしれない

でも

お前を濡らさないようにする

持ってな ....
あいつが男か女かなんて

今の俺には

関係ない

互いに本音をどこまで言えるか

互いに

嫌なところを

どこまで許せるか

今の俺には

それが

大切なんだ ....
俺と戦うのは

俺のみ

人と戦う方が

勝てる可能性がある

自分と戦うのは

難しい

お互い手の内を知っているから

俺が切り札をだせば

もう一人の俺も

 ....
君は僕にとって
かけがえのない人だった

僕だけの人だった

僕は君にとって
かけがえのない存在だった

僕は君だけでよかった

なのに
僕達はそれを失っていった

互いの心 ....
僕は

名前を呼ばれたような気がして

君に呼ばれたような気がして

振り向いた

薄紅色の花びらが1枚

ひらひら

ひらひら

落ちてきた

僕は

あわてて
 ....
俺は

高層マンションに住んで

ブランデーなんか飲みながら

夜景を見たいと思う

俺は

人も通わぬ山奥で

野菜を作りながら

心を閉じて暮らしたいと思う

どっ ....
潮が干くように

人の気持ちも

満ちることなく干くことがある

あなたが

俺に手を差し出した時

俺は迷った

俺が

心を開いた時

あなたは心を閉じてしまった
 ....
疲れた体を横たえる

君の上に

疲れた体を横たえる

君の肌と僕の肌が合うように

隙間の無いように

君を抱いて眠る

やっと

幸せだと思える

やっと

気 ....
僕は

雪の降る

寒い寒い日に生まれた

生まれてきたことを

嫌だと思ったこともあったよ

生まれてきたことを

幸せだと思ったこともあるよ

僕は今

淡々と生き ....
誰か俺におやすみと言ってくれ

そうじゃないと

また俺は眠れない

また俺は悪夢を見る

せっかく作ったゆりかごから

落ちちまうだろう

誰か1本だけ寂しげに咲く

赤 ....
俺の

小さくて無数の傷を癒してくれるのは

赤い

赤い

作り物のバラ

白い

白い

作り物のバラ

その横の

かわいい熊のぬいぐるみ

見ているだけ ....
病院の待合室で

楽しげに話してる人達

顔なじみなんだろうが

病院だぜ

俺は覚悟はできれるけど

何度も救急車の世話になって

覚悟はできてるけど

胸がどきどきする ....
きみの涙は

ぽろぽろこぼれて

真珠になった

ダイヤモンドみたいに輝かないし

エメラルドみたいに色鮮やかじゃないけど

とても

きれいだ

きみにとっては

良 ....
誰か

痛み止めをくれないか

俺は

恋に破れて

あちこち痛くてたまらない

死にはしないぜ

よくあることさ

誰にでもあることさ

何度でもあることさ

分 ....
僕がやっと言えた一言

君が好きだよ

ぼそぼそ

やっと言えたんだ

はにかんだ君が

私もと言ってくれた時

僕たちの時間は一瞬止まった

君のためなら何でもするなんて ....
君と僕の

初めての「くちづけ」は

何年前だろう

君は

大粒の涙を流して

僕の名を呼んだ

僕も泣きかけた

もう

僕たちは会えないと思っていた

間違い ....
俺は写真でしか

見たことないけど

白い彼岸花

お前は

なぜ白い

赤い血を流すのが悲しいのか

赤い血に染まるのが苦しいのか

赤い彼岸花に

いじめられないか ....
俺の乗った

真夜中の回転木馬は

どうやら

止まらないらしいぜ

飛び降りたくても

まわりが

真っ暗でわからない

このまま

同じところを

ぐるぐる回っ ....
真夜中のこれからが

俺の時間

なにをやって遊ぼうか

どんなことしても

眠れない不安は

解消されない

あなたの

指で

俺の瞼を閉じてくれ

父より母よ ....
貴水 水海(437)
タイトル カテゴリ Point 日付
☆106 カナシキ、ツキ自由詩204/4/9 21:52
☆105 ハナビラニ、オモイヲ自由詩904/4/9 21:50
★62 ユキガウミニマウ、マチヘ自由詩304/4/8 1:58
★61 30プンノオモイデ自由詩204/4/8 1:57
★60 ケンソウノナカデ…自由詩4*04/4/8 0:55
☆104 ヒトギライ自由詩4*04/4/7 1:39
☆103 ナクシタ…トモ自由詩1*04/4/7 1:37
☆102 ハバタク自由詩7*04/4/6 0:31
☆101 イイワケ自由詩3*04/4/6 0:30
★58 ボクノココロ自由詩4*04/4/4 23:50
★58 コドクノウミ自由詩004/4/4 23:47
☆100 カサ自由詩6*04/4/3 23:43
☆99 アイツ自由詩404/4/3 22:53
☆98 ボレロ自由詩104/4/3 17:48
★57 ユメノオワリ自由詩204/4/2 22:49
★56 ハナビラダヨリ自由詩204/4/2 22:47
☆97 スリヌケル、オモイデ自由詩004/4/1 22:34
☆96 シオノ、ヒクヨウニ、オレタチハ自由詩204/4/1 22:31
★55 スナオナボクデ…自由詩404/3/31 22:15
★54 ボクノウマレタヒ自由詩204/3/31 22:13
☆95 ツバキ自由詩7*04/3/30 22:08
☆94 チイサナキズ…フカイ、キズ自由詩204/3/30 20:43
☆93 病院自由詩204/3/30 19:10
☆91 シンジュ自由詩604/3/29 20:30
☆90 イタミドメ自由詩304/3/29 20:27
★53 ボクタチノジカン自由詩6*04/3/28 14:58
★52 クチヅケ自由詩304/3/28 14:56
☆89 シロイ…ヒガンバナ自由詩704/3/27 1:29
☆88 カイテンモクバ自由詩104/3/27 1:27
☆87 マヨナカニ…ヒトリ自由詩404/3/26 1:17

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