僕には好きな湖がある
久しぶりに行ってみたよ
1人で
そこで小さな光を見た
煙草の赤い光でもない
錯覚でもない
僕の目の前を
二つの光は
寄り添い離れ
....
君は何が欲しい
僕の何が欲しい
僕は背中に翼はついてない
君の元に飛んではいけないけど
君をいつも想っているよ
君は
僕のすべてをみるのが怖いんだよ
僕は君の ....
夜の海は
気まぐれだよ
上手く乗らないと
もう帰れないぜ
俺は
毎日
夜の海を楽しむ
高い波ほどわくわくする
だから
人は誘えない
大事な奴 ....
生きているのがつらい
お前はそう言って
涙を一粒流した
俺だって
生きているのはつらいぜ
だけど
花をみて綺麗だと思う
月をみて心安らぐ
星をみて願いを ....
都会の夕方は
人の波だよ
みんな無表情だ
悲しいことも
つらいこともあるはずなのに
あなたも
この人の波にいるのか
俺に
あなたの心の傷を見せて欲しい
....
激しい雨の中
坂道で倒れた俺は
服も手も泥だらけで
顔は擦り傷ができていた
傘を
放り投げて
俺を助け起こしてくれた
あなたは
天使でも女神でもなく
....
過ぎてしまったことだけど
聞いてもいいかい
君にとって愛ってなに
僕にとって優しさってなに
微笑が愛を知る道しるべなら
君も僕も見落としたね
涙は悲しみの印だけど
君も僕 ....
僕は君を諦めてしまった
諦めなかったら
同じことだろうね
君が離れて行っただろう
思い通りに行かなくて
願ったように進まなくて
君はイライラしてきた
僕は自分の中 ....
田舎の小さな駅に
僕と君の靴音だけが響く
君は今にも泣きそうに言ったね
もう少しいられないの
東京に帰るのは明日でいいでしょ
そういうわけにはいかなかった
まとまっ ....
君に借りた
えんじ色のマフラー
返さないまま
春になってしまったね
君に借りた
えんじ色の傘も
返さないままだね
今日は雨降りだよ
君はこの
えん ....
ビルの非常階段の裏に
人影がみえた
また
ぶっそうなことかと見ると
青い瞳の
美しいサイボーグが
瞬きもせず
捨てられていた
俺は
白いシーツを彼 ....
俺は今でも
あなたを
愛している
あなたのすべてを
愛している
一緒に
買い物に行ったり
ご飯を食べたり
抱き合って眠ったり
そういうことを
....
いくら待っても
きみは来ないな
約束してないから
来るわけもないぜ
きみと俺の
最初の約束
お互い隠し事はやめようって
小指と小指をからませた
そのころ ....
「はじめまして よろしく」と
「さようなら」の数は
イコールじゃないぜ
「幸せ」と「不幸せ」の数も
イコールじゃない
どちらが多いか少ないか
それは
運 不運 ....
君はかわいいよ
太ってるとか
痩せてるとか
そんなのじゃなくて
服のセンスがいいとか
メイクが上手いとか
そんなのじゃなくて
君の笑顔は
かわいいよ
....
僕と君は
ためらいもなく
昨日
ひとつになった
溶けて無くなってしまうかと思ったよ
僕が
誰かのために
朝のコーヒーを入れたのは
初めてだった
今 ....
俺は
謝られても
許せなかったり
かなり
勝気で戦闘的だった
もう
そういう
重たい鎧は脱ぎ捨てる
役にたたないからさ
もっと
大きな懐と
....
隣の部屋から
大きな笑い声が聞こえる
俺は
ここ1週間で本当に笑ったか
テレビもボォーっと見ていて
面白いものなんてなかった
友達にも会わなかった
俺は
....
僕は
君の笑顔をみるだけで
元気になれた
電話番号を聞いてみよう
どの辺に住んでいるか
聞いてみよう
思い切って
食事に誘ってみよう
そんなことを考えて ....
君の好きな花はなに
「ガーべラ」と君は答えたね
僕は
君にガーべラの花束を贈った
この人は運命の人だって
電流が走るみたいに
感じるって聞いた事がある
僕も
....
風がやけに冷たく感じる
隣の女の子は
花柄のワンピースだっていうのに
俺の指先は冷たい
隣のお兄さんは
青いシャツ1枚だっていうのに
俺は
迷いもあるし
....
真夜中を支配する
何者かが
竪琴を弾く
坊や
早く寝な
俺は坊やじゃないぜ
お嬢さん
早く夢の世界へ
俺はお嬢さんじゃないぜ
その竪琴の音色
....
まだ
君には言ってないけれど
僕は
君に言おうと思っているんだ
君を誰よりも好きだよ
その笑顔も
後姿も
声も
僕は
誰よりも君を愛している
....
僕は
どうしても
君とひとつになりたくて
君のシャツのボタンに手をかけた
君は暖かくて
柔らかで
僕は幸せだった
君もそういってくれた
僕たちは溶け合っ ....
白いバラのキャンドルから
透き通って射してくる
炎の揺らめき
俺には
とても暖かいぜ
だんだん
形が崩れて
なんだか解らなくなるまで
白いバラのキャンド ....
人は出会いと別れを
繰り返す
誰にでも
悩みはある
涙の種はあちこちに転がっている
苦悩の渦のなか
知らず知らず巻き込まれている
わかってはいても
俺は ....
僕たちの恋は
静かに終わったね
君はどうしているだろう
人が死なない日は無くて
人が生まれない日は無くて
人が別れない日は無くて
だけど
誰とも出逢えない日は ....
僕は
非常階段から夜空を見上げる
星を見つけようと思うけど
月を見つめようと思うけど
君の顔が浮かんで消えない
僕が寂しさと引き換えにしたのは
君と居た時だった
....
この部屋は俺のお城
冷蔵庫 電子レンジ
洗濯機まで部屋の中にあるぜ
キャンドルだの
香だの
人によっては
どうでもいいものが
たくさんある
だから
....
煙草を切らしちまって
コンビニまで歩く
今日の夜空はきれいだった
いつもより
星が良く見えて
きらきら光った
俺に何かを伝えるように
三日月が
尖ってな ....
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