冬がすぎさり春をむかえるよ
ぼくらのおもいでの冬が
もうすぐ終わりをつげる
わたり鳥が北へむかうように
しあわせになるために
僕らははなれてゆく
それぞれの ....
美しい夜空を見上げて
今見えている星の名前を
いったいあなたは
いくつ言えるだろうか
ふたりで星の海を眺めていると
モーツァルトのソナタを聴いているように
やす ....
あのほほえみ あのやさしさを
忘れてしまうなんて 私は信じない
だってうたうこと 生きてゆくこと
教えてくれたのは あなただから〜♪
あの日
あなたの肩は震えてい ....
湖
哀しみという名の湖に
小石を投げて
湖の深さを測ってみた
小石が落ちた水面から
波紋がゆらゆらとひろがり
いつかどこかで聞いたような
メロ ....
春は来るけど
きっと来るけど
僕の日記につけた
さよならのあの日も
もう忘れてしまいたいのに
またやってくる
幻にしてしまいたいのに
二十一のあの日の君が
....
†去り行く冬の街で†
北風が強く吹くので
こころの片隅にあるともし火が
ゆらゆら揺れて
今にも消えそうになる
ひとりになりたいのと
そっと言葉を僕の手のひら ....
†ヒスイ†
緑まばゆいこの丘に
君のヒスイを埋めよう
哀しみが溶け込んだ
君のヒスイを埋めよう
ぽつりと流れ落ちた
その温かなしずくの中に映りこむ ....
哀しくなったとき
寂しくなったとき
僕はこの丘の上に立ってみる
海風が吹き抜けるこの丘に
大いなるこの海の
ゆれる水平線のあたりに
探し続けた言葉が漂っているの ....
ここから
一番遠いところは
どこだろうか
物理的に言えば
南米チリあたりだろうか
ここから
一番遠いところは
どこだろうか
それは記憶のなかの君なの ....
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