陽も落ちかけた 誰もいなくなった公園の
ユラユラ揺れるブランコと
置いてけぼりの砂の城


鬼さんこちら 手のなる方へ
鬼さんこちら 手のなる方へ


ひとりぼっちの影ふみ遊び
追 ....
雨の日って好きなのよね
だって何もしなくったって許してもらえるじゃない
こんなに眠くて仕方がないのだって
こんなに憂鬱でたまらないのだって
みんなみんな この雨のせいに出来るじゃない


 ....
愛ってなんですか
たとえばそれで おなかは満たされますか
今月分の家賃が払えますか


愛ってなんですか
たとえばそれは ふかふか毛布よりもあたたかいですか
疲れた体を癒してくれ ....
もうダメかもしれません
最近 夢見が悪くて
脅迫されて起こされる毎日なのです
朝から頭がガンガンして
ロキソニンと頓服のリボトリールを2錠飲むのですが
この不安と焦燥はいつまでも消える気配が ....
さようなら 
さようなら 
さようなら
もうこの世に未練はなにもないのです


私にやさしくしてくれた 数少ない友よ
どうか悲しまないでください
どうか自分を責めたりしないでください
 ....
二階から目薬ってホントに無理なのかしらね
その前に やった人がいるんだとしたら
そいつはかなりのバカ者なんじゃないかと思うわ
いや いい意味でだけどね

棚からぼたもちっていうけど
そんな ....
今夜もまた眠れそうにありません
2時間前に飲んだクスリは一向に効いてくる気配がなく
仕方がないので強いお酒を呷ってみましたが
余計に目が覚めてしまう一方なのです

考えないようにしているつも ....
アナログテレビがもうすぐ見れなくなるってのに
私ときたら 35年も使い続けてきたこの感情とやらを
いまだ上手く操作することが出来ずにいます


物心付く前から 人の嫌な部分をまざまざと見 ....
白紙のままの手紙、ずっと見つめてる
君に何から話せばいいのでしょう
何から書けばいいのでしょう
考えれば考えるほど解らなくなってしまうのです
君に話したいことは 聞いてほしいことは山ほどあるの ....
そういえばあなたは 春が嫌いでしたね
春は余計に淋しくなってしまうからと
いつかぼそっとつぶやいてたのを
ぼんやり覚えています


今でもやっぱり 春は淋しいままですか


気がつけ ....
寒さに震えているあなたに
あたたかい毛布をかけてあげることもできません
空腹を満たしてあげることも
乾いた喉を潤してあげることもできません
泣きたいのをグッと我慢して
みんな大変なときだ ....
土曜の午前6時
カーテンを開ければ 外は雲ひとつない晴れた空
散らかった部屋を朝日が容赦なく照らし出す
食べ散らかした冷めてしまったデリバリーピザ
飲み散らかしたいくつかのチューハイの空き ....
別に中島みゆきを聴いてるからって
いつもいつも 暗いことばかり考えてるわけじゃないのよ
部屋の明かりを全部消して
膝を抱えて震えてばかりいるわけでもないの


別に精神を患っているからって ....
私にやさしくしないでください
やさしくされることになれていないものだから
胸のあたりがやけにこそばゆくて仕方がないのです


私にやさしくしないでください
あなたにやさしくされるたびに
 ....
かわいげのない子供でした
大人のずるさを知ったのが3つの頃で
愛想笑いを覚えたのが5つの頃でした


かわいげのない子供でした
こっちへ行けば ばあさんにそっくりだと拒絶され
あっちへ行 ....
ひとりで生きてきたわけではないけれど
あなたがあんまり 自分のことばかり話すものだから
なんだかほとほと嫌気がさしてしまうのです


あなたが昔をほじくればほじくるほど
責められているよう ....
どうしようもないことばかり口にしてしまう
虫の声さえ聞こえない熱帯夜
最終電車もとっくに過ぎていってしまったのに
私は今夜も寝付けずに
見えない星を探しながら考えてしまう
私はこの世に生まれ ....
うなされて目が覚めました
いつものあの夢で です


20年前の春
覚悟を決めて かあさんと兄と私3人で
あの家を出てきました
暴力を繰り返すあの男から逃れるため
なにも贅沢なんて望み ....
イライラしているとき
心がザワザワしているとき
私は決まって 部屋の掃除をするのです


変なクセ毛ができて なかなか直らない朝にも
チカチカ切れ掛かってるキッチンの蛍光灯にも
まる ....
考えれば考えるほど
何もかも嫌になってしまう3月某日
空があまりにどんよりしてやさしいから
ついつい泣き言をいいたくなってしまう昼下がり


生きるための理由がどうしても必要だから
 ....
年が明けたんだから 私も新しくなってると思ったのにな
寝ても覚めても昨年の私からまったくもって進歩しちゃいなかったよ
なんだか情けなくなって 泣いてみたいとも思ったけれど
鏡の中の私がせせら ....
あまりに寒いので
コタツに入ってみかん食べながら
明日の自分がどうなるのか
漠然と考えていたのです


どこにも居場所がないような
そんなどうしようもない気持ちの午前1時
返ってくるは ....
カーテン締め切って 明かりもひとつにして
聴いていたわみゆきの歌を
今日も一日働きました
気持ちをどこかに置き去りにして
最近はめったに泣かない代わりに
思い切り笑うことも少なくなってきまし ....
よう またあんたかい
最近めっきり顔をみなかったが
またここにやってきたのかい
よっぽどあたしが好きと見えるね

あんたがいくら誘ったって
あたしはその手には乗らないよ

あたしには
 ....
不眠症のユウコは今夜も眠剤でトリップ中 
潔癖症のさなえは皮が剥けるほど手を洗い続けてる
マユミは食べることを抑えられなくて
愛を1万円分の食料に換えてみたが
埋まらない淋しさと後悔で ....
陽も落ちかけた 誰もいなくなった公園
ユラユラ揺れるブランコと
鬼のいないかくれんぼ



カラスが啼きます かぁかぁと
ねぐらを探してどこまでも
カラスが啼きます かぁかぁと
 ....
いつの間にか ひとりで街を歩けるようになりました
いつの間にか ひとりで喫茶店に入れるようにもなりました
いつの間にか あなたの声を思い出さなくなって
いつの間にか あなたを想って泣くこともなく ....
ドーナツショップは今日も混み合っている
女子高生はイヤホンで耳をふさぎながら
ケータイをしきりにいじくってる
若い母親は子供をあやしながら
育児雑誌をめくってる
バイトの女の子たちは絶えない ....
愛ってなんですか
それでおなかは満たされますか
今月の家賃が払えますか

愛ってなんですか
それはあたたかいものですか
疲れた体を癒してくれますか
この連日連夜の不眠が治りま ....
ごはん食べるのがちょっと遅かっただけで
服を着替えるのにちょっと手間取っただけで
殴られて蹴られて
挙句の果てに殺されてしまったその子の名前を
誰が呼んでくれるというのだろう

助けてって ....
涙(ルイ)(180)
タイトル カテゴリ Point 日付
ひとり遊び自由詩212/5/3 2:42
レイン レイン レイン自由詩212/5/3 2:29
あたためますか自由詩2*12/2/4 17:56
死にゆく夕べ自由詩2+12/1/8 19:49
烙印自由詩111/12/4 10:30
Forget-me-not自由詩211/10/16 7:44
不眠症とそれに伴う末期的症状について自由詩511/10/11 7:08
リサイクルできますか、このどうしようもない感情を自由詩111/7/17 14:19
白紙の散乱自由詩111/7/7 7:00
しるし自由詩311/5/15 13:25
オロオロしながら泣きながら描く祈りの詩自由詩211/4/6 21:06
晴れた朝と洗濯物と自由詩111/3/11 22:16
指先で語られる人生悲話自由詩210/12/8 3:31
素直になれなくて自由詩310/10/30 11:45
修繕作業自由詩110/10/11 0:04
相似する遺伝子自由詩010/10/9 23:29
バースディソング自由詩710/9/17 21:21
あいつが捕まえにくる自由詩110/7/14 18:53
心がザワザワした日には自由詩510/6/3 19:38
曇り空のずっとずっと上のほうは、いつだって晴れ晴れとしている自由詩410/3/2 22:09
年が明けてもやっぱり私は私のままでした自由詩110/1/21 19:10
木枯らし舞う水曜日、コタツとみかんと生きることについて自由詩109/12/23 18:31
みゆき自由詩109/12/11 20:43
行く手を遮ろうったってそうはいかないぜ自由詩009/11/29 18:23
彼女たちの生き方自由詩209/11/13 17:27
おかえりなさいって声がする自由詩009/11/10 19:30
ただ、一切は過ぎてゆきます自由詩109/11/10 12:04
強い陽射しに溶け出したシミ自由詩2*09/7/12 23:50
痛点自由詩1*09/6/30 11:29
救われない命とその後遺症について自由詩3*09/4/20 14:36

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