年末だっていうのに
部屋を大掃除する気にもなれず

やたらと浮かれ気分の
テレビを見る気にもなれず

かかってきた電話はきっと
夕方会う約束をしてた友人から
留守電にかわったとたん 聞 ....
こんなに幸福に笑っていられる時間が
なんだか少し 怖い気がするよ
明日になれば何もかもが
ウソに変わってしまいそうで
あなたがそばにいてくれる
今日が止まってしまったらいいのに
時が過ぎた ....
街の片隅で 捨て猫のように凍えているボクと
傷だらけの君の瞳の中に
同じ色彩が見えていたら
それはたぶん
愛と呼ぶのだろう
あとどれくらい風にさらされ続ければ
何も感じなくなるのだろう


あとどれくらい嘘を重ね続ければ
上手に笑えるようになるのだろう


もうとっくに馴れてきたつもりだった
好きな人がボ ....
毎日何もしないで家にいると
余計なことばかり考えてしまう
たとえば今日もまた
死にたい願望が表面化してきて
青い空がなんだか
何かしろしろと
ボクを攻め立てるから
だからなんだか
やた ....
泣きたい理由でもないのに ボロボロ涙がこぼれてる
悲しくもないのに 悲しい何かを探してる
退屈とため息と
嫌になるくらい静かな部屋に あたしはひとり

淋しい理由でもないのに ひとりではとて ....
誰かを救いたがってる自称詩人は

溺れかかっている誰かに

自らの手ではなく 詩を投げつけるので

いつだって誰も救えなくて

いつもいじけてばかりいる



自分のことしか書 ....
フワッと浮いて 空を遊び

パチンと弾けてそれっきり

後にはなにも残らない



僕が抱えている不安など

たぶん 

そんなものなのかもしれない
雑踏に佇んで ひとりきりボクは
黄昏てく街の中に 君を探していた
メディアが君の不在理由を作り上げて
本当の君に 少しずつ影を落としてゆく
“また、どこかで会おう”
そう約束して君は消えた
 ....
とうとう三十歳になってしまいました
この歳になって鬱病になるとは
思ってもいませんでした
過去が追いかけてきて
私を捉えて離さないのです


こんなはずじゃなかったのに
こんなはずじゃ ....
人の悪口云ってはいけません
人に迷惑かけてはいけません
すぐに謝ってはいけません
意地を通してはいけません
愚痴をこぼしてはいけません
聞かされる人のことを考えなさい
人前で泣いてはいけま ....
今日も一日中パソコンの前に座り込んだまま
生まれもしない言葉を待ち続けて
何時間も何時間も白紙の画面とにらめっこしていた
こんなことに時間を費やしている場合なんかじゃ
ホントにホントはないんだ ....
小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのには
もうほとほと 疲れてしまったから
そろそろ本当の話を始めましょうか
身もふたもない 本当の話を



忘れもしません
あれは私の保育園最後のお遊戯会 ....
夕焼け小焼けの鐘がなり
ひとつふたつ 影法師
迎えのかあさんの手にひかれ
明かり灯る夕食のもとへと帰ってく


ばいばい
さよなら
また明日


小さく小さく手をふって
やがて ....
思い出したくもない思い出なら
いくらでもあるわ
子供の頃はいつも
両親はけんかばかり
私にも手をあげたわ
醤油の瓶をなげつけられて
失明しかけたこともあるわ
いまは一人暮らししてるけど
 ....
風よ お前は自由でありながら
いつも居場所をかえているね
風よ お前は気まぐれでありながら
時々 やさしさをくれるね
風よ お前は孤独でありながら
ふと 誰かの傍で寄り添っているね

風 ....
誰かを救いたがってる自称詩人は

溺れかかっている誰かに

自らの手ではなく 詩を投げつけるので

いつだって誰も救えなくて

いつもいじけてばかりいる



自分のことしか書 ....
窓を開けると 
外はさめざめと
雨降り
灰色の空と 灰色の空気が
僕の部屋の中に充満していく

僕は なんだかまた
例の不安の波が押し寄せてきているらしく
なんだかまた 泣きべそかきそ ....
人生なんてコメディーだよ
そうだろ?
ひっくりかえせば
何もかも笑えちまう


不幸だって?
ごまかしちゃいけないよ
人間喜劇には最高のネタ
あっちフラフラ
こっちフラフラ
酔っ ....
たまねぎを切るときは
目にしみてしょうがないけど
ちょっとガスコンロを点火してやるだけで
涙が出にくくなるように


ふきんを使っても 輪ゴムを巻いても
固くて開けられない瓶のふたが
 ....
      
     僕はどうして生まれたのでしょうか
     どうして 生きているのでしょうか
     僕がいることで
     一体誰が喜んでいるのでしょうか
     僕が生きて ....
古いレコードを聴いていた
早春の雨が 窓辺を濡らすこんな夜
がらんどうの部屋の中 
響き渡るジャニスの声


君がとても愛した曲
理由がわからないといって
怒らせたこともあった

 ....
どうでもいいけど その靴左右反対だよ
どうでもいいけど そのTシャツ裏側だよ
どうでもいいけど 哀しいことが多い気がするよ
どうでもいいけど 何も出来ないことが
くやしくってたまらないよ
ど ....
「あのぅ すみません
 言葉に効く薬ありませんか」

言葉につける薬ですかぁ
はぁ そういったものは
当店では取り扱っておりませんねぇ
外用薬ですか内服薬ですか

商店街の薬局で聞いて ....
笑うことが出来ないのなら
いまは ムリに笑ったりしないで
心のままにまかせていたっていいのです


理由もなく悲しくて
心が破けそうで辛かったら
もう我慢なんかしないで
人目もはばから ....
なんだよ さっきから聞いてりゃ
うだうだ グチグチと理由のわからない理屈ならべて
ただ自分をごまかそうとしてるだけじゃないか
もういい加減にしろよ

哀れんで欲しくない?
やさしくなんかし ....
人が怖くて 目が合うの避けて歩いて
責められる前にあやまってばっかり

そんな自分が 超キライだった


いつも迷ってばっかりで
何を決めるのにも時間ばっか掛かって
いつも誰かをイラつ ....
11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました

街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
 ....
〇でわらって □で泣いて
△▼ おこっちゃいやよ


まあるい地球のまあるい世界
まあるくなれない男と女

凸と凹もかさなりゃ□
でっぱるばかりじゃ角がたつ
ひっこんでばかりじゃ穴が ....
元気ですか
枯葉がにじむ 夕暮れ時
乾いた風が通りすぎている

借りてた古いレコード
君は憶えていますか

あの頃ちょうど 家族が勝手に崩壊していって
ちょうど 好きだったアーティスト ....
涙(ルイ)(180)
タイトル カテゴリ Point 日付
12月某日、ある曇った日の夕暮れ時自由詩4*07/12/14 19:01
ひとりぼっちの風自由詩1*07/12/14 11:36
共通項自由詩4*07/12/14 10:57
りぴーと自由詩1*07/12/13 13:04
たとえばこんな底冷えのする12月のある日自由詩4*07/12/12 16:51
本当はもう とっくに気づいているんだろう自由詩2*07/12/11 15:45
自称詩人自由詩1*07/12/11 7:37
不透明な無色自由詩2*07/12/10 9:29
黄昏てく街の中で自由詩1*07/12/10 8:25
三十路小唄自由詩2*07/12/8 13:21
自分を責めるのが得意な女による自分を慰めるのが下手な女のため ...自由詩2+*07/12/7 6:43
生活自由詩1*07/12/6 15:44
突き刺さった破片はそう簡単に抜けそうにない自由詩2*07/12/5 10:57
待ちぼうけ自由詩3*07/12/4 17:56
人生ってなんだろね自由詩3*07/12/3 8:15
風よ自由詩1*07/12/2 18:38
自称詩人自由詩1*07/12/1 21:43
寝覚めの悪い日曜日、午前6時自由詩3*07/12/1 8:32
人間喜劇自由詩0+07/11/30 15:54
ぽたぽた焼き自由詩3+*07/11/29 10:51
自問無答の詩自由詩5*07/11/28 11:13
古いレコードを聴いていた自由詩2*07/11/27 10:57
僕を見つけてくれませんか自由詩4*07/11/25 19:47
お大事にしてください自由詩4*07/11/25 13:22
処世術自由詩1*07/11/24 16:58
自由詩0*07/11/24 13:12
超キライだった自由詩2*07/11/23 16:53
風にふかれながら自由詩1*07/11/22 16:45
図形自由詩2*07/11/21 15:35
相変わらずの僕ですが自由詩3*07/11/20 12:43

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