雨に愛された悲しみは
月の言霊に身を染めて
未完のせせらぎを飾り
何処か嬉しそうに
流るゆく
川の跡はまるで
月の大地のようだ
いくばくかの沈黙はいくつかへの有機物と ....
血縁に絶縁
裏切りに踏ん切り
ハッキリとした暗闇
遠慮はいらないな
泣きたいと思ったから泣いてやろう
ひざまづき
こうべをたらし
前のめりにちぢこまる
あとぐされなんて ....
俺は苦労しらずの土踏まず
おびえる膝をせせら笑い
きしんだ背中をほっぽって
茶っこい爪を嫌悪する
水平線に映した夢あきらめ
風すさぶ砂浜の現実に逃げ込んだ
きっと悲しい父の瞳
振 ....
0.02sec.