青い雲 白い空の 太陽の色 当ててみよう
歪んだ世界を その目で見下せ
健気に咲き誇る花たちを 踏みにじって得るものなど
自分たちの生きる世界にとって 微塵に等しいものなのに
なぜ僕たち ....
あんなに繋がっていたのに
昨日まであんなに近かったのに
突然切れた 絆
頑張って結び直そうとするけれど
もっとグチャグチャになっていく
離れていく 遠く
もう戻らない
そう 忘れ ....
もしも時を戻す術があるのなら
きっとあなたに会いに行くのに
あの日あの場所 あなたと共に歩んだ{ルビ時間=とき}
取り戻せるのなら 何でもするのに
覚めることのない夢
微笑むあなたを ず ....
最後に見たあの空は
いったい何色をしていただろう
思い出したくてもできない遠い過去
思い出す気にもなれない無関心
どちらが哀れむべきことなのだろうか
あの空が自由だというのなら
もう届くことのない夢
これから先 見ることはないだろう
さようなら 外の世界
さようなら 空よ
さようなら 自由よ
さようなら もう二度 ....
人は死す為 生きている
生は罪か 死は罰か
征き着く先は 堕ち征く底は
永遠の果て
君を想う いつまでも
この{ルビ躯=むくろ}はいつか朽ちゆくが
この心は永遠に
朽ちることはないだろう
この心は永遠に
君のものとなるだろう
この世にある唯一の「絶対」
{ルビ絶対=・・}に永遠というものは存在しない
その他のものは全て偽り 祈りに似た願望
暗愚な夢の果て 憐れなる末路
されど人の夢は尽きず
愚かなりヒトよ 哀 ....
動かない
今の今まで動いていたのに
在る...
居るでなく在る
置いてある...
人が置いてある
その気配は既に物
者でなく物
ああ これが死で
いずれここにいる
全ての人に訪 ....
永遠をください
愛情も、友情も、信頼も、生命さえも
いつか朽ちてゆくのならば
何故与えたのですか
永遠をください
終わりのない世界
無限の{ルビ刻=とき}を
もしも時を戻す術があるのなら
きっと僕はきみに会いに行く
あの日のように笑うきみに
何もかも変わっていくこの世界
きみはあの日のまま
僕は目覚める毎日のように
きみは永遠の夢の中
....
さあ囁きなさい 愛の言葉
我を戒め 解き放つ
強く 優しく抱きしめて
千年先まで届くよう
唇に紅い血の紅引いて
髪に鉛の鎖結わえ
我は乞う声{ルビ他人事=ひとごと}に
狂い咲く華逢い ....
逢いたくて ただ待ち続ける
{ルビ七夜=ななよ}の月 もうすぐアナタに逢える
たった一夜{ルビ一夜=ひとよ}のため 幾夜を越えて
想い続ける 月と共に
月が欠けても 月が満ちても
アナタ ....
降り注ぐ 血の涙
振り返るは 城の{ルビ廃潰=はいかい}
だがそれを認めることはできず
残酷なる{ルビ運命=さだめ}の中
{ルビ揺蕩=たゆた}うは虚ろとなりし姫君
彷徨う世 朽ちの華
....
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