何度も何度も君に

怖くなる気持ちを伝えるように

ついばむ小鳥のように

絶えず絶えず君に

不安に気づかれないように

イタズラをする子どものように


静かに夢に導かれ ....
ぎらぎら光る夜の街
 
ガラスに映る私は
愛された女の顔をしていた
 
いつの間に
大人になってしまったの
 
叫ぶ子供の私は
染み付いた人間の匂いにむせた
 
この口も
この ....
君を吸って
僕は大きくなる
 
昔の記憶が
もしあるならば

血液に混じる
他人の匂い
 
君の記憶が
鮮明に蘇った
 
純白の遺伝子
どこからどこまで
僕を染めるのか
 ....
魅惑的な音に
光惹かれ
吸い寄せた

淡くチーズケーキ
言葉遊びは好き

檸檬の味は
美味しくいただき
涙ひとつ

甘くチーズケーキ
言葉遊びはきらい?

ひとつください
 ....
無条件で会いたいのに
実はどこにもいなくて
 
切ない星空をわたしは泳ぐ
 
柔らかな月にしがみついて
夜を斬る飛行機
同じ高さで見られるなら
 
君の腕に届け
 
何も考えない ....
嘘をついています じぶんに
 
焦るふりをして
 焦らせています
困るふりをして
 困らせています
 
嘘をついています あなたに
 
可愛いふりをして
 可愛がられています
弱 ....
だれかを見ている
だれかに見られている
 
そういう感覚
 
あるいは
だれも見ていない
だれにも見られていない 感覚

実はまわりは存在していなくて 私も存在していない
 
全 ....
そうやって火をつけて
あとは溢れるのを待つのですか

性質の悪いアナタに


着火されたのは私なのです
まだ大好きです アナタのことが
出会ったときからずっと見つめてきました
 
まだ忘れられません アナタのことが
長く一緒にいられるようにと頑張ってきました
 
まだ心に住み着いています ア ....
体温が浸食する 無機質の手すりを
握りしめたわたしは冷たさを交換した
 
優先座席なんて名ばかりで
優しさはみんな 風邪を引いているのだ
 
戸惑いを持つ 柔らかな座席は
知らないうちに ....
本当のこと 言わない

好き 言う
 
嫌い 言わない
 
親友 言わない
 
友達 言う



愛してる



絶対言わない
 

本当のこと 言わない

 ....
恐れた 君と離れること

懼れた 君を失うこと

でも君はわたしの誰かではなかった


怖れた 君のこと

畏れた 君と同じ人であること

こんなに愛しくても
こんなに恋焦がれ ....
絶望を混ぜるように
地下鉄の黒い壁

希望が現れたように
ホームに入り込んだ

その間に考える

あのとき 二歩ほど前に進めば
歩く足はどこかに飛ばされたかもしれない

浮かぶ  ....
消えてしまったはずの欠片に
想いをのせていた筈だった

消え失せてしまったのは
人ごみの中で手を離してしまったから

転がり落ちて 気づかないままで
そのまま進んでしまったから
 
 ....
写真を見ても 何も思わなくなった

 ああ これが終わりなのかなって

君の声ももう思い出せない

 ああ これが終わりなのかなって

君が僕に言ってくれた事 思い出せない
 
  ....
空の映り込む幕は開いていく
始まりは此処ではなく ただ過ぎる青の時
僕の歩む先に そして君が行く先に

街角の夢追い人は潮騒を残していく
静寂に面影はなく ただ浮かぶ白い袋
僕の ....
僕の中心が
もしも 僕 ではなかったら
僕は僕と言ってはいなくて
僕はいなくて
 
でも 私 はいて

僕らの中心が
もしも 彼女 ではなかったら
僕らは私と言ってはいなくて
私は ....
逃げ出したくなる その瞬間に

私の手元には何も無い事に気付く

果てしない道のりを

何ももたないまま、どうやって過ごせば良いのか

昔の私なら私さえいれば何とでもなったはず

 ....
木に刺さったのを確認したのに
背中に刺さったブーメラン


それを合図に踊りだす
みどりジャージの先輩達


大好きな曲の替え歌を
食堂で熱唱する友人


五線譜に描かれたわず ....
君の言葉を聞き入れることは
容易くないことぐらい知っていた
それでも追いかけたのは
意味も無い、生きるという焦燥
きっと必要とされなくなったら
歩みをやめてしまうのね
哀しいほど耳元で響く ....
残っているのは

水色のこんぺいとう

昨日食べたプリンのお皿

それから

君からもらった言葉

全部 虫歯になっちゃいそう
同じところにいるんだ、って
わかった瞬間に
綻ぶ表情とか

同じところにいるんだよ、って
教えたくなる瞬間に
動き出す指とか

全部 その人は知らなくて

こんなにこの上はむず痒い ....
ねえ聞こえる?

今 残酷なことされてるの

私今まで勘違いしてた
そんな風に思ってたのって
過去があったから
仕方が無かった話だけど

ねえ聞いてる?

今 残酷なことされてた ....
お外は苦手なんだ、って
呟いたときに
雑誌の表紙で美人が笑ってた

右隣に
彼の存在を感じながら
やってしまった、と薄笑い

なんでなん?

訊ねる君の優しさと

なんで?
 ....
ねえ君 背中から何か出てるよ?

私には見えない大きな 何

他の子とは違う 何か出てるよ?

私にはわからない小さな 何

何か 何かって何さ
言葉って難しいんだね

それに淡 ....
話してしまいそう
彼の存在は最大の脅威
このままでは引きずり込みそう
それはダメだと線をひく

何故 と問いかける残酷さ
私は彼が好きだけど
引きずり込むことは出来ない
そこまで残酷に ....
半年くらい 気づかなかった

バカだね、と言われて
ああ、そうかもしれない と思った

あの時にいい想い出を
もっといっぱい作ればよかったものを

二年の辛抱
十二日間の幸福
 ....
たった一人に揺るがされる自分に
少しだけ嫌気がさしてきて
ちょっと意地悪しようとしたけど
結局二人だとばれてしまう

あの頃は楽しかったけど
今は楽しかった?

好きな子はいじめちゃう ....
チェセロロ(28)
タイトル カテゴリ Point 日付
眠らぬ森の接吻自由詩109/4/27 13:29
帰り道自由詩009/4/27 0:35
アメーバの記憶自由詩009/4/27 0:14
くちづけ自由詩309/2/11 13:30
君に届け自由詩209/1/6 0:00
うそをついて、いる自由詩208/11/8 0:24
懐疑自由詩508/11/5 18:10
ろうそく携帯写真+ ...108/10/31 20:08
追憶のうた自由詩108/10/31 0:16
優先座席自由詩108/10/29 13:04
言わない自由詩108/6/3 21:15
おそれた自由詩308/6/3 21:10
絶望を混ぜる自由詩108/4/3 22:05
砂の欠片自由詩108/1/6 16:53
終焉自由詩607/8/20 1:28
黄昏の音自由詩407/7/10 1:27
君のために自由詩107/6/24 1:12
空と荒野自由詩307/5/24 2:13
それだけ自由詩3*07/5/21 23:47
かすがい自由詩107/5/21 21:45
甘党未詩・独白307/5/10 21:31
www自由詩407/5/7 23:21
優しさのハナシ未詩・独白307/5/7 0:19
些細な歓び自由詩107/5/6 14:56
何か自由詩407/5/6 13:33
空っぽの掌自由詩407/5/5 23:11
自由詩007/5/5 9:34
淡色の生物自由詩407/5/5 1:47

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