桜舞い散り
盃に落ち
染み入る情緒に
重く沈んで
一口、二口
しょっぱい味よ
暴れろ
無心に
無心であれば傷付ける事はない
優しさなんてものは百円よりも身近にあるもんだ
「殴りたかったから殴った」と弱さを認められない奴は言うけど
弱い奴が格好つけると格好悪いか ....
なんとまあ、夜道の寒いこと寒いこと。
遠い昔、栄華を誇った強者共を絶滅へと追いやったという空話、疑い様も無い程です。
躰が震えるのは、所謂予感と言うものでしょうか。
すすり過ぎた鼻は阿呆 ....
むかーし、むかし
あるところに
人間はいませんでした。
どこにも
いませんでした。
めでたし、めでたし

何時?
ニ時
嘘つき

色彩配列
センスねぇっス
雨上がりだから良しとしまっす

明日何時に起きれるかな?
明日起きたらわかるでしょ

しよう
しよう
わかるで ....
素敵な時間を過ごしましょうよ
夏の海のとろけるような熱気を一秒で凍らせて
きっと西瓜は絶品でしょう
歯茎に滲む野性は目覚め
白い歯は無敵の歯ぎしり
裸足の裏に忍ばせた過去は
振り返 ....
私にくださいな
私にそれをくださいな
あなたのほら、右手に繋がる白い空
あなたはそれに気付かずに無下に拳を突き上げている
ほら、また泣いた


地中深くから呼ばれたでしょ
聞こ ....
鳥が飛び立ち
魚は泳ぎ出し
猫は顔を洗い
始まりの風景に焦点が狂う

風に乗れず
流れに逆らい
長い髭を引っ張ってみる
まだ少し、眠っていようよ
おいてかないで


僕 ....
君の笑顔はマニキュアの様だ

つき抜けた先に鏡があるような気がした

思い出がこそばゆいなんて
良い人生だな

不埒な本性がなかなか出てこないから
いつの間にかこうなった

右 ....
鉄屑の中で暮らす僕達は
私利私欲の中に閉じ込められて
それを誤魔化すための言い訳ばかりが
会話の中で花を咲かせる

愚か者同士が誉め合っているのは酷く滑稽で
天才を知らない彼等の欠 ....
人間はいらない
ロボットの方が純粋だから
何故生きている
優越感より大事なものを知らないくせに

人の手は器用に動く
それがどうした
人の知能は高い
それがどうした
人は言葉 ....
やけによろける
冬にむず痒く
ところでお宅は
誰でしたかね

ぐずぐずに過ぎた
楽しいは夢だった
守られた幼少は
ところどころ居残って

顕微鏡でなんでもかんでも
大きく ....
死を迎える蝉の叫び
祝福の陽光
葬儀を待つ蟻の群れ
日陰にて見下す人の子の沈黙
幾年も変わらぬ地の上の絵
芸術を乱す根源は明らか
劣の証明

燃える太陽に焼かれた蝉は
燃える太陽 ....
白いボードを指さして賢者のフリをする
希望という字を探してみても結局はあれだ
僕の腕を支えているのはそんなまやかしではなく
他ならぬ自分だと
遅かれ早かれ気付いてしまうから
時折、こうし ....
外をぶらぶら歩いてっと
神様に見つかっちまわぁ
あいつは根っからの商売人だかんよぉ
俺みたいなやつには残酷なんさ

部屋で黙っておとなしくしてたってよ
守護霊ってやつがちょっかいかけて ....
産まれてきたのはいつだったかな
泣いていたのは何故だったかな
真っ暗な世界で求めていたのは何だったかな
血だらけで叫んだ言葉も
忘れちまったな

産まれてきた僕を嬉しそうに抱いてくれた
 ....
からっきしだ
からっきし
あら、からっきしだぃ

もつれた足がタコにでもなっちまえばいいのに
なりきれずに二本のままだ

吸い込みきれない排気ガスに侵されることはないだろうに
何を鉢巻 ....
埃の舞うなかで
それを吸い込んでしまうのは
致し方ないことだろう
それ故に
汚れていくのは
望んではいないにしろ
そうしなければならないのかもしれない

いつしか諦め
せめて綺麗な景 ....
一息ついた
まだ飯はこないので
目の前に置かれたメニューを見やり
何するわけでもなく
ぼんやり
時折、熱いお茶をすする

厨房の奥より
カラン
と音が響く
それもまた良し

 ....
空隊の頭文字
海に浮かべて
飛ぶまで眺めた

砲台の脚がもし
海に沈めば
何処まで見やるか

包帯の足がもし
海に向かえば
毒まで青く
青く見送れ

控え目に急ぐ波の
 ....
なんだらかんだらほうほうのてぃ
ごぎょうぶぎょうじゃさむらいじゃ
ぐわんぐわんのごはんごはん
どうとんぼりにながるるがるるる
なななななんとなんでもなっすぃん
ほとけもからすもさらしもの ....
木もビルも同じ様なもの
泥も道路も同じ様なもの
トキも人間も同じ様なもの

特別なものなど在りはしない

それらは必然の繋がりの中に在るのだから
それを断ち切る程の理論は存在しない
 ....
可燃ごみ用と書かれたビニール袋は
棺桶代わりにちょうど良い
真面目に生きても報われないのは私のせいか?
見返りが欲しいわけじゃなく
不公平を不満に思う

才能に憧れるのは才能が無い証明 ....
冷たく降る雪に想いを込めまして

右手をそっと差し出してみたのです

音もなく溶けてしまうのは
きっと体温のせいでしょう
巨人のパティシエの仕業だろうか
車の中から見える景色は、ケーキの上を走っているのかと思わせる程の出来栄えだ
案外遠くにあるのだろう、あの山も
その梺に広がるやや段差の作られた田畑も
国道との接 ....
「赤い空って見たことあるか?」
「あは、夕焼けとは違うよ」
「どっちかっつうと朝焼けかな」
「でも違うよ」
「赤いんだわ」

「雨上がりに見えるんさ」
「ちょうど今日みたいな、傘 ....
砂漠の真ん中
君の顔だ
顔だ
君の
顔の君だ

雨雲の隅を
君はかじる
かじる
君は
かじる君は

花が咲いた
砂漠の真ん中
鼻に咲いた
君の顔が

死にそうなぐらい ....
「死ね」って言われた
ホッとした
まだ生きてるんだって

「人間ていつか死ぬんだよ」って
日常の中で言うなよ死神

背中が見えないことにイライラしたって
悩みが消えるわけじゃない

 ....
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬

春って暖かいのに
夏って暑いのに
秋って涼しいのに
冬って寒いのに

それぞれ違うのにね
いつだって同じ様に争い ....
白い雪は
降り
積もる

やがてそれは溶けるだろう

それでも雪は
降り
積もる

空に未練があるように

ゆっくりそれは
降り
積もる

冷たく私に
降り
積もる ....
太陽の獣(73)
タイトル カテゴリ Point 日付
青桜自由詩011/4/23 11:24
自由詩2*11/4/9 10:49
辿る先に雪は降る自由詩111/4/7 10:30
昔話をしてあげよう自由詩111/2/5 20:40
しゃあわせ自由詩110/9/27 21:05
海に浮かべる詩自由詩110/9/22 22:29
哀しむことはないんだな自由詩110/4/1 8:07
何処かに自由詩210/3/22 12:03
心中、御察し申し上げて下さい自由詩110/1/14 9:08
善人である必要はないが人であることは忘れてはならない自由詩1*09/12/19 10:01
わからない自由詩209/12/17 9:44
天秤自由詩009/12/15 8:55
燃える太陽に焼かれた蝉は自由詩008/8/9 8:27
気まぐれ賢者自由詩208/8/2 20:59
夢があるから死にたくないのよ自由詩008/7/27 8:57
記憶を辿るということは自由詩008/4/6 9:45
二本足の限界ってやつ自由詩0*08/3/30 11:42
成る身だ自由詩1*08/3/28 10:11
自由詩108/3/20 7:11
命のあし自由詩008/3/13 11:28
おんどれたのしめあーかいれんこん自由詩108/3/11 11:17
自然じゃないか自由詩008/2/28 14:33
脱人間希望者自由詩2*08/2/13 12:55
宿命自由詩008/2/11 9:05
玩具自由詩208/1/27 10:20
「見せてやんよ」自由詩108/1/13 10:55
砂漠の花自由詩307/12/24 8:42
大事なこと自由詩007/12/20 19:24
休み欲しいです。自由詩1*07/12/12 9:18
積雪自由詩007/12/4 20:03

Home 次へ
1 2 3 
0.21sec.