雨降りし 

君の家の前

僕は佇んでいる

恋文を握った右手は震え

濡れ髪の似合う君は

上の空

黄色い傘と黄色い長靴が

僕の背景を彩り

雨に流れし ....
メラメラ燃える浴場に注がれる唯一視線
俺の眼は悲しき熱帯の北斗七星

網膜に刻まれた永遠を探して
視力限界を振絞る

アクセル全快
チャック全快

恥と醜妖を聖杯に注ぎ
至高 ....
太陽の冴え

鳥のステップ

木々の緑

静止した何処吹く風

日陰の語らい

手を繋いだ老夫婦

児童の遊戯

大きく息を吸込み

屈伸すれば

血が巡り 町を巡 ....
獲物を咥えたカラス
何処までも続く欲情空
8ビートのリズムで吹きすさぶ風?風
轟音が降り注ぐ地上の黄金楽土
渦を巻いていやがる

物心付いた時から焦点が定まらない眼球を抱いたまま
水溜り ....
太陽の頂に北極星
銀河を彷徨う小鳥
俺ん掌で身悶え小鳥

おぉ〜嗚呼
小さな小鳥・・・・・・
君が大好きなんだ

死人に膝枕をしてもらい、耳糞を穿ってもらう
あの世の音が聞こえるぜ〜 ....
海なんか大嫌いだ 幽霊が泳ぐ異界
海なんか大嫌いだ 凡てを飲み込む

 足がつく地面と清さが欲しい
 夢中になれる楽園が欲しい

競争主義、格差社会、全知全能、無能、猟奇犯罪
 ....
窓より漏れる光が影を作っていた
じっと眺めては思案に耽ていた
少年時代より変らない癖は今も続いていて
光と影の織り成す世界は窓の外にも広がっている
遠くに行きたいという願いは変らずに
外界を ....
小便雨は蒼い空を呼び
蒼天は太陽を
湿度は入道雲を産み
眉間に垂れる汗は咽喉を乾かす

空は何処までも続くけど
移ろいは早過ぎて
通りすがりの薄着の男女は
駆け足でつまづきながら、走り ....
波音に耳を澄まし、東の最果てを想ふ
異国で知る祖国に手紙を書き連ね    
今日も過客の群れへ夕暮れと共に埋没してゆく
隣の爺さんや婆さんはもういないかも知れない
悪餓鬼も汚らしい酒屋も、すっ ....
吐き捨てた果実は街の中へ消えた

キチガイ沙汰にも程がある

一足一足踏締める回廊で思考が生まれ

笑顔の中に凝縮された意味がある

『遠くへいってごらん』と囁かれて

アジアだ  ....
聖者オナンが大地に射精をしたとき

二千年先未来までの全人類が救われた

僕らは闇夜のヘビィ・ロックを揺らすことなく 

眠りに付くことが出来たわけだ

聖者オナンが大地に射精をしたと ....
ダビデの彫刻像を見たとき 

七割の日本男子が自信を持ち 和解を得たが
 
残りの日本人男性は火星攻撃を始めた

ダビデの沈黙は 僕らの沈黙

ダビデの横顔は 僕らの横顔

ダビデ ....
大瀑布に転げ落ち、息つく暇もない速度で泳がされ、
意志は僅かな空気で安堵を得る。そんな時代がやってきたようだ。
火を点けられた尻をまくる術もなく、右往左往の猿が高見から飛び降り、
蓋のない大川へ ....
おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いている 
おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いている おまえは輝いてい ....
今宵は三日月か満月か そんな事は感傷家に聞いてくれ
貴女を思い焦がれるこの心をどう始末してくれる

ただ俺は貴女に逢い その身包みを剥がし 身体を重ね 
貴女の生の声を聞きたいだけなのだ  ....
身から出た錆を舐め、血の味を知る
路上に浮かぶ陽炎と蜃気楼
鋼鉄を纏った人々と八畳間の唯我帝王
冷め濡れに笑っている・・・

汚れ知らぬ糞どもと頽廃思想にブラボー
血の流を求める ....
穢土(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
【雨】自由詩008/7/1 22:24
【射精】自由詩108/7/1 22:06
【好日】自由詩008/7/1 12:07
【リンガ応報ヨニヨニ】※仏教二部作の一作目自由詩207/1/28 13:37
【喰う即ゼクス】※仏教二部作の二品目自由詩207/1/28 13:26
【母海】自由詩2*07/1/17 2:19
【窓辺】自由詩2*07/1/8 3:04
【夏】自由詩1*07/1/8 2:52
【糧】自由詩4*07/1/4 22:39
【光煙】自由詩1*07/1/4 22:31
【聖者の行進】自由詩2*07/1/4 13:29
【ダビデの星】自由詩0*07/1/3 21:39
【道化】自由詩1*07/1/3 21:24
【由紀子】自由詩1*07/1/3 1:36
【犬一途】自由詩3*07/1/2 21:32
【祈り】自由詩3*07/1/2 19:04

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