どこまでも高く
伸ばした指先に触れる
刹那の瞬きは
永遠に似ている

掌から足の先まで
私の小さな宇宙を
射抜くには余りある
輝きの奔流を一身に受け

まだ見ぬその向こう側へと
 ....
小学生の頃
春の小風の中にふわふわと漂う
ケサラン パサランを見つけた
うさぎのしっぽのような丸い格好をして
まっくろくろすけが
まっしろしろすけに塗り替えたのかと思った
ぼくは
逃げら ....
朝によわい
僕はいつも
ふとんにくるまって
猫のようにまるまってる
毛布のぬくさは優しくて
そとの寒さは冷え性には少し厳しい
ささやかなしあわせとは
こういうことなのかもしれない

 ....
ありふれた都会には

ありふれた光景しかなくて

ありふれた電飾の無機質な灯りが

ありふれたこの街の夜を彩っている

そのありふれた星のない夜空を見上げながら

私は

いつ ....
久しぶりに雪が降った
今年の冬はどうも暖冬らしく
例年東京にお裾分けしてあげたいほどに
雪が降り積もるこの街でも
道肌が少し顔を出して
季節は何だか雪融けの頃のよう

道行く人たちは
 ....
眠れない夜は永い

幼い日のぼくは
またあの夜も物思いに耽る

取留めもなく溢れ出る
イメージとイメージ
その断片を渡っていると
ふとしたはずみで
不思議な世界へと迷い込む

心 ....
どうして夢の中でも走れないんだろう

いつも足がもつれてしまう

あれってほんとに歯痒いよね

せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
雨が降ると
紫陽花の咲くあの場所を思い出す
カタツムリは今日も
葉っぱに隠れて雨宿りをしているのかな

高校生の頃
雨が降った日には
よく二人で放課後の音楽室で時間をつぶした
君の奏で ....
まね、まね、まね

昨日の私は誰かを映し

まね、まね、まね

今日の私も誰かを映す

まね、まね、まね

そして、私は明日も誰かを映すだろう
さぁ、起きて

いつまで眠るつもりなの? 


 孤独の海 私はひとり夜明けを待つ


目覚めたくないの?

ならばそのまま眠るがいい
 

 暗い部屋 アナタはそうして閉じ ....
さぁ、起きて

光の中へ出ておいで

怖がらずに眸を開けてみよう

きっと素晴らしい朝が迎えてくれるから


“オハヨウ”


僕は夜明けを待っていた

キミが目覚める前か ....
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タイトル カテゴリ Point 日付
スターライト自由詩1*15/6/7 5:51
「ケサラン パサラン」自由詩10*07/2/11 19:11
「朝」自由詩4*07/2/5 16:19
ありふれたいつものこと自由詩3*07/1/29 18:40
「氷上のアーティスト」自由詩5*07/1/7 5:54
「哲学の夜」自由詩5*06/12/24 5:30
「不器用な足」自由詩4*06/12/20 15:35
「雨」自由詩13*06/12/14 23:33
フェイク自由詩3*06/12/12 12:32
「アナタの中の私」自由詩3*06/12/11 3:03
「Good Morning,World」自由詩3*06/12/10 16:29

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