夕焼けから落ちてきた石が
大事にしまいこまれていたんだっけ
冷たい生地の
手を当てた胸元あたり
そのままくるんでしまって
ボクはまっさらに消えた大事さ ....
髪に落ち葉、遠い春、陽のある君、微かにさらす肌、冬よ優しくと
あなたの手ある大丈夫、足音の数だけ木漏れ日うまれ
てのひら ....
夕暮れ、
窓から
やよいがシャボン玉を吹くと
リーマンや客引きやパチ屋が足をとめて
時々この辺をうろついているドラ猫みたいな顔した「上海ラバー」のママと
自分 ....
鶯が
桜に色を
わたしています
今日は雨
あなたは
静かに
そういいます
書きかけの手紙
まだ、
ポストへ
出せずにいます
花びらは
雨を乗せて ....
手紙には
雪が入っていた
罫を
さいごに
ひらいていた
手元
静かに
遠回りして
指さえ
透けそう
心、きれそうな
ひとつっきり
....
あしもとの
そこかしこをみわたす
鳩に
私は
いったいぜんたいを
みつくろって
千切って
やる
くるぽー くるる くっくるる
いつだって
傷つくものは
二 ....
黄昏だけを掻き抱いたんだ
わかってもらえるかな
あなたがむかしひいてたアイライン
その色を選んだのと同じ理由
この気持ち
それを伝えたくて
「空は太陽を愛して、そ ....
夜の畑が教えてくれる物語
聞き終えて悲しんだら
両手を上げて降参しよう
ゆっくり
そっと
手を上にさしだして
飛びまわることに疲れてしまった、
まどろむ紋白蝶に手をの ....
賢しい男であった試しはなく
理性と欲望の区別すらつかなく
1、2、3、4、
千鳥足
認識
認識
この通り
無知の極みはその通り
5、6、7、8、
目も ....
姿勢正しくおすわりする
椅子がたてる悲鳴
僕らの部屋の空気を汚す
一生懸命窓の掃除をしてる君を眺めてる
黴まみれの窓
灰色の壁に白いチョークで描いただけの窓
そ ....
tiki
(10)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
軽くなって
自由詩
1*
13/2/4 23:20
髪に落ち葉、遠い春、陽のある君、微かにさらす肌、冬よ優しくと
自由詩
0*
10/12/19 23:07
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと
自由詩
4*
09/9/11 4:39
葉桜
自由詩
17*
07/4/14 2:51
消印
自由詩
4*
07/1/15 16:20
大嘘のおおよそ
自由詩
1*
06/11/25 10:46
真夜中の電話
自由詩
14*
06/11/10 12:59
収穫
自由詩
3*
06/11/2 21:25
今朝未明、路上に。
自由詩
1*
06/10/31 12:37
Choke
自由詩
7*
06/10/27 13:02
0.13sec.