煙草が、じりじりと、音を立てて、燃える。

確実に少しずつ、煙草は短くなる。

それを眺めている瞬間も、確実に時間は流れ、

社会は、わたしの居ないところで、動いている。


煙草が ....
繋いだ手は暖かく、
手を離すのは忍びなく、
ただ、その温かさだけを頼りに、
ずっと傍に居続けてきた。
潮時かもしれないと何度も思い、
離れてしまえば楽になれるのかもしれないと悩み、
けれど ....
期待して、裏切られてを繰り返してきた人生だった。

それでもまた、期待してしまう。

幸せな日々を。笑い続けられる将来を。
もう、だめかもしれない。

でももう少しがんばってみよう。


人生は、

登山に少し似ている。

きっと、その先には、

素晴らしい景色が待っていると、

期待して、また少 ....
生まれ変わったら、

猫になりたい。

生まれ変わったら、

あの人の兄弟になりたい。

あの人と、猫として、穏やかに暮らしたい。

今は会えないけど、その日まで、さようなら。
あなたがいると
この上ないほど幸せで
自分が「幸せ」だということを実感する


あなたがいないと
この上ないほど不安で
もう会うのをやめようかと思ったりもする


それでも「幸せ」 ....
叫びたい。
大声を張り上げたい。

いつまでも同じ妄想を。

会社のベランダでわたしは撃たれる。
そんな妄想ばかりを。

いつまでそんな妄想を。

感情が、

ガラスのコップの ....
ひだりての

おやゆびの

あかいあと

ふたつある

なんだろう

ふりかえる

おもいだす

ふときづく

あのよるに

そういえば

おしあてた

た ....
東京は 乗り換える駅が多すぎて
どれに乗ればいいのか
わからず 只 途方に暮れる
此処に居る 意味すらもはや見出せず
ただ日々を 消化するのみ

嗚呼 故郷の風景は
目を瞑ると浮かびはするも
もはや私を呼んではいない
私の戻る場所ではない

何処へ行けばいいのか
 ....
無い。

あるべきものが無い。
あのときあったはずのものが、
何処を探しても見当たらない。

涙は枯れた。
探すことももうやめた。

ただ少し、
心象に浸ることがあるだけだ。

 ....
「ただの人」に成り下がった 自分には
あの日放った金色の光は もはやなく
鈍色の影を身に纏っている

わたしは「ただの人」ではなかった

そう、何度も、何度も、何度も、何度も、

床に ....
薄れゆく意識の中で
僅かに残る 
笑顔
此れはいつの風景か
記憶を辿る力はなく
ただその笑顔が
ストロボの光と共に
蘇る
今日という日が終わり
あの日がまた少し
 ....
思うより谷は深く
思うほど力なく
痛む足を引きずり
行く意味はあるのかと
その先に待つものもまた
深い谷ではないのかと
ただ立ち尽くし
時だけが過ぎる

怯む足は 本 ....
今は只 虚無感で一杯です
今は只 絶望で一杯です
一度掴んだ手を離すことは
罪悪感に苛まれたりはしないのでしょうか

止め処なく流るる涙を
訳も無く流るる涙を
汲み取ってくれ ....
何も考えられません
何もわかりません
何もしたくありません
何も思い出せません

きっと私は健全で
きっと世間は穏やかで

何も考えずとも
生きられるからなのですが
 ....
燕(ツバメ)(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
煙草自由詩208/6/26 16:15
葛藤自由詩208/4/29 3:22
期待自由詩008/4/19 19:53
人生自由詩108/4/18 1:08
生まれ変わったら自由詩508/4/16 4:12
安定は、幸せか自由詩108/4/11 0:47
妄想自由詩108/3/31 22:28
あかいあと自由詩008/3/26 1:11
都会自由詩108/3/25 7:26
惰性で過ごす毎日自由詩108/3/24 22:31
無常に自由詩008/3/23 4:59
月夜自由詩108/3/22 11:30
遠のく意識自由詩1*06/2/22 15:15
自由詩1*06/2/22 14:57
黒い泉自由詩6*06/2/12 12:26
絨毯自由詩4*06/2/11 15:21

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