「普通」が麻痺した

時間は減っていくものじゃない と知った

私は 素直に横になった

疲れていたと 知った



「普通」が麻痺した

「普通」が暴れなくなった

 ....
泣くことが 一つもありません
でも、全部 泣ける気がします

嘆くことも 一つもありません
でも、全部 嘆ける気がします

笑うことも 一つもありません
でも、今すぐ 笑える気がします
 ....
悲しいわ…。
興ざめかしら?

あなたは愉快そう 「みんなのところへおいでよ」
あなたに関係ないでしょ
あなたと私は別物
それでも私は悲しむかもしれない
別物だと言いながら その言葉の側 ....
全て奪われたわけでもなく

全てが嫌いなわけでもなく

かといって全てを愛しているというわけでもなく

何もないわけでもなく

年老いているというわけでもない



なのにひと ....
ソラ と 言う




ソラ と ただ

ソラ と 言う

ソラ と 空を 呼ぶ

それだけ

意味はない


ソラ ソラ ソー



君 の 名を

君 と 呼ぶ

君 の 名を ....
開いてる籠から
出られないでいる
足りないフリして
求め続けてる

優しい誘惑
一度堕ちたとき
すべてが怖くて
ドアをそっと閉めた


分かりやすく
愛して欲しい
複雑に
 ....
ねぇ分かる?
あなたの隣で
メールを打ってる娘

ダルそうね
肘なんかついて

あなたは
またメールかとうんざりするの

と思ったら何か自分の非を探したり

友達とか彼氏といる ....
あなた、ずいぶん変な格好をしてるのね




色のついたメガネを

外してよ


私に障らないようにはめた手袋なんて

取ってよ

大丈夫、私壊れないから



 ....
「風が吹かないんだ」

笑っちゃうわ

ふーって吹けばいいでしょ
吹かせばいいでしょ

何を待っているのよ




「つまり、月が出ないってことなんだ」

可笑しいのね
 ....
素敵な夢を見たの

あなたが私の隣に座ってね

もっと私の近くに何度も座りなおしてね

左腕に、すりすりってしてくるの

そうしながら恥ずかしそうに

世間話をしているのよ

 ....
たくさんの
思いや
願いや
祈りを


私はちゃんと受け取れていますか


あなたはちゃんと受け取れていますか


受け取らずに
押しつけるとか

受け取ったまま
 ....
むかし何度も見返した絵本を
今日も開いた

すき とは何かしら




買った腕時計を叩き付けた

すき とは何かしら



パパがタバコを吸うの

すき とは何か ....
期待に胸を膨らませて
それを抑えながら
…抑えることが嬉しいって具合に
呼び鈴を鳴らすのね

ちょっと歩こうかって
まるで車に何かが充満するのを
恐れるみたいに外へ出て
髪をちょっと触 ....
当たり前の衣食住
当たり前であろうと
みんな必死だね


嘘みたいなセレブたち
嘘みたいであろうと
みんな必死だね


ヤクザ役の役者たち
ヤクザ風であろうと
みんな必死だね
 ....
私はあなたに

私の夢を見せてしまうのが

怖い

夢を見ないで

私を見て
笑えというのなら
笑いますけど

泣けといわれても
泣けません

笑うのなら簡単なんです
いつも辛いとき
私は鏡に向かって
よく笑いかけました

「ほらね、笑える。だから大丈夫」 ....
僕はまるで
息をしていないようなんだ

自分の窓を締め切って
泡一つだそうとしない

呼吸をするとパニックになって
溺れてしんでしまいそうになるんだ



僕はまるで
息をして ....
もしも
私が岩だったら
一生に一度の冒険で山からふもとへと転がってみせます

もしも
私が花だったら
南の国でブーケになります

もしも
私がミジンコだったら
すけすけのお洋服を着 ....
「何で眼鏡かけないの?」

と聞かれたので
『目が2ミリくらい一回り小さく見えちゃうから』
とか
『コンタクト恐怖症なの』

とは答えずに

ちょっと詩的なことが言ってみたくなっ ....
つぼみのままだった花が
開いて
背伸びした

鈴として
花びらは
柔らかく

風とお話

限りなく命論ずる人々
もう誰が最初か分からない争い
たった一人の
たった一瞬の
心 ....
小雨の降る
窓の外で
葉っぱが踊る

明日は雫
見せてほしい
その両手で

久しく会っていない
お日様
あーあ
あなたは元気かなぁ

ぐんと伸びたい
この雨の中
見上げる ....
汚い過去と
綺麗な思い出と
まばゆい明日を
みつ編みにしてく

終わりなき夢 叫ぶ声
たとえ見つからないままでも

笑うあなたを
憎めはしない
願うとしたら
空に踊るわ

見 ....
涙流しながら

雲は
星にも空にもなれずに

僕と一体化する


僕は海を見た

とても静かな海

山も

羊も見た


そしてあなたを見た

ちぎれながら

 ....
肩落として服でも選んでいるとき
迷信信じて 鏡割れぬとき

また私は 誰かの目線を頼ろうと
あふれる色の声を かき混ぜて

バケツを逆さにして
私の時間が止まる
居留守のドアと
逆さ ....
ちっぽけな頭のどこかで
白黒の映像や写真の時代は
その時代全部が白黒なんだと思っていた

だから火蛍の墓を観た時に
少し違和感があった

笑い声
泣き声
みんな飛行機の音に消えた
 ....
遠い記憶で
ワルツでも踊れば
指先は花びらになり
背筋も伸びて
私は異国のお人形のよう

舞台眺める
祖母や祖父 踊れば
舞台では花びらそよぎ
ため息漏れて
心は異国のお姫様のよう ....
こんな夜に
どこまで出かけましょう

どこかしんみりと
人の痛みの分かるこの夜


あの日のように
私がどこかで泣いているのなら

その子を今夜
励ましてあげたい。


こ ....
苦しいことを
思い出した
あのころよりは
痛まなかった

忘れてもいい
そう許せば
自分の世界
守れるだろう

待ちきれない明日に焦っても
腑に落ちない理屈を並べても

スロ ....
弱さは月の裏に隠れた瞬きで

雲の頂点にさえ届かない結末の歌で

流しましょう


世界の果てまで
君の視る景色と
手のひら合わせて
君の言う芸術の
世界を覗くよ

果てない空と
続く道 曲がり道
背中支える
君の手にこみ上げる

君の世界
明日も教えて
来週も
何年後も
 ....
ANN(47)
タイトル カテゴリ Point 日付
「普通」が麻痺した自由詩408/10/28 0:14
自由詩008/10/27 23:26
ヒュンと飛ぶ自由詩1*08/10/18 23:07
表現自由詩207/9/30 19:26
空の名自由詩207/4/11 1:05
宙滞自由詩6*07/1/23 17:08
ある娘自由詩107/1/13 2:00
自信亡き彼自由詩4*06/12/1 0:39
つれない君自由詩2*06/11/20 17:53
あのね自由詩1*06/11/19 0:54
円々自由詩1*06/11/17 2:52
すき自由詩1*06/11/15 16:53
散歩自由詩306/11/9 2:39
役目自由詩106/10/9 1:56
自由詩4*06/9/10 17:44
笑えというのなら自由詩1*06/9/3 19:02
くうきのさかな自由詩2*06/8/26 13:58
もしもし自由詩2*06/8/25 21:42
ありのまま自由詩6*06/8/17 22:04
無題の日記帳自由詩3*06/8/16 1:35
明日を想うと自由詩106/8/12 23:21
願うとしたら自由詩406/8/4 17:37
ぼ くも自由詩3*06/7/28 0:48
ペンキ自由詩206/7/15 23:43
飛行機飛んで行く自由詩406/7/8 22:28
ワルツ自由詩206/7/3 0:04
こんな夜自由詩5*06/6/29 1:56
スローライフ自由詩206/6/25 23:34
序章自由詩106/5/30 19:37
君の世界自由詩306/5/23 0:15

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