音を求めたい
乾いた喉を潤す様に
音を求めたい
でも、音は溢れかえってて
一瞬の静寂じゃ足りなくて
音を掴みたい
形が分かる程しっかりと
音を掴みたい
でも、色んな音と絡み ....
デカシャモ周るよ
クルクルと
茶色い図体持ち上げて
小屋の周りを はい一周
今日は元気に もう一周?
デカシャモ食べるよ
ツンツンと
キャベツが千切れず あら苦戦
だから千切って ....
天変地異の空の下
流れる雲は何ぞやと
窓の中を覗き込み
笑う赤子を噛み砕く
昇る朝日は
何時もの様に
鴛眺めて苦笑い
可愛いあの子は
何時も一人で
人が恋しと
人を喰う
....
風の世は何処へと流れ行くのか
時には清々しく
時には複雑に
休む事無く流れ続ける
流るるは欲望
平和への欲望
得る事で満たされる
金への欲望
風の世は何処へと流れ行くのか
時 ....
時と時との狭間には
置き去りにされているものがある
心と心の狭間には
忘れられているものがある
絆と絆の狭間には
隠れているものがある
希望と希望の狭間には
空けてはならない ....
冷たい朝日
蠢く空気
目蓋を閉じ
血を透かし
腕を被せ
闇を抱く
鋭い秒針
溢れる血
体を起こし
身を清め
心の朝日が
闇に咲く
遠くに大きな影が見える
何色の影だろうか
黒くは無い
白くも無い
揺らめきながら
不思議な色に輝き
手招きをしている様に見える
耳鳴りがする
聞いているうちに
それが言葉である事 ....
いくら キレイな言葉で飾っても
嘘は嘘
どんなに キタナい言葉で責めても
{ルビ真=マコト}は真
見分けれず ゼンヒテイの自分は
正義か悪か
最後の二枚 ドチラを出 ....
夜、仕事の帰りに川沿いにある歩道へと足を向けた。
右には車の通る大きな橋が見え、
左には山を背に高架線が見える。
その歩道へ降りる階段の中腹で足を止め、
腰を下ろした。
山から吹き降 ....
信ずること無かれ
貴方のその手は{ルビ虚偽=きょぎ}を掴み
その身を{ルビ醜=みにく}く染めるだろう
頼ること無かれ
貴方のその手は{ルビ虚実=きょじつ}を掴み
その身を{ルビ酷 ....
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