ずっと嘘をついていたから
あなたの眉毛だけを
よく覚えている
あなたの目を
ちゃんと見れなくて
眉毛ばかりを見ていた
わたしは眉毛虫
いつか蝶々になると
ずっと嘘をついていた
「踏み間違いとか
ながら運転とかを防ぐには
マニュアル車限定免許しかないだろう」
「そうだな」
「文明というのは
人間生活を良くしながら
人間生活を破壊していくものさ
飛行 ....
悪い結果を予想するのは
予想が当たるという良い結果で
悪い結果を打ち消したいと
思っているからだ
ネガティブな人間なんて
いないんだよ
「昭和の日本車は
フェンダーミラーが似合うよな
前髪ハラリみたいでさ」
「そうだね
ドアミラーにすると
坊主頭みたいに見えるよな」
「その時代、その時代の
ファッションなんだね ....
左曲がりだけで
目的地に着けるでしょうか
右に進行方向を変えたいなら
左を2回曲がって直進すればいい
人生もなんとかなるものだ
999の純度の人が
666の悪魔になる
666に突然反転するのではない
333の希望を失ってた果てのことだ
999のピュアさを保つのは困難だから
666になる前に希望を取り戻そうと
....
あいつは
バカに秀でた天才なんだ
あの人は
凡人に徹した天才なんだ
だから勝てる訳がない
先生、それならどうして
教科書にそれが
記載されていないのですか?
いいかみんな
歴史の教科書というのは
歴史の許可書なんだ
歴史の記述は
その時の権力者の
思惑に沿って許可さ ....
百貨店にあるものは
なくても困らないもの
コンビニにあるものは
ないと困るもの
百均にあるものは
あっても困らないもの
わたしにあるものは
あっても困らないもの
一人ぼっちになって
悲しくて辛くて心が
マイナーチェンジ
一人ぼっちに沁みる
あなたの振る舞いで
マイナーチェンジ
一人ぼっちの誕生日
プラス一歳の
マイナーチェンジ
一 ....
「なぁ、のどにチョップしながら
我々は宇宙人であるって言ってみて」
「いやだ、我々は宇宙人ではない
あぁでも、我々は地球人でもない
平気で地球上を核攻撃できるから」
「なぁ、我々は ....
いいですかみなさん
人間はフリーハンドで
直線を描けないのです
人間には定規がないとだめなんです
それが法律というものです
いいですかみなさん
その定規がへこんでいたり
曲がっていて ....
ドラマは
幸せな終わりかたで
幸せが始まるところで終わった
わたしは
幸せな終わりかたで
ドラマに浸った幸せが終わった
幸せな終わりかたで
幸せが終わりなのだ
人に注意すると殺される
注意したほうが悪いと言われる
人に注意されないから殺した
注意しないのも悪いと言われる
一人ぼっちにしておいて
一人きりで生きるのを邪魔した
社会のほうが悪 ....
中学生の息子が
心が折れたと言った
心という文字を
折り紙で折って見せた
一緒に大笑いしたが
心を折りたくなる
ことがあったんだと
心に折りたたんだ
「ねぇ、だから、顔って裸なのよ」
「そうだね」
「顔にも下着があったらいいなぁ
下着付けて化粧完了って」
「そうだね、大変だものね」
「ねぇ、もう、寝坊してどうしようもない時
その ....
職場の会議で
白板にコメントを書いていた
物語と伝えるべきことを
コンパクトにまとめて
人を動かすもの
これって詩だと思った
詩のウイルスは
こうして生き延びていた
心が乾 ....
届くとわかっているものしか
届けていないのでさびしいですと
簡易書留を届けたポストマンが話した
インターネットが普及する前は
メールと言えば郵便物だった
ポストマンを見かける度に
ドキ ....
生地が破れたジーンズが
格好いいのだから
夢が破れた背中ても
格好いいのかも
ただどちらも履きこなした
ダメージであること
雨にも任せ
風にも任せ
雪にも夏の暑さにも任せても
大丈夫なカラダを持ち
画策はなく
決してイケてなく
いつも静かに解っている
嵌められもせず
首にもされず
いつも静かに混ざって ....
縄文人は思った
舗装した道路で
なぜ靴が必要なんだ
弥生人は思った
食べきれない量を作って
捨てる意味がわからない
侍は思った
携帯電話は武器なのに
なぜ訓練しないんだ
....
SNSで中継される
それがノンフェクションか
フェクションなのかは判らない
本屋さんには
ノンフェクションもフェクションも
同じように並んでいる
それと同じだと思えばいい
可愛い ....
目を閉じたら暗くなるのではなく
目はまぶたの裏の闇を見ているのだ
耳を塞いで聞こえないのではなく
耳は手のひらの音を聞いているのだ
僕らのスイッチはずっと入っている
月は新月で消えたり
満ちたり欠けたりするのは
月ではなく地球のせいだ
僕の姿勢であなたの見え方が変わる
星は都会に行けば消える
華やかさに埋もれてしまうのは
星ではなく都 ....
仕事に憧れ新入社員
仕事に馴染んで進入社員
仕事に染まる浸入社員
仕事の暗部に侵入社員
仕事を語らず神妙社員
仕事を片付け辛抱社員
信じるものはすぐ割れる
子育てで
教えてもらうことばかり
それで自分が成長していると
思っていたが
子どもが自分を理解する親に
育てていたのだ
子育てに成功も失敗もないと
言っていた
父の横顔を思い出す
ネットカフェ難民となっても
生きることができる日本
でも電気がないと
さまよう日本
衣食住から
衣食電の時代に変わったのだ
お金も心も電気で通う
写真や文書も電気だ
人が安心できる ....
いい写真を撮るのではなく
いい写真を探す時代なのだ
フィルムカメラの時代は
一枚を写すのに時間と知恵をかけて
自分の芸術を探していた
デジタルカメラの時代は
大量に写して選ぶのに時間を ....
毎日をスマホで撮影する
それをSNSに掲載するから
ボクは日刊写メラマン
だけど、SNSに掲載すると
あとで、その日の出来事や写真を
思い出せなくなるんだよね
カッコよく言うと
....
NIZZANブランドって
NISSANブランドのパクリみたいだな
仕事の道具を載せる自動車じゃなくて
仕事を軌道に乗せる自働者を提供しますと
なるほど
残業時間だけ仕事を請負うのか
....
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