文書に秘蔵する気炎など、
契った小山に盛り付けた。
偉いことなのでした
なくなりかけたものでした
豪いことなのでした
なくなりかけたことでした
かなしいだけの ....
ひとつ
までのみちの
私達の針は
玻璃は
梁は
鋭く隊列を汲み
酌みだし
あいだを
深くながく
とおし
おもいきずの
くいあらし ....
空き箱に仕舞い込む影がちらつく
ガウンを追いかける
わたしと長い髪
暗示だけ逃げ出してしまったから
シーツもギブスもゼンマイも
鯨野原の大通りから逸れた巾着から
七曲りの空中散歩の ....
ひとつひとつ綺麗に刈り取られた満月の
黄金色の 子のキミの
花も実もない雑草の名など
どうでもいいことだけれども
そのあたまだけ齧り、
すこし頂けるとするならば
秋の音も、すこしは
....
事実は覆うべくもない
寄り添う人の穢れのない
後ろ姿
また急に
無条件で嘘だと思ったら
むしばまれる右も左も
シとかして
イトでむすぶひとへ
マドのところへ
なにかおおきな記憶など、 ....
ゆらりとゆるくといて。
土だらけの校内放送は 杜撰な草の上で 海水が透ける、ジャズの存在を
感情の雫と肌に当てる、光合成のただ
曲線の坂。レース間際の新しい風の中で
ボクは
....
朱天黒の篝火が爆ぜる
目眩の中で炙られる白昼夢の散弾を集めた
贄に均しい極熱、滾るような炎天のまばたき
吐出を嵌めた雪月花を、身に埋めたような心地で
のぼせ上がる四季を撫でてしまえない ....
言い聞かせてしまえ、生命の蒸発
娘がひらかれるときに、
背景を止めだてる、増便と決壊
杉の上表をとりどり成長させる、
幸福を裁く医者のふと、
しかしながら個人の、水辺の、小指から
なつ ....
片手間な翠だけが顔ぶれを合わせる
種付された回数券で、水切りを追った
一歩間を置いて、はいあがる(奔放な色彩)
泣き叫ぶよう。青花は、化粧箱へ支払われ
脳天気な威嚇が、殺風景な砂礫へと添い寝し ....
心模様は
ゆったりと落ちて
貼られた桟橋から
ガラクタが投げ出された
でっぷりとしたぬいぐるみの釦を眺める
....
玉虫色のイトクズが不揃いな 唇を噛みしめました
底しれぬ力、ガラス細工の 破れ戸の、母親みたいな
遥かに。ぶすりとした氷の前例を くるりと徹して
誰の目にも止まらない、無垢に生死を縫い付けられる ....
{ルビ霙=みぞれ}、これは意識があった
スケープゴートの産卵を一瞬
競い合うところを潜り搦め手
むず痒いもんだ。ほころびが目立っている
プライバシーも機敏な青にはやわらかな房火を点す
遠 ....
アルケミストの受難具を脱出する。切り通された結論は眩しくしなりを帯びた
星が見ている。興味本位で、飛散した風味よい感覚がベールとして
おなじように。
金砂のときを宿した ときとして釘を打 ....
つまらない端っこでむしり取る 消え入りそうなときは臨みを抱いていた
媚を含んだ目つきで毎日、真紅の略文を いわくつきを授かる銀河と入水する
熱波はうかれでる。まったく不機嫌な山間をまたぐ時期を見計 ....
<おぼつかない 伽藍とも>
からだをおり、腫れ物にお知らせ いたします
計算され尽くした豊穣を地平線が薙ぐ
ぼんやりと、カナタか ....
水琴窟がカゼノネと戯れている
白鷺に預かるオパールははじめから砕け散っていたものだからね
口惜しいが泪がそのうち、仕切り内側でそぼ降るであろう
こうして御顔を託されたのだ、
平然とした菊よ、お ....
浮かんでは消えるあやふやな封筒の
瞳孔の記述はないのだが
のりしろが若く美学を降ろしている
そして傷ついた鴉は仰せのままに糸を引く
魂はその日、カレイドスコープの天命を
写真機の前にいった ....
黄金樹海の翅を一枚、石版に結びつける喪失感は
パラソルを整地する、カラダを風が吹き抜ける
弄りこまれたモンタージュをリセットして
宝石を散りばめた お星さまにありました
誰彼時の価値を視 ....
日常の流れは緩い朝な夕な
壁に孔を拡げ 雫が吹く
濃淡の斑雪 朱と碧に菌を誑した
蝶々の足を掬う 縁取りを押して引いて
錘の中にこっそり少女を飼っています。
まだ眠りも浅い、花札ノ白夜の ....
もし仮に無色、しょげこんだ明日はまた水銀の針葉樹林の杖を振り上げ、退屈しのぎに砂透水を注いだ、忘れられたセロファンキューブの、核心と上澄み
犯し難い。糖蜜をかけたソーダ水の浮力を覗いた発色。ただ時間 ....
だからふわりと滅びる
青信号らしさを渡る人生のマトリョーシカが囁いた
もうどうにでもな~れ☆
ストライプの弾力なんて自意識過剰なギロチン
スローモーションに盗聴されたマルチビタミン
あとにな ....
待合室に金魚が咲いている、感覚を
惨殺する(業とは)きっと細くしなやかな
――クローバーに今日もひかりは降る
脈々と茂る翠に
ふらついたときめきが栄える、朦朧
とした意識は無鉄砲で意 ....
顔を喪った花が、綿埃の森に、佇むように
みどりは、ふかぶかと ひかりを踊らせていた
空はあかく、地はぬかるみ、その実は浮し
苑を画いた、蛇足は、合わせ目の左を轢いた
終焉の斎、 ....
少女たちの仙花紙は
つかれたからだで格子状にすがれていく
タマシイは夜通し泣き明かすかのような
壁掛けの『轍さえない道』
原点:知識は底なしに、木の股から生え
憶測: ....
「わたしたちは、そこに いきる」
一山越す、肺
木の葉のそこに
片手をかける(上り詰める、マデ)
契りをむすんで
あと少しの灰
しょんべんくさいコトバに裏はないか
ともすればコバ ....
未完成のキャンバスにまたクローゼットを描きあげる
フェミニストの、この一方通行の
吹雪を焚きつける、ハイライトは
自暴自棄のシンボルでまなざす、まっすぐに 酸性雨と膝枕を、
ところで 焦がして ....
わたしにみとめられる くさきのソコ
適正を欠く まどろみにかける
朝露の 逃亡するソノ
敵前を
見開かれたあおばの 濡れた
ひとさしゆびが
売り出された あたりの
よく
いきて
....
ガラス製の 液体
できたひかりを 流浪の民と
読む
わたしが、
ありふれ すすける果実を
芝居、と呼ぶならば
雪だるまに捧げる ピアノからの、シ
残留した 満開のアバカン ....
流行の作用が強い幽囚の錆びたスマイルを
ボイル仕込の平行四辺形の紙切れいちまいに浸す
足の向くまま気の向くままに しかし思うように動かない
雪を掻くようなバカンスを投げつけ見下げ果てる
....
【画面上に重なる夢とは?】
AとBの折れ線グラフ、盲!妄!
:心臓がまた強く→なった。
・この増水によって干からびた
覗いた「囚われない」眩しいほどの快晴が無表情に紛れてる
おとことお ....
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