そうだね
おめでとうといわれても
ありがとうというべきじゃない
かもしれない
そんなゲームをやってるみたい
真っ白に降り積もる雪が
身体中から
熱を奪って行く
頭のてっぺんから ....
とつぜんですが、
狂ってしまったんだ
人生の歯車
その人にあってしまい
その夜を境に
とも言えるけど、
本当に狂いだしたのかな?
人生の歯車
それ
わかんないよね ....
ああ、できれば
わたしだってもっと若いころに
もっと感性ギスギスしていたころに
こんな風に
詩作とか
おこなっていればなあ
学校にだって
通学路にだって
いきつけの本屋にだって ....
手も足もでない
遠さを感じ
わたしは青空を見上げて
懐かしいイワシ雲を見つけた
ずーっと
見上げつづけているだけだと
わかっていたんだけど
見も知らずの人に
歌を褒められて ....
そう
のぞまれて
そう
振る舞っているわけではなく、
人工的な微笑みを
見せたくはないだけなんです
どんな
冷たい女にも
なってやるわ
だれも知らないでしょう、
他人の心の ....
神さまがほんとういらっしゃって
わたしは恋をつらぬいてもよいと
おっしゃっていただけたから
わたしは恋をつらぬきます
その神さまは
たとえばケバい女性占い師の姿をして
この目の前にあら ....
あたたかい人も、いたよ
やさしい目をしていた
責める人も、いたけど
そんなつまらないものを
書くものはバカだぞ、と
もう、いい加減にしろよ、と
圧倒的なパワーで
わたしを諦めさせ ....
あなたは、
寒かった?
あなたは
寂しかった?
あなたは
苦しかった?
過去を振り返って
こころのありかを「問おて」いるの?
じゃあ、
わたしは
そのあなたに、問うわ
....
立っている
緑の丘陵の木の下に
落ちた葉っぱが風に舞う
どこからか聴こえてくる
ギターの練習のメロディー
ほんのすこしだけ
オレンジの香りがする
どの山から舞い降りてきた ....
汚したくなる
好きだから、かな?
どうでもいいなら
思いもしない
汚したくなるのは
どうしてなんだ?
あなたのこと
綺麗って、思ってるってことだ
綺麗な、真っ白な、
ふにゃふ ....
『大嫌い」だって
言ったって
言葉だけだろ
わかんない?
嘘つかれてもわからないのは
けっこう真面目に好きだからかも?
ただ純粋にまっすぐに
歩けるわけなどないからね
帽子のツ ....
ふねのかたちをした
古い水族館で
ため息が水槽を
曇らせるのを
みたわ
長い魚、丸い魚、群れる魚、ぼっちの魚、
人が知ってる
ありとあらゆる
地球の魚が
目を丸くして
泳い ....
つまらないんだよ
なにを言うつもり?
言い訳しないのね
つまらないんだよ
悪魔が作ったみたいな
ラビリンスに迷い込んで
心の外側から削り取られてゆき
私にはなにも残らないんだよ
....
わたしの道はどこまでつづくか
知らない
似ている
女の人の道なら
見えるかもしれない
それが
恋の道なら
良く見えるのかなあ
わたしの恋の道は
ダメだったから
せめ ....
万が一、
この貴方への想いが熱をうしない
わたしの心が疲れ果ててしまい
手をつなぐ掌さえ、
気色悪いからと、
イヤになってしまっても
それでも貴方からは、
貴方はわたしを
けっ ....
ハッピーエンドなんて、知らない
いままでみたことだけしかない
バッドエンドだって、知らない
いままでみたことだけしかない
だってわたし、まだ、なにも終わってないもの
....
ほんとうなら、あの夜は
晴れて、きれいに星が見えるはずだった
それで、ほんのりと酔っぱらって
ふたりむかしみたいに、仲良くなれるはずだった
けれど降った雨を
うらんでなんかいない
傘を ....
嘘みたいに、雨が降って
天気予報は、当たったのに
それだから、だれも喜ばない
嘘みたいに、雨が降ったから
嘘みたいに降った
雨を
傘で防げきれないように
嘘みたいな彼にもらった
希 ....
帰ってしまった貴方の影が
月光射し込む路地にいる気がします
わたしを見ていてくれているのでしょうか
添えない怨みを貼り付けて
悲しい眼をしたわたしの顔を
じっと見ていてくれていま ....
振り返ればふと懐かしい
貴方に初めて出会ったあの海
少し照れながら話しかけてきたのは
貴方じゃなくって友達のほうだったね
ええすごく覚えてる
あの浜辺で砕けて言えばナンパされ ....
泣きじゃくり
投げつけた言葉が
貴方になにか傷をつけられたのか
わたしはこの涙を
貴方にみられたくはない
歪んだ顔で目を瞑っているこの泣き顔を
髪をやさしいてのひらで
梳くよ ....
恋が浮かんでいるのを
あたしはジ~ッと
睨みつけていた
恋が、ふわわわ、と
ほんとうの意味なんて知らないけど
モノマネをして
ふわわわ、と微笑んでいるのを
あたしは
あたし ....
月にむかって
すこしだけ、声をかけている
さっきまでいっしょだった彼のこと
すこしだけ、尋ねてみてもいい?
いまの彼って、どんな顔してる?
私みたいな幸せを
噛みしめた顔してい ....
駅の、白いホームに
ひとつの別れがあって
あなたのわらい声が
おだやかなかなしみをよぶ
目を合わせられない
愚かしい私のことを
あなたはいつもより優しく
慰めてくれている
....
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