センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降れば
煎じつつ爪ライ麦のフレーバー
赤色灯滲む父の引かれていく
センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降りゃ
私は帰ることが出来るらしい
進む一歩 ....
よもやまよもやま
そふえみだれつ
ちのまたちのまた
ゆれつほふれつ
しゅくじょの
まつのよ
はなさきやあれ
あれさきやはれ
ないしょのおくの
もずはちまん
よもやまゆやま
あさら ....
花つぶら
笑顔が揺れる

あの音が
こころを
落ちつかせ

少し肌寒い
夕暮れ

わたしは
めがねをはずし
そこに座る

遠くに見える
水色の雪の珠

ふんわり
丸 ....
カチコチカチコチ
時計の音
カチコチカチコチ
私は男で
カチコチカチコチ
遠くで眠れないあなたは女で
カチコチカチコチ
カチコチカチコチ
時限爆弾を探す警察官たち
三条京阪の駅に
 ....
西成の夜を歩き
フラフラと飛田まで
どれくらい更けた頃か
ウイスキーの向こう
聞こえた気がする
大山のぶ代の叫び声
何処でもドヤ~
何だかなあオカマか
寝静まった動物園
小便臭いハル ....
若き族長が
人工の緑の野に立つ
戦士たちを見つめて
その唇は決意に支配されている
外は秋で人工闘技場内を
武具を持つもの走るもの
目を閉じるもの跳ねるもの
戦士たちは
やがて猛獣の群れ ....
難だろう猫の世永久
罪重なり逢った罅なのか
元々罪などなかった
何故ならば我々はいなかった
ヒトと同時に罪が生まれた
罪と同時に含羞が埋もれた
独りゆく猫と我々は
永久に交わることはない
『遊ぶ金欲しさに』+『身勝手極まりなく』+『快楽に溺れ』+『それは、全くの虚偽である』-『犯罪的要素』=人間。

いや、これは過言。一部の人間。
天然物
和歌山県産
近海物と
景気よく書かれた
百円引きのグレの造り
生わさびに咽せながら
辛口らしい
コップ酒を飲みながら
飛び散る湯浅醤油
グレにくっついて煩わしい
セロファン ....
通報する人
される人
大声出す人
殴る人
プロの拳に
銃器に鈍器
熱い糞便
ミニ暴動
死ぬ人
騒ぐ人
酒の勢い借りる人
火をつける人
公権力
おっさん
酔いどれ
さびしん ....
返り咲く渦巻き二つ 一つは一つを覆うように 一つが一つを守るように もしかしたらそれは愛のようで 最適化されながら酔うように 回転しながら 光を発しながら 高貴な匂いを振りまきながら ぶつかって一つに .... 上空
2000メートルの光が
秋の和毛を
優しく見せて
少年はイマジン
食欲を刺激
恋心に揺れたり
野を駆けるインパラ
層積雲の宮殿には
権力持たない
一人の王がいて
王座はいつ ....
彼女は千代紙
彼女は縮緬
そして
白磁のような

ただガブリエルが
来たりて告げる
彼女は縞馬だ

私は躊躇い
立ち止まる

私が彼女を愛して
彼女が私の精を受ければ
彼女 ....
貧しい

電気代

痩せたからだ

ため息

静かな夜も持たない

わたしたち

明日



コップ

プリズム

疼痛など
まぶしい 私おかしいのです
頭の中が

踏切のそばで
深夜
座っていたら
遮断機のカタチに
なっていたの

私の頭の中の渚は
とても愉快で
静かです

だから
ここには
絶対に
 ....
洗う
洗わない
削ぎ落とす
大事なことよと
言っていた
あの女の声か?
清めるとか
塵芥とか
埃をためないで
清潔な衛生的なはず
私たちの
新しい身体を
お互いによく見て
あ ....
ハービーハンコック
フィービーケイツ
トムトムクラブ
BONNIE PINK
ベビーメタル
宇多田ヒカル
パフューム
mihimaru GT
ちあきなおみ
岡林信康
Mr.Chil ....
長時間眠っていることが
出来なくなりました
妻の手を探ることがあります
海に出かけてみたいです
私は幸せだろうか
明日は早く起きて
六時の快速に乗るのです
鮮やかな色の苺ジャム
娘たち ....
残念ながらよこしまな動物に産まれました
いつでも笑っています
それから二十一年後
よこしまな動物を産みました流されて
白妙の砂浜で涙しました
夜の引き出しに傷を隠して
白いシーツに突っ伏し ....
あの頃島に響くアーハ
エムティーヴイとあの頃
エムティー馬とは何だ?
テイエムを冠した馬なら
ぽたたあと垂れていたよね

彼は統合失調症で
私は統合失調症では
ありません
彼は悩んで ....
90年代佐々木は消えた
全米が泣いた

00年代も
佐々木はいなかった
ニューヨークの秋

人でも殺したか?
下北沢で見たって?
逃げてるんだろ?

囁きを探せ
街から消えた
 ....
誰かの
妻ちょっと奢り
カンジンカナメ
宵のくちづけ逢われ
マッコリに酔い
星はウツクシですか?
我忘れ鶴橋の駅に
私たちは流され
カラダの温かさになる
汚れた流星群になる
山中日記焼く音
か細い煙
空に垂れる



伝わり来るのは
誰かの声でしたか

ただただ
声は赦しを乞う

長い長い

tem8744(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
願い散りそう自由詩1*17/10/12 21:28
古墳群自由詩3*17/10/12 21:17
ウォータースノー自由詩1*17/10/12 11:59
時計自由詩1*17/10/10 21:55
界隈自由詩2*17/9/30 11:26
秋の巨人たち自由詩2*17/9/30 9:33
猫世自由詩2*17/9/30 9:20
とある公式の修正法自由詩1*17/9/29 7:49
辛口自由詩1*17/9/28 21:40
いちびりの町自由詩017/9/28 21:38
霧の中の告白自由詩0*17/9/27 16:19
我々の絵本自由詩1*17/9/27 8:49
さぶらい自由詩2*17/9/27 0:51
わたしたち自由詩2*17/9/25 20:20
太陽自由詩017/9/25 20:16
甘露自由詩1*17/9/25 20:13
恥丘の果て自由詩3*17/9/24 2:00
嫌いなやつ自由詩4*17/9/24 1:53
サテュリコン自由詩3*17/9/24 1:47
青い鳥居自由詩3*17/9/22 22:15
魔法自由詩2*17/9/22 21:41
囁きを探せ自由詩017/9/22 6:07
汚れた流星群自由詩1*17/9/21 9:47
秋のカンダタ自由詩3*17/9/20 17:21

Home
0.06sec.