隣で微笑む
いつも
心を掻き毟り
時には
優しく包む様

痛みを伴うが
快感も

どうしても逃れない

死という友
形のあるものはいずれ壊れる

だから形のない君への愛は

形ない心

ゆえに壊れることなく

君の中に永遠にあり続ける
雨の中に黒い女
傘もささずに佇む

雨の中は深海のように暗く
光を飲み込んで
なにもかもを溺れさす

ソコで待つのは愛しいあなた

女は泡になる前に

揺るがぬ愛を得る為に

 ....
クサリで繋がれた恐ろしい怪物

そいつは
今か今かと解き放たれる時を待つ

とても暴力的で誰も許さない

優しさも無く あるのは憎しみ

破滅をいくことを好み
他を破滅させる

 ....
鏡を割る時
狂った時計が刻を打つ

紅く灯る火と光
揺れて揺れて 気怠い顔を照らす


忘れたはずの 愛に 囚われの心が騒ぐ

生きたい 生きていたい

紅い眼の私は 誰に癒され ....
不幸はいつでも舌舐めずりして
私を連れ去り

抜けることができない
底なし沼に落す

足掻けば足掻くほど
不幸は喜び涎を垂らす


だから
私は 身を預けて 抵抗しない

も ....
大きな傷

心に付いた傷

ふさがらないと思った
傷は
月日が癒し

今は大きなかさぶた

時々
痛んだり
痒かったりする

チクチクして
剥がしたり ....
濡れた心にあなたが触れる

揺れた心に確かな想い

もっと抱いて
もっと奪って

でも あなたは


約束なんてしないもの

許されない私は
あなたを許せない

歪 ....
殺めてしまった
かりそめに

白い首筋 揺れる乱れ髪
唇は紅く
歯には私の爪先を

這わす指先
血の色

過敏な場所は遠回り
わざとずらして
ほくそ笑む

匂う香りと崩れる ....
暗く独りの自慰行為
ため息 喘ぎ 泣いてみる

何かに動かされ 操られ
強張る笑顔に痛いモノ

乱れた衣服をボロボロに
引き裂く下着が 体を縛る

冷たい汗に溺れて 濡れたシーツ
 ....
私の中の私は泣いている
一人は嫌だと

優しい心に触れたくて
求めた身体に汚される

きたない
いたい
こわい

どれだけ傷付いても

触れた指先が忘れられない

 ....
あの日 心が痛かった
息も出来ない
考えるのもやめたい

降る雨に打たれながら
君の家の前で泣いた

もう戻ることない 時間に
掴んだ砂が こぼれてしまう

君と始めた日記
抜け ....
緩やかな幸せには戻れない
不幸の中にだけある真実

痛い 苦しい 悲しい 辛い

どれも 私には

気持ち良い 嬉しい
苦痛だけが生きてる証

おかしい?
理解不能?

私は ....
電球が一つ
ユラユラ

何も感じない身体

手足に拘束具

鼻の頭が痒い
「小人さん 掻いて下さいな」

いつもカカシのタカシが言ってた
きっと動けなくなるって

「私は好き ....
鏡越し 逆回転する時計

時間が巻き戻り

私は牢獄の中に入る

白い鉄の壁越しに
女の声が聞こえてくる

出して 出して
ここから出して

私の身体に戒めの鎖が食い込む時
 ....
嫌な時間
肌に触れる痛い口

我慢できない私の暗い穴
痛かった時が快楽に変わる頃

私は私を否定出来なくなり始める

そこに優しさなど なかったのかも
けれど 事の最後の 掌は私 ....
オンディーヌ
裏切りは許せないよ
あなたならどうする

優しい君は先に裏切る

私は鈍感だから
気付かない

事態を手遅れにしてから
始まるの

だから 答えは復讐

や ....
痛くしないで
痛くなくなるから

大声を上げないで
聞こえなくなるから

怖い顔しないで
みえなくなるから

いやだ いやだ

ゴメンナサイ

コワレルヨ
壊さないで
 ....
しくじった
ヤバイ
良しもう一回
ポチッと

今度は慎重に
ここは 罠だ 毒だ 落とし穴
一度やったから知ってる

そんなボタンであの日を
変えれたら
ナイナイ

あれっ
 ....
僕と僕らは 命をかける
君と君達が 散り際に
僕と僕らは 君と君達に
命を預け 今日を生き

マガジンの 玉の如く
次に来る順番を待つ

僕と僕らは 震える間などない
手を振る  ....
初めて知った快感に
歪んだあなたを見た私

逃れられない関係は
汚れた心を増長させる

上手い誘いは
麻痺した私に入り込む

禁忌の意味も分からずに
快感だけが私の真実

気付 ....
狭い部屋
白い壁
閉ざされたカーテン

身体に刺さるナイフ
何度も何度も
同じ所を行き戻る

リズムを持つ
汚い息が頬に当たる

早く
そしてゆっくりと

突き刺さるナイフ ....
私を愛したあなた
抱いて下さい

強く
強く

想う強さで力一杯に

私は幸せを感じるわ
ボキボキと
背骨が砕ける音を聞きながら
らしくないの一言
それだけで
私は私ではなくなった

小さな心には
とても抱えることは出来ない

心の奥に私を隠し
それでも何とか
生き抜いた

ある時
らしくある為に
私は ....
kino125(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
そばに自由詩218/6/1 22:55
壊れないモノ自由詩318/2/19 10:30
人魚姫自由詩217/10/31 13:59
化け物自由詩117/10/10 11:48
紅い誘い自由詩117/9/23 1:05
不幸自由詩117/9/20 9:03
かさぶた自由詩117/9/16 18:05
冷える心自由詩117/9/7 13:37
愛撫自由詩017/9/6 13:33
オナニー自由詩117/9/3 21:26
ふれあい自由詩217/8/31 16:14
二度と帰らぬ日々自由詩017/8/28 1:39
苦痛が故に生自由詩217/8/17 1:30
旅立ち自由詩117/8/13 14:37
壊れた人形自由詩017/8/10 13:36
抗えない関係自由詩117/8/6 8:39
心変わり自由詩017/8/4 5:59
痛手自由詩017/8/2 17:05
リセット自由詩017/8/2 2:33
スピリット自由詩117/7/31 2:15
タブー自由詩017/7/30 5:28
ナイフ自由詩017/7/28 6:05
壊して自由詩117/7/27 0:56
らしさ自由詩117/7/25 18:47

Home
0.07sec.