もう共感しなくなった年月が
物干し台にほされてる
夜になれなかったやみが
陽だまりで喘いでる
でも生きる方法なんて
なくならないのだと
笑ってる

昔言ったことのある言葉が
小川に産 ....


張りつけられた心は
鉄を含んでもいないのに
錆びるさびるサビル

錆びて凍てついた心は
剥がれる
剥がれる
根こそぎ剥がれてしまう

はがされた裏に何があるのかのぞいてみた ....
蝸牛の中身が暴露される
申し分のない肉体
ピンク色の肌身はうねりをもっている
海みたいなうねり
ずっと昔みんな海だった
その証拠に水分は我々と敵対しない
どんな乱射にも耐えうる水分
水を ....
夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
つりさげられて展示物のふり
僕は脹らんで大きくなってる
とめどなくすりつぶされているというのに
このことには驚いているよ
僕は僕になるんだね ....
曖昧に照り輝き

君は照準をなくす

人から言われた言葉で踊り

どこかしこに突入する

子供の頃は

そそのかされて褒められ

大人になってからは

どこまでも自由だ
 ....
その代わりに、
骨と対峙すると
頭蓋骨が白くなる

白は
雪の色、
鳩の色
体の中で燃える

血の色みたいな
雪が
降りしきる
錯覚・錯覚・錯覚

街角のビルの窓辺に
垂 ....
胃が痛い
胃が
僕が裏返るような気分だが
それは嘘だ
マイナスの方向に
社が立つ
いく千匹の獣が
雪の野原に立つ
彼らの顔が
雪で冷えているおぞましい
滝壺の
ひんやりとした雰囲気が好きだ
那智の滝
赤目の滝
一人でも家族でも
友人とも
訪ねた
雪が降るような冬に
滝をみた記憶はないが
秋の紅葉の中
赤に包まれて水の
はじけてゆ ....
頭の中がこんがらがっている
鬼畜という文字が毎日空中に浮かんでいる
それを根こそぎ排除したいが
私の腕は空振りする

頭の中はこんがらがっているが
その状態はいつからのものかわからない
 ....
新人さん(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
もう共感しなくなった年月自由詩5*17/5/31 21:48
降るもの 3断章自由詩3*17/5/27 12:51
見かけ倒し自由詩317/5/25 0:04
喉から出ない声自由詩3*17/5/21 23:45
君が君であるために自由詩217/5/21 1:16
その代わりに、骨と対峙する 自由詩317/5/19 22:25
イ!自由詩1*17/5/18 0:36
滝壺自由詩2*17/5/16 20:07
日々侵入する実態ではない兵たち自由詩1*17/5/15 19:40

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