顔に
 ぎっしり種を背負った向日葵は
 重そうだ
 僕はそう見えた

 あの顔がやがて
 地面に押し付けられる
 やわらかな大地に

 けれどここは
 都市だ

 焼ける ....
      夜半から雨が降ると
     坂は魂の匂いで蒸せ返る

     幾百匹のカエルの白い腹
     幾百匹の紫にふやけたミミズの肉片
     幾百匹の忘れら ....
呼無木(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
向日葵自由詩217/3/4 1:46
少年自由詩217/3/1 7:54

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