仕事終わりに 君と駅で待ち合わせ

駅の椅子に腰かけて携帯を開くと、電車に揺られているであろう君から
「疲れた。今すぐ甘いものが食べたい気分」
と連絡

考えるより先に身体が動いて ....
人身事故
線路に人が飛び込んだ
電車が遅れる
文句を垂れる人々
わざわざこんな所で死ななくともと


でも違うんだ、それは違うんだ
ここで死のうなんて、きっと思っちゃいなかったんだ
 ....
なんとなしに毎日忙しくて
毎日が満たされているような気がするとき
詩が生まれない
ペンを握って紙に向かうことがない
詩が生まれない


疲れているとき
なんとなく浮かんできた言葉が ....
『言葉を免罪符にするな、もっと尊べ。』

中学生のとき読んでいた本に出てきた一文だ。

十年たった今も、なぜか心に残っている。



そしてふとした瞬間に何度も思い出すのだ。

 ....
泥酔したいな。

一瞬たりとも正気でいたくない

虚ろでいたい

ぽやぽやしてさ。

何も考えたくないの。

なぁんて
やらないけどね

思うだけだよ
本気でだけど
笑って死ねる気がした


嗚呼、嗚呼
やっとこの日々から解放されるのだと

笑いながら死んでいくのだ


生きるために働き、働くために働き、
一体自分は何をしているのだろう ....
愛燦(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
小説の中では生きれない自由詩119/11/14 20:14
生きる希望は死自由詩218/3/27 22:41
詩が生まれるとき自由詩118/3/27 22:39
「以後、気をつけます。」自由詩117/11/30 21:16
なぁんてね。自由詩617/11/27 23:51
望み自由詩117/10/31 22:01

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