大理石の神殿の、柱
だけ
屋根がなくなってからというもの
祭壇の火
は
昇
っ
て
渇仰が昇
っ
て
重い、石
捧げて
耳を切り取って置いておくと、世界が聞こえてくるという
耳だけが震えて、
ぶるぶる震えて、
それだけを聞くこと
それしかないものを撃ちたい
なにを撃ったらいいかわからないと言いながら、いつまで経っても撃つことができない
撃つだけの弾はあるのに、撃つものがない
もしかすると弾もない
弾がなくてもどうで ....
決別せよ
もーうんざり
何も考えなくていいのなら
深く静かに眠りたい
どこかに到達したい、何かを求める私には、今がない
今を感じたい
熱烈に
どうしよもなく感じたい
こんな夜には
ラジオを聴いて
はやくきえたい
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