なんもかんも
忘れたくって
働いて働いて働いて

左人差し指が痛い
右腰が痛い
首が痛い

爪が剥がれかけ
擦り傷が増え
冷や汗が出る

女の胸がつぶれる
ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ
言わんと

その日いちんち
食べていけるだけの
金を出して

さっさと
抱いてくりゃあ
ええんよ
この世が辛くて辛くて
仕方ないから
命ごと、救ってゆく
天使という名の死神が

最後の最後の
出逢い
これ以上ない
気持ちよさ
ねえ

もう

みんな
お友だちで、いい?
大事な大事な

そろそろ

わからなく
なりそうだから
今朝も
玄関先を
掃いていると
ふうわりと入ってきた
そうか、タンポポも
もう、綿帽子なんだ
お母さん
この世で唯一無二のお母さん

わたしはおんな
おんな?

人間かと聞かれりゃ人間
女かと聞かれりゃ女

でも
自分で自分に聞いてみた

凝り固まった子宮が
どっちつ ....
ねぇ、わたし
恋をしよ?
新しい恋をしよ?

心が弾むよな
ワクワク、ドキドキな
恋を

(懲りもせず
こんなにツライノニ?)

そうだよ
だって、あなた
じっとしてられない ....
花の散る
乱れる心
かの如く

舞い上がり
吹くに任せ
跡形もなく

散れ散れ
留まることなど
想えぬのだから
傘は良い
そっと隠してくれる
面に出てくる表情(かお)を
優しく流しながら
雨音で歌いながら

いけない恋のわずかな
跳ね返りも
落ちてしまった雫が
濁っても
明日には乾くから
 ....
初めてから25年
若い頃には考えもしなかった
年令になった

想像できなかったなあ
あの頃の私なら
今の私を変な目で見てしまうだろう

過ぎた年月を経験と言い換えて
歳を比べてみたっ ....
あなたがどんな人だったかなんて
忘れたわ
知らぬそぶりで挨拶
できるのよ

都合のいい女でしょ
あなたにとっても
わたしにとっても

ずるいねって
窓の光が笑うわ
(カーテン閉め ....
あ つい なあ
ここは
外は雪でも降りそうなのに

あなたはへばりつくシャツを脱ぎ捨てた
のどが渇く 
錆びれた自販機

どいつもこいつも
熱くて べとべとで
なんて夢の塊
おお  始まる
ああ  始まった

    ふう 

おお 
家族が一番大切
その家族が減った時に
話せる心の友は居るだろうか
抱いてくれる心の恋人は居るだろうか
待っていたって出来ないから
出会った人と培っていかなければ

けれど現実は酷だ
人 ....
血は繋がっていても
ひとりひとり違う声

同じテレビ番組を観て
笑い声が重なっている

久しぶりだなあ

流し台に寄りかかって
こっそりわらう
ぷく


ぷくぅ って
ふくらむ おもちの

アツアツで
びよーんと 伸びて
早く ほら 早く千切んないと
落ちちゃうよ!って
思う

お椀の中の しあわせ

 
きらきらきら と


はらはらはら と


落ちる前に とけて
さあ 朝だよ
どっちにしたって
大罪
嫉妬だなんて笑わされる
ああ
小さい 小さい!
恋して
愛して

愛していても
恋もして

哀しみや情けなさや悔しさに
地団駄踏んでいる
ひとつひとつの キスに
その時々の 思いを込めて
少しずつ 贈ってゆけば

届くかしら
そうね
何も聞かないで
終わりにするわ

だって
ほんの小さな誤解からの
すれ違いだったとしても
もう戻れないし

きっとずっと
恋をして生きていくことに
なりそうだから

 ....
数えて

指折り数えて
たどり着く

あなた だなんて
極上の微笑みをあなたにあげる辛くったっ
て悔しくったって髭を剃れないでいるあな
たが眼鏡を外したあなたが大好きなのに変
わりはないから知らぬふりの極上の笑顔を
どうして

次の日と
もう一日だけ
ライン
会いたいと

ああそうか
そういうことか
嫌だけれど
気づく

彼の主張
彼のやり方
わかってるよ
でも 暖簾じゃない

 ....
誰を

待つ
待つ と言って

だれを まつ

何処まで

行く
行く と言って

どこまで いく

だれと どこまで
このなみだは 罪の量だけ
この苦しみは 欲の深さ分
終らないのは 此処が地獄 だから
ある朝、大好き?と聞かれて
大好きだよ、と答えて
お別れしました

ある晩、大嫌いって叫んで
何度も何度も
心で叫んで

忘れられないでいます
疑いだしたら
もうだめだだめだだめだ

血の涙でも流れてくれれば
我が身も洗われるだろうに
精一杯
精一杯の、やさしさ
精一杯の、愛情
精一杯の、        (嫉妬)
特別に
なにかをしてもらったことなど
ない

だから
束縛など されない
だから
私の意思は自由

じゆう

悲しいくらい ジユウ
中原純乃(84)
タイトル カテゴリ Point 日付
もう自由詩5*15/9/6 0:22
悪女自由詩0*15/7/6 0:13
たすく自由詩2*15/7/6 0:05
時間自由詩2*15/5/18 10:59
おはよう自由詩2*15/5/11 6:53
わたしは自由詩1*15/4/28 21:03
むずむず自由詩4*15/4/17 8:18
花の散る自由詩3*15/4/10 16:24
雨の日自由詩1*15/4/10 16:23
こんなセックスも良いんじゃないかな自由詩5*15/3/17 19:14
関係自由詩2*15/3/8 14:03
スタジオ自由詩1*15/1/14 12:05
リピート自由詩2*15/1/6 12:58
人は自由詩3*15/1/5 17:08
おかえり自由詩3*15/1/3 15:29
お餅の幸せ自由詩3*15/1/1 15:01
ほら自由詩1*14/12/22 11:11
うつわ自由詩3*14/12/16 22:49
馬鹿だなあ自由詩2*14/12/15 14:43
キスの想い自由詩3*14/12/8 20:56
そうね しょうがない自由詩5*14/11/21 10:20
日めくり自由詩2*14/11/18 16:54
思い切り自由詩3*14/11/17 10:39
彼の場合自由詩2+*14/11/15 12:11
待つ自由詩2*14/11/12 19:45
責め苦自由詩3*14/11/12 8:28
別れ方自由詩4*14/11/11 10:09
嫉妬自由詩3*14/11/11 10:07
精一杯自由詩2*14/11/8 7:09
ジユウ自由詩5*14/11/8 7:08

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