『ひらり』
泣くことを 許さなかった
わたしは 自分を
「弱いな」って笑った
ここで 思い切って泣いてしまえば
あなたを困らせることが
できたかもしれないのに…
自分を頑に強く見せた ....
桜 花咲くその奥に
飛行機雲伸びてゆく
柔らかな 春
でも 私は知っている
君の心は 静かに
痛んでいることを
花開くことのなかった
あの、日
君は飛行機雲よりも
もっともっと はる ....
夢の中で交わした約束
星空とだったか きつねとだったか
彼は言った
「記憶だけは大切にね」
「思い出だけは忘れないで」
・
・
・
朝を迎えたら
憶えていたいたのは
記 ....
カフェオレにほんの少し
はちみつを混ぜましょう
少しだけ甘くて
ちょっとだけ苦くて
体の中が温かい
冬の寒い中
コートに手を突っ込んで
あったまる
ほんの少しの温もりが
段々心も ....
左ポケットで飼っていた
”しあわせの青い鳥”
君がいれば僕はしあわせ
ねぇ本当なのかい?
あくる日僕はおもむろに
ポッケに手を突っ込んで
手を空に向けて開いてみた
小さな青い ....
寝る 起きる 空に鳥
齧る 飲み込む 赤いリンゴ
出かける 帰る 銀色の鍵
当たり前の
こんな普通が
何よりも大切な
あなたのものがたり
自分の心が辛いとき
自分のことばかりを考えないで
誰かのしあわせを願ってみよう
すこし 息もできるようになるから
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