海の色が黄土色だったのを見て
僕はそらが分裂するような眩暈におそわれた

やまももを今朝、摘んでから胸ポケットにいれたことも
忘れ果てて、じんわりと果汁が胸のなかにひろがっていた
目が覚めて ....
彼と彼女の人差し指から、蜃気楼のように苔が蒸しはじめて、臨月を迎えた猿の聖母は二股になった道を駈け下りていきました 麻の衣装を着たみどりのかえるたちが、合唱をします 音階がふりわけられた椎の葉に、天か .... まっさらのシャツにボンゴレ・ロッソのトマトソースがついてしまう日曜日、葉巻を吸い紫色の煙をくゆらせるのはドン・カルネデス、追跡はまだ始まったばかり。
だれもがあの平和な午後を境にして、変ってしまった ....
rock(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
色褪せた後日譚自由詩314/3/30 3:14
白い指自由詩213/10/4 3:08
曜日感覚自由詩313/9/9 11:30

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