雨粒が地面を強く叩く その先に希望がなかったとしても
名も知らない鳥が鳴き続けている その先の静寂にかき消されても
藻掻き足掻いて浮き上がろうとする青年 無常に酸素は泡と化しても
この世に形を得 ....
気になって仕方ない
違和感を覚えると視線を向けてしまうもの
余計なことをしてしまうもの
無視はできずに無理やり広げ 無意味なことしてしまいがちになる
痛みや傷は深く  大きくなっていく
無心 ....
上書きされるペルソナは私を守る城壁

すれ違う人たちに植え付ける異なるペルソナ

水もなく育まれ伸びすぎたつるは

私自身を守りつつ 首に絡みついてくる

いずれ制御を失い蝕んでゆく
 ....
ここまで来てくれた 四輪駆動車
今では砂嵐に見え隠れする程に小さくなってしまった
岩陰に隠れながら罪悪感が闇夜と足並みそろえて
忍び寄っては去っていく


走り始めた頃は無かったけれど
 ....
行き交う人の視線はあったと思えば逸らされて
人混みに飲まれていく押し戻そうとすれば
虚しさに潰されそうになる

点滅する信号機が生気を失った瞳
無造作に生活用品(がらくた)に
同化しつつあ ....
遠くも近しい 雑にしまわれた 破片が

クローゼットに入りきらず 嗚咽とともに

金属音を鳴らしながら 背後に

声を出せず 飛沫を上げて シャットダウン

吐き気を残したまま 現実に ....
自身意に反して細胞レベルで
1つの命令に従うヒトは単細胞と呼ぶ
迫るのか向かっているのかは分からないまま
伸ばしてゆくそれが運命

自身意に沿って複数の選択の中から
押さえ込んでゆく成長を ....
滴る液体は何色だ?
フェードアウトしていく最中
街灯のように光るものを
届かないとわかっていても手を伸ばす
本能がそれを追いかける
まるで危険知らない蛾達のように
悲しくも緑色を散らしなが ....
陽も落ちてしまえば

悲しくもなるでしょう

家路へと向かうリズム感は

若干ズレて歯痒さ残してる

それでもいいじゃない

進む一歩 一歩 は前へ 前へと

帰り待つ人たちが ....
悴んでしまったかの様に
何も感じられない 指先
柔らかいのかい 硬いのかい
触れた先に何もない

歯が砕けてしまうかのように
鉄の錆びた味がする唇は
柔らかいのかい 硬いのかい
触れた ....
小説の最後数ページ手前で
パタンと閉じて 深い深呼吸をする君
ボクはそれを馬鹿にして笑ってた

子供染みていて

もう一度 君は小説と向き合って
その馬鹿正直なその突き刺すような
眼差 ....
あ、という声とともに
我がもの顔でもなく 他人行儀でもなく
整然とボクの外を滴る血液

ボクはその血液をまた自分の中に
取り込むように飲む
噛み癖の治らならない 傷だらけの手を

錆び ....
パチン 割り箸割って
食べ物を運ぶその手が
途中で止まる

カキカキ シャーペンの芯出して
罫線に沿うように走らせるその手が
途中で止まる

カタン 遮断機は下りてきて
全てを振り切 ....
空に浮かぶ 雲も
行き交う 自動車も
何気ない 僕らも
吸われるように 過ごしてる

止まる事も急ぐ事も 許されない
囲まれる城壁の中で
外敵もいない シェルター
無責任な優しさのよう ....
雨でかき消して
嘲笑ってくる 人間関係
見失いそうな 微かな光(きぼう)
つぎはぎだらけの鬱陶しい毎日なんか


雨でかき消して
殴られて殴り返して 不器用な感情表現
吐き出たいでも  ....
流れて 流し込んで

押し戻されそうになっても

踏ん張ってる 穴の空いた

スニーカーを履いて


道端の水たまり

波紋は広がって 落ち着いては 広がって

時には飛 ....
もう少し 傍にいて

弱々しく かほそいその声を

震えるその唇を繋ぎ止め

引き寄せられるかのように

星々は還るべき場所へと

消えてゆく

深く 深く 深く

優しい ....
聴こえる

雑踏 人波に

飲まれながらも

伸ばす手を掴んでくれる


聞こえるんだ

杭を打たれ 伸び続ける影

引き戻されそうになっても

私を受け止め 包む温かさ ....
重ねて 重ねて 重ねて

愛を忘れないように

不器用な口づけを


少し遠いティーカップの中

猫舌の私には飲みやすいのに

あなたには冷たすぎるのかしら

微妙な温度差を ....
きっと、いつまでも

変わらないのだろうな

隣に居る貴方は

どこを見るわけでもなく

口癖のように呟いて

煙草の煙に遊ばれて 涙を零す

私はただ見つめることしか出来なく ....
時にそれは雨より鬱陶しい

何十何百の文字たちは、雪崩の如く

止める術を失い、入る隙間など

当然のように無い その強さは

アルミホイルの様で

こちらはティッシュペーパーの様 ....
トクン トクン トクン トクン

空間認識を失われ

まるで放り出されてしまったようだ

むしろ心地良さえ感じてしまう


トクン トクン トクン トクン

呼吸は重苦しく
 ....
立ち上がれない
骨が、肉体が、魂が、叫びを上げている
それでも騒めく木々は、やまない風は、
まだ立ち上がれとでも言うように
木の葉を揺らし、落ちた木の葉を
風は舞い上がらせて

この地 ....
鈍く 太く 深く

息苦しさを覚えてたあの瞬間(とき)も

探し出すのさえ面倒になってしまう所に

いってしまっていて記憶と共に遠ざかる

ほら まるで空高く昇る風船のように


 ....
瞼は重く 早々に

店じまいでもしてしまおうかと

言わんばかりの思考回路

タッチパネルの感度が落ちていく

人と機械の融合

ありえない話ではない今の時代


頭は重く ....
何も言わずに其処にいる

決まったところにいる

適度な距離感とも言える

微妙な距離感とも言える

手の届かない場所にいる


まるで太陽、でも太陽のように

万能でないこ ....
描きたいものを描くのは

素晴らしいと天才だって

環境や話題性もきっと

其処には存在してる

手を抜きたく無いのだろうね

環境や材料、

それに君なりのプライド
 ....
今日も雨だね、

そうだね、と返す

季節外れの雨好きよ、

君も物好きだね、

無名のコーヒー飲みながら

僕らの会話は続いていた

湿気と雨が纏わり付いて

苦手だった ....
暑い 暑い 暑い
暑さから逃れるがため
ほおばるかき氷の山
アンタは リスか
制止の声を無視して
忘れられない腹痛の山

海だ 花火だ お祭りだ
盛りだくさんのイベント
僕らの天国、 ....
太陽よりも早起きで電気もつけずに外へ出た
のまれていく忍び寄る追憶から
逃れる術ないことを知っているのに

幻想と現実の狭間で引き裂かれて
しまいそうさどちらに行くことも
出来ぬまま守り ....
ムウ(70)
タイトル カテゴリ Point 日付
与えれられた所有物自由詩021/7/15 5:28
とらわれる自由詩021/7/15 1:27
私を守るための偽りのペルソナ自由詩019/6/5 23:41
月はいつくるのだろうか自由詩019/6/3 23:42
頬に残る涙あとは消えないまま自由詩019/6/3 23:10
演舞自由詩018/11/25 20:07
細胞の数自由詩018/11/24 11:54
色なんて分からない自由詩018/8/17 8:34
よるのせいとは言わないけれど自由詩218/3/24 15:45
鈍る感覚自由詩218/3/18 12:21
其処にある指の跡自由詩318/3/17 20:49
噛み癖自由詩118/3/17 17:20
デキゴト✖️ドウサ自由詩118/3/17 12:19
身を置いている以上は自由詩118/3/15 12:47
雨でかき消して自由詩218/3/15 0:05
そうやって生きてるんだ自由詩018/3/14 23:40
まみれる自由詩118/3/13 0:56
何処にいたって あなたはいつでも自由詩018/3/13 0:28
愛も嘘も自由詩118/3/12 0:07
冷たい背中自由詩118/2/24 11:29
時にそれは雨より鬱陶しい自由詩017/8/24 19:54
静寂自由詩017/8/23 14:22
RE-混沌と継続の中で-自由詩117/8/22 1:32
fake? face?自由詩117/8/18 16:49
気だるさとファミレスと自由詩217/8/17 22:05
たまには一人になりたい時だってあるでしょう自由詩317/8/17 1:14
拘りと我儘自由詩117/8/17 0:56
冷夏自由詩417/8/16 16:09
夏だからと言って冷たいものばかりはいかん自由詩117/8/15 23:19
だから、後ろは振り向きたくない自由詩117/8/15 15:34

Home 次へ
1 2 3 
0.1sec.