わたしはときどき、こうして手をかざして
かつてこの指の間に存在していた
細胞たちのことについて考える

彼らは、この空間を作るためだけに生まれて
この空間を作るためだけに死んでいった
彼ら ....
じめじめとした六月が去って
じりじりとした七月が私を包み込む

天の川が二人を繋ぐ頃
私は静かに、夏の夜のどこか懐かしい空気に身を任せた

夏の大三角形を指で結んでみる
今年も織姫は ....
城瀬(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
アポトーシス自由詩010/7/1 3:18
七月自由詩2*10/6/30 20:28

Home
0.05sec.