鮮血を求め飛び交う蚊のように
清涼を求め木陰を探し歩く
まさに熱望が如く
まさに渇望が如く
太陽の光が照りつける
雲たちはそれを避けようと
入道雲を形成するのだ
....
ほらドアを閉めれば一人きり
ステレオはオフにして
雨がフロントガラスを弾く
時折タイヤが水溜りを踏みつける
音しか聞こえない
オレンジを灯す ....
雲の上に穢れなき空があるように
悲しみの上には穢れなき貴方がいる
流した涙は雨となり
心の沈黙を溶かすだろう
....
そこにあった
小さな温かなもの
確かにここに存在した
いつのまにか
幸せを勘違いしていて
私の目はくもりかけていた
世界が発 ....
暑苦しい部屋の中で
ぼくはひとり
蓋を開けたばかりのコーラの
二酸化炭素の泡のように
空気中に溶けてしまいたい
みんみんみん
だれかがないてる
....
私の恋
一歩進んで二歩下がる
私の重さ
一キロ減って二キロ増える
結局私は前には進めていない
何も変わらない
一 ....
過去も現在も未来も
灰色うさぎを抱きしめて
この空の下でジャンプ
日常という名のステレオタイプ
要らなくなったものは環境にやさしく
フリーマーケットで ....
0.08sec.