光が射した、その場所に
あなたが、にこっ、と笑ってる
待ち望んでる、その姿
瞼の裏で、模擬練習
あなたを抱く、手がいつも
温かであれ
柔らかくあれ
願いを込めて、また今日も
....
白いふかふかの毛の中に
顔を埋めて、まあるくなって
日だまりの中で夢を見る
君はいいよな
いつだって気楽で
いつだってわがままなのに
「気まぐれが可愛い」なんて言う気まぐれな人間に認め ....
君が1番のスイマー
ママのお腹に出来た
10ヶ月臨時の特設温水プールで
スイスイ スイスイ
華麗に泳ぐ
時々シンクロナイズドして
いろんなポーズを決めたり
カメラに向かいバ ....
取り扱い注意。
傷みやすいですから。
腐りやすいですから。
そんな注意書き
勝手にするな。
反撃出来る強さくらい
外に出さないだけで
みんな、持ってる。
どうでもいいような、ちっぽけな約束を覚えていた
ものすごく大切だと思えた約束を忘れていた
私という人間
いい加減なのか律儀なのかよく分からない
受け取られる印象だって、恐らく真っ二 ....
また今年も
お彼岸に会いに行けなかった
「仕事が忙しいから」
「行くのに新幹線使っても半日もかかるから」
毎年同じ理由で行けなかったじゃ済まされない
小さな頃優しかった父も
「 ....
お腹を壊してしまった
深い夜の谷底で
誰もが一人きり
カーテン越しに光を放つ
あれは確か電灯だ
冷気が身を纏っても
焼け付く陽光が注いでも
その場所から逃げられず
私だけではな ....
あなたの存在を
この両の目で確かめられたとき
見えることの有り難みを
心の底から沸き上がる喜びの泉の中で
感じていたんだよ
あなたはまだ
豆粒みたいに小さくそこにいたけれど
....
中々起きられない朝
テーブルの上に置いてあるミネラルウォーターの2リットルのペットボトルから歪んだ空が覗いてた
布団の中にいると
守られているような錯覚を覚える私は
歪んだ世界を一気に ....
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