>カムチャツカの若者が
>きりんの夢を見ている時

カムチャッカはロシア極東の海軍と水産業で知られる地域である。
そのようなカムチャッカの若者がなぜ「きりん」の夢を見るのか。
当然ながら ....
 入国審査を済ませて空港ロビーへ出ると、何人もの人が名前の札をあげていた。ツアーの
お客さんを迎えに来た旅行会社の人達だろう。口々に日本語で札の名前を連呼している。
騒々しい人々の中から自分の名前 ....
<よくわかるあらすじ>

ピョートル一世の家臣であったマゼッパは、ウクライナのゲトマンである塩屋判官を人知れず殺害し自らその地位についた。彼にはともにピョートルの家臣である田宮コチュベイの娘マリア ....
コウモリになれない夜はお腹を空にして死んだ夜をじーっと見つめるんだ。      
ただ、だらんと。

街灯にぶら下がり13の春から成長の見えない思考力で小さくひっそりと
僕が生まれる前の唄歌う ....
レヴィナスは、意識や哲学を「現在」という言葉で特徴付けているように思われる。

「現在」は、時間的な「今」であると同時に、「現れて−在ること」、目に見えるような形で立ち現れていることである。

 ....
太陽の熱を、季節に還元していくように、涼しげな風が吹いている。手に持った花火を、海の波に向けて放つ。赤く光った火花は誰もいない海にたどり着く。真っ暗な夜だ。月さえも輝かない。

リュックの中から一 ....
盆休みだ。何して遊ぼう。
そうだ、かきものでもしよう。 「注1」
かきもの?
うーん、いい響きだ。もう一回いってみよう。
「かきものでもしよう」
うーん、すばらしいっ。
貧しくても虚栄心だ ....
いくつもの命があるのにもかかわらず、幾人の手に取れるだけの人間の言葉しか、目にとめることはできない。

人生80年。一度くらいは人を助けることのできる機会には恵まれるだろう。その場面から逃げること ....
「警戒」もしくは「意識」を働かせていないとき、私は他者を「無条件的に」「信頼」している。この「信頼」という語は、私がレヴィナス読解の為に勝手に引いた補助線であるが、とりあえずこのような語を置いてみない .... 「信頼」とは、傷つくことの可能性である。そして傷つくことを受け入れることである。
けれども私たちは、往々にして、傷つくことに耐えることが出来ない。ここに、自己保存、自分の身を守ること、威力を以って他 ....
レヴィナスは、過ぎ去ってしまった時間(経過=喪失としての時間)との関係で、「責任」という概念を持ち出してきたのであった。

問題はある意味単純なものである。もし、個人の「自由」というところから発想 ....
 その飛行機は、ジャンボに囲まれて広い飛行場の真中にポツンといた。
 YS11型機ぐらいの白く小さい機体に、先住民の顔とARASKA AIRの文字。
アラスカ航空アンカレジ行き。
 昔日本からヨ ....
町の中を歩く
何人もの人と出会う。
かわいい子もいれば、かっこいい人もいる。
それほどでもない人もいれば、お世辞を言うこともできない人もいる。

かといって、みんなが、すべての才能の断片を築 ....
さて、自分の詩を敢えて、批評して見る。
これは、ナルシスティックな欲求では無く、
要するに、自分で振り返って自分の詩を語って、結果何も残らないのだとすれば、
それは、単に「屑詩」と言う事になる。 ....
今日、
赤い髪の似合う底無し沼と
語り合った。
人生観、
転じて、
純文学、
そこから
ナルシシズムまで
コーヒーとガムの好きな底無し沼と
セピア色のカフェで
居心地よさそうな
 ....
詩が先にあるのか?それとも詩を操る人間にあるのか?

前者の場合、人間性はどうでも良いから詩の中で好き勝手に泳いでくれ、と言う事である。
後者の場合、その詩は、背後にいる人間と抱き合わせて見なけ ....
夕べの階段の踊り場に止まっていた蝉が、今朝出勤する時には落ちていた。
死んでいた。何となく、そうなるような気はしていたけれど。
夏は、蝉の季節。
人通りが絶えるほど暑い午後に、街の影に蝉の声がこ ....
番外編です。本編はこちらにてどうぞ。
http://poenique.jp/sinaps/ito/ito0200.htm

詩の即売会にはまだ10回程度しか行ったことがない。ポエケット、詩マーケ ....
{引用=
 花火の夜(江戸川)
       仲程


猫が逃げました
ボヤが出ました
便所は汚すな

親切な貼り紙のアパートの
隣の部屋の人の顔 
まだ見たことありません
 ....
これまで色々と勝手な推測をしたり、本文には何ら触れられていないことを様々に寄り道したりしながらレヴィナスのテキストを読んできた。議論が空中分解しないように、一旦確認の意味で、テキスト本文とこれまでの議 .... 「経過=喪失」としての「時間」。レヴィナスは何のためにこのような「当たり前の事実」を持ち出すのだろうか。「この告知の意味を今は明らかにしなければならない」(p37)。
(第5節「<他者>に対する責任 ....
さて、「歴史」が呼び起こす「目的論」との対照において、レヴィナスがそれとは「別の仕方で」、即ち、「経過=喪失(英語ではlapse)」としての「時間」に注目して、その「隔時性」の中で締結される「責任」の .... 国会図書館の蔵書を燃やしてしまえ

もっと分かるようになる

百年前の芸術なんて、

今生きている俺に一つも役に立たないじゃないか。



オレはボードレールとランボーと中也とキン ....
丁度、レヴィナスの時間論についての議論が出てくるところで、それに関係する部分のある興味深いエッセイを読むことができたので、今回はそれを論じたい。「あをの過程」さんの、「ダンショウ(2) ZONEに関す .... 読み、語られる度に恐怖を感じる思想というものがある。
それは人類の歴史上、しばしば「宗教」という名で呼ばれてきた。

極限的な思考は、常にある種の宗教を含んでいる。日常と非日常、現実と非現実 ....
アラスカへ行こうと思った。
きっかけは、本屋でふと目にしたアウトドア雑誌のグラビアだった。
「特集アラスカ」
 広い空。雪を頂いた山々。太陽に輝くカリブー達。自分の住む北海道と似たものを持って
 ....
存在(生)を闘争・利害と捉え(「存在の彼方へ」を読んでみる/祈り−「存在の彼方へ」を読んでみる3〜3(2))、それからの超脱(「存在の彼方へ」)をレヴィナスは探し求める。
(本文第2節「<存在> ....
これまで、レヴィナスが、言語の考察から導き出した「懐疑論」を梃子に、「異なった現実(リアリティー)」について論じようとしてきたのではないか、という推測を述べてきた。

ただ、そこでのレヴィナスの記 ....
レヴィナスの「懐疑論」への注目はかなり執拗なものである。「懐疑論」の論理性というよりは、まるでその存在自体がレヴィナスの思考の梃子になっているかのようである。

「存在するとは別の仕方でを思考する ....
*内容的には、7ではなく6の「懐疑論」の議論からの続きです。

「存在」(生、利害)からの超脱の道を捜し求めるレヴィナスは、「存在」(利害)が「〜である」という「断言」として表現されることに着目す ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
積極的誤読のすすめ :朝のリレーがらんどう16*04/8/26 14:43
アラスカ 3〜誘拐?〜鈴木もとこ204/8/23 22:04
アルス・コンビナトリア:結合術 (部分)がらんどう5*04/8/22 23:42
「だらん」パール子供504/8/21 15:38
抹殺されるもの、若しくは現れないことの功罪−「存在の彼方へ」 ...もぐもぐ104/8/21 13:34
純粋正義への架橋23チャオ004/8/19 0:04
けふのうた(散文バージョン)みつべえ504/8/18 20:30
純粋正義への架橋22チャオ204/8/17 18:57
生かされていることへの感謝としての宗教/レヴィナスの宗教哲学 ...もぐもぐ004/8/17 13:12
「忘れられる」ものとしての「信頼」−「存在の彼方へ」を読んで ...004/8/16 17:29
殺さないものとしての同族−「存在の彼方へ」を読んでみる15004/8/16 13:54
アラスカ2〜星野道夫鈴木もとこ2*04/8/12 18:01
純粋正義への架橋21チャオ104/8/12 2:16
自分評汰介004/8/11 11:57
底無し沼と話して。りゑ304/8/11 10:17
汰介004/8/11 9:48
夜の蝉折釘104/8/11 2:13
詩のマーケティング論 番外編 −詩の即売会−いとう7*04/8/11 0:15
ひとつの読み方 仲程さんの『花火の夜(江戸川)』クリ704/8/9 21:43
経過のまとめ、レヴィナスの責任論−「存在の彼方へ」を読んでみ ...もぐもぐ004/8/9 13:38
時間と認識−「存在の彼方へ」を読んでみる13(2)104/8/8 17:46
喪失としての時間−「存在の彼方へ」を読んでみる13104/8/8 14:48
雑記馬野ミキ11*04/8/8 1:09
あをの過程さんの時間論−「存在の彼方へ」を読んでみる12もぐもぐ5*04/8/7 18:26
暴力と責任、若しくは<善悪の彼岸>−「存在の彼方へ」を読んで ...104/8/7 13:07
アラスカ〜シアトルのビールと雑誌と鈴木もとこ3*04/8/6 22:53
場所を持たない私「自身」−「存在の彼方へ」を読んでみる10もぐもぐ004/8/6 18:04
レヴィナスの芸術哲学−「存在の彼方へ」を読んでみる92*04/8/5 19:46
現実、夢、リアリティー−「存在の彼方へ」を読んでみる8(2)004/8/4 21:08
「大胆」な「懐疑論」と異なった「リアリティー(現実)」−「存 ...004/8/4 13:38

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