クリック。
「へえ、おまえの好みはこんな娘なのか?」
「っていうわけでもない。デフォルトの唇を少し薄くして、斜視気味にしただけ」
「ほんとに?」
「あんまり手は加えてないよ」
「なんだ ....
寒くなると風邪をひくというのは、都市伝説であって、事実ではないらしい。
鼻の粘膜にウィルスが付着すると、寒かろうが暑かろうが、95%の人は感染し、その75%が風邪を引くのだそうだ。
だから、寒くし ....
その問題の前提に、なにか欠落を感じた。しかし、それを言葉にすることは、なぜだか憚られた。神への冒涜であるような、淫らな暴露であるような、そんな気がした。
私は旅に出ることにした。
はじめ ....
君は新しいシーツと枕カバーを買って、家に帰って床に散らばった本やら雑誌やら紙やらを整理して、引っ越し以来開けてない段ボールを開けて閉めて、シーツと枕カバーを新しいものに取り替えて、手を洗って顔を洗っ ....
我々は迷わない、我々は無為に過ごされる時間を更に無為にすべく邁進する、我々は無益な労働を賛美する、我々は駅前で奇声を上げる老人の杖となろう、我々は轍を踏む、何度でも踏む、平らになるまで踏む、平らにな ....
死は近づくものではなく、たどり着く場所だ。死に呼び名をつけるのなら、それは「完全な停止」と呼ぶことができるだろう。死者のまなざしは動くことなく眼前を見つめ続ける。前にも進まず、後ろを振り返らず、変わ ....
私の最大の罪は怠惰である。それでも私にしちゃがんばっていろいろ働いてるのだから、許してよねえ天の誰かさん。でも書けてないものいっぱいあるなあ、あれとかこれとか、口約束だけでいちども書けてないものもある ....
【1月19日(晴れ時々落雪)】
さて、どうも私は転換期を迎えたようだ。そこで、徒然に雑記したいと思う。管理人様と読者様には甚だ迷惑かもしれないが、さして革新的なことを語るわけでも、新しげなことを書 ....
あらゆる芸術になにか根本的に共通するひとつの想像的な思考があって、それが作者個人の志向性によって詩や音楽や絵画などの形態に翻訳される、というような内容主導主義をペイターは否定する。
....
2002年に詩人ギルドレビュウに発表した文章をもとに、雑談スレでの「詩の定義」議論に、私なりのレスポンスをしたい。下の文章は、あちこちの詩の掲示板で何かと問題にされることの多い「詩の定義」議論に私なり ....
はじめに
感動する詩論を読むと、いいなあ、自分も書いてみたいなあと思うのだけど、いかんせん筆力がなくまた、長い文章を書くのにものすごく時間が掛かるタイプなのでメモの形でアップします。(ずっとメモかも ....
注:すいません、冒頭から注。こちらは、苦しい時、ちら、と考える類のものです。思い込むことは非常に楽だ。何かに偏るのは楽だ。決めてしまうのはもう動かなくていい気がして楽だ。この後の文章のように、いつもい ....
火星の人類学者は、毎日毎日「お断り」ばかり繰り返している。「珈琲に砂糖は?」「いりません、ブラックです」「クリームは?」「いりません、ブラックだと言ったでしょ」というたぐいの「お断り」だ。甘いのが嫌い ....
世の中には『歩を金にする法』という本が出ている。情報社会に生きる私たちにとって生み出し方、すなわち文章の価値を考える必要があるのではなかろうか。
ポロリ著『見えない(たもつ様作)〜公正とは何か〜 ....
私は今真剣に迷っているのだけれど、それをどう説明したらいいかわからない。わかるひとには説明しなくても済むし、わからないひとにはいくら言ってもわからない。迷いや悩みなんて、大概がそういう性質のものではあ ....
私事ながら、私の詩を評価する方法には3種類ある。(どうでもいいだろうが、一応入りなので読んでいただきたい。すっ飛ばしても影響は無いが。すっ飛ばしたい方は、「見えない」から読んでいただければよろしかろ ....
正月からこっち、急性肝炎になるわ風邪をひくわでぐちゃめちゃな毎日を過ごしている。昨日ようやく雑炊が食べられ、今日ようやくベッドから這い出せたというくらいで、いつまた寝込むかわからない。そういう状況でネ ....
4.
朱音は愛の夢を作曲するが、どうしてもショパン?世を超えられない。不可能という三文字が重たくのしかかる。限界であろうか、手の届かないものに無理して手を伸ばしている。それを見かねた冴子は親身にな ....
1
ある男がいた。彼の名は大山昭雄(おおやま あきお)。有名人であり、その独特の職業で成功。莫大な財を成し、人々の尊敬の念を集めた男。
彼は、占い師だった。
彼が脚光を浴び始めたのは、と ....
3
いよいよリスト国際コンクールが開催される。リストは音楽の技術を飛躍的に向上させた。世界の選び抜かれたピアニスト達がリストの魂を再現する。
中でも一際才能を発揮した男がいた。通称ショパン?世 ....
2
朱音は次の夜、ソファーにまたがりテレビを見ていた。いつもこのソファーは身体的にくつろぐ場所で、リラックスしながら友人たちと映画を見ている。
「この CM ソングは誰が作ったんだろ。」
いかに ....
1
コンピュータ音楽のラ・カンパネラが鳴り響く自宅 2 階の仕事部屋。仕上がりの確認作業をしているそれは、コンパクトなファイルサイズで受け売りの携帯電話の着信メロディーに使われる MIDI だ。
....
恋がしたい恋がしたい恋がしたい
というタイトルのドラマがありましたよね
べつに
わたしはそれを毎週みていた
とか
渡部篤郎の大ファンです
とか
いうわけではないのですけれど
いまの
....
リルケたまねぎ
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=43&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25A5%25EA%25A5 ....
理想も現実も
常に一つじゃない
いつも同じトマトが木に実らないように
理想を言葉にすれば
それは現実のクソッタレをはかる物差しになる
現実を言葉にすれば
無気力無関心の行儀のいいぼ ....
アンパンマンのマーチ
http://www.utamap.com/show.php?surl=3/38116&title=%A5%A2%A5%F3%A5%D1%A5%F3%A5%DE%A5% ....
「赤毛のアン」シリーズは、アンの大学時代、婚約時代、新婚時代、など時代を追ってシリーズになっている。その最終巻(10冊め)「アンの娘リラ」はアンの末娘リラが、恋に憧れる十五才誕生日間近「崇拝者を持ち ....
散文でもいいのよね、ここは。
日記の冒頭文を抜粋して羅列して落ち込もうという試み。
淡々といくよ。ダメだしは受け付けないよ。
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最近のビックリ☆な出来事といえば、歯がグラ ....
{引用=以下の文章は2001年春に書いたものに訂正加筆したものです。}
ふっと思いついて、『新潮世界文学辞典』で「フェミニズム批評」を引いてみた。1990年版だからわるいのかもしれないが、そういう ....
たとえば高橋留美子とかあだち充とか(これじゃなんかサンデーに偏りそうだぞ)、秋本治とか水島新司とか森川ジョージとか(森川ジョージはちょい小粒だがこれで平等になったか)、その手のマンガ家はまあ名前が残る ....
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【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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