再び、言葉へ思考を還そうと思う。

言葉の限界性と、想像性。それはその言葉のみにしか持ちえることはなく、また同時に各人それぞれに持ちえた、物語である。幾多のバリエーションと、それだけでしかない唯一 ....
人間は人間を超えてこそ人間となる。

ニーチェの超人思想だ。超人思想はその思考をとめることなく突き進み、やがて、永遠回帰説へとたどり着く。
すべての物事は、すべての物事そのものであり、それ ....
まれに評論というものを読む。
手元の辞書によると、評論とは「(専門の分野や社会の動向などについて一般読者を啓発するために)自分の意見を加えながら解説すること(したもの)」らしい(三省堂新明解国語辞典 ....
もし、今手元に地図があるなら開いてみてほしい。
そこに書かれたものは、個人的熱を奪われた、僕らの住む地球が描かれている。
それを眺めても、誰も涙を流すことはない。
名前さえ奪われた建物の群れが、 ....
詩とは何か、と考えることは、無限に循環する出口のない問いであるから、しばらく措く。
では、いわゆる「詩の言葉」とはなにか、について考えてみよう。
もちろん、「詩」専用の言葉があるわけではないし、日 ....
「読み」の中に批評行為自体を含み込んで「読み」が実践されている過程を運動としてとらえてみる。
ここには、批評する者、批評される者、そして批評されるべきテクストが存在している。
批評する者はある種の ....
とりあえずここで、書かれた詩作品は、それを書いた作者とは一旦切り離されたものであると考えよう。もちろん、現実にその詩を書いたのはまぎれもなく作者であるし、作者は思いつけばいつでも書いた詩を書き換える・ ....  ゆうなさんは、いつもと同じ道を歩いているはずでした。
 だから、いつのまにか、自分が見たことのないところにいるのだと気がついたときには、本当にびっくりしました。
 ゆうなさんは困ってしまいました ....
父親は
欲しがった

 口答えしない
 言う通りに動く、そんなコドモ


僕は
口答えするし
言う通りに動かない

 だから「失敗作だ」と言われた


悲しかった
だけど ....
是がまあつひの栖か雪五尺


いつだったかなあ、もうずいぶん昔の話。
ある年の二月頃、私は列車にのり、信越本線をどこかへ向かっていた。
そのときの気持ちを詩にたとえると、

列車よ、俺を ....
 負け犬の夢を見ていた。そいつは私で、私はそいつだった。惨めな悪感情が私のうちに渦巻いていた。自己を対象化しきれずに、半端な逃げ道を見出したのだろう。それにしても、まだ覚めないのか、私は。

 犬 ....
 言葉を綴るのに、少し離れていたので、伝えたいことが伝えきれるかわかりません。だから、思考の順序がバラバラになっちゃうと思うのですが、ちょっとだけ僕に時間をください。


 なんという寺だったか ....
 黒というよりかは藍色の夜空を羽虫が通過した。深夜のコンビニエンスストアー。壁面ガラスには黒い点が、わさわさしている。ため息をつきながら、私はキンチョールの煙をその点々に振りかけていく、そうして落ちて ....  脳が震える大音量のロックをヘッドホンで聴きながら、通学電車のシートに座っていた。自然に足がリズムをとる。目を閉じると、自分がステージに立って歌っている光景が浮かんでくる。唇を軽く開けて息で歌う。一曲 ....  ちち、ちち。雀の声で目をさました。昨日の悪夢を忘れさせてくれる清々しい朝だ。ベッドの脇のカーテンを開くと、昇ったばかりの太陽が笑顔を振りまいていた。負けじと笑い返す。おかげで唇がすこし裂けた。顔を洗 ....  宇宙はぷつん、と収束するのか、ぽつん、と拡散するのかを考えていた。ところで、私の専攻は心理学である。だからとは言い切れないが、宇宙のこれからを考えてやらねばならない義理はない。なので、地球民の自覚を ....  井の中の蛙は外へ出たかった。しかし、何度跳ねても高い壁を越えることはできなかった。見上げる丸い空を、時々鳥が横切る。あんな羽が欲しいと思った。その気持ちは子供たちに受け継がれ、彼の孫のまた孫の背中に ....  夫と出かけると、いつもこうだ。レストランでバカ笑いをし、電車で大きなゲップをする。昔からまったく変わらない。本人が気にしていない分、横にいる私が余計にはずかしさを感じなければならない。だから復讐して ....  その日本人形は昔から家にある。しかし、それで遊んだ記憶はない。母親になった私は、時おり娘を連れて、母がひとりで暮らす実家へ行く。そのたびに娘はその人形を持って帰りたいという。娘には甘い母だったが、そ ....  三年前、僕は女になりすまして出会い系サイトに登録するという遊びをしていた。暇な女子大生という設定に、何十人もの男がくいついた。適当に相手をしたあとで、「言い忘れてたけど、俺、男なんだよね」と打ち込む ....  小学三年生の僕は、あの日塀の陰からそれを見ていた。近所に人通りのない裏道があり、そこのマンホールの穴に見知らぬおじさんが糸を垂らしていた。時おり引き上げては何かを取り外しているようだが、僕がいたとこ .... 正義の絶対的な意味とはどこへ導かれていくのか。

第二次世界大戦下の日本はひとつの「悪」を形成した。だが、それは「結果」のもたらす「悪」であることに誰もが気がついている。だが、それを口に出すことは ....
{dl}
{dt}いとう [23:02:23]{dd}いどー。
{dt}枕元京平 [23:02:34]{dd}イドー
{dt}片野晃司 [23:02:44]{dd}はやいないとうさん^^;
{ ....
 詩をやっていこうと思う方は、本来「本を読むこと」が好きな人が多いです。それなりの向上心と努力があれば、関わってゆけるでしょう。
 ところが私は、本を読むのが大変苦手で、特に詩や小説、文学を読むこと ....
ひとつの詩がある。
そこにはひとつの限界がある。
そこにはひとつの宇宙がある。

だが、それはすでに記され、過ぎ去った物だ。詩が詩を描くものと同じく、変化し続けることは出来ない。詩は永遠を手に ....
 むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんがいつものように山へ柴刈りに行こうとすると、おばあさんに呼び止められました。「前々から言おうと思っていたのですがね。いつも ....  河川をまたぎ、田んぼを抜くように鉄塔の並ぶ、その先には落陽。送電線に断ち切られた風、その名残がマリンスノーのように降り積もる。
 十五で姉やは嫁に行き。橋げたに腰かけ、口ずさむ童謡の一節の続く歌詞 ....
ひとつのテーマにこだわって、いつ終わるか分からない文章を書き始めて、11作目になりました。頭の中に完成されたひとつの確信が、ひとつの仮説の域を飛び越えて、現実の物語性を帯びることが出来るまでは、この文 ....  幼い頃、内緒で乗り込んだ父の船が海賊船に襲われた。金品とともに連れ去られた少女は、海賊船の船長の娘として育てられた。十年後、たくましい海賊になった彼女は、死んだ船長の跡を継いだ。その夜、彼女の船は海 ....  夜。妻殺しの容疑で指名手配されている男が、建設中のビルの中に身を潜めていた。時効まであと二日という時に、隠れ住んでいたアパートが警察にばれた。間一髪で部屋から抜け出し、ここへ逃げこんだ。腕時計を見る ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
純粋正義への架橋16チャオ004/7/26 7:29
純粋正義への架橋151*04/7/25 9:28
「評論」と「批評」ボッコ004/7/24 22:27
純粋正義への架橋14チャオ1*04/7/23 19:39
詩の言葉と拘束具[group]ななひと204/7/22 2:13
「批評」という運動が体現する解釈の現場[group]204/7/21 22:11
詩を読むこと=読まれること−幸福と殴り合いの[group]504/7/21 7:32
童話「なないろのつる」チアーヌ2*04/7/20 21:13
即興智之004/7/19 18:47
風のオマージュ 番外編みつべえ104/7/19 7:44
生田104/7/16 21:59
ヒデキチサイコーポロリ104/7/15 0:34
羽虫生田804/7/12 11:51
城之崎二手次...004/7/10 12:12
004/7/9 12:58
均す生田304/7/9 3:40
城之崎二手次...504/7/8 14:06
504/7/7 10:48
004/7/6 11:37
104/7/5 18:56
304/7/4 20:57
純粋正義へ架橋13チャオ004/7/4 10:11
リアルタイム会議室ログ7月4日片野晃司604/7/4 0:56
読書が下手でも詩が好きさ!木葉 揺15*04/7/4 0:32
純粋文学への架橋12チャオ004/7/3 14:26
城之崎二手次...104/7/3 11:45
辻が花生田404/7/2 20:56
純粋正義への架橋11チャオ0*04/7/2 17:32
城之崎二手次...104/7/2 11:48
004/7/1 15:43

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【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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