今のお話と昔のお話を同時に書いたほうがとてもかきやすいんじゃないかって、私がね書きやすいのね。読みやすいとかじゃなくて…すみません。
今からもう5年も前になるけど、大学受験に失敗して何食わぬ ....
さて、どんなふうに書こうかすごく迷いました。でも僕がこの3週間で経験して考えたこと、思い出したことはとても貴重なことだったと思いますのです。だから、是非、誰か一人でも見てくれる事を祈って何とか書こう ....
(詩人ギルド・レビュウに投稿したものを、一部削除、若干訂正)
私が、あるひとつの詩をとても好きになったとする。しかし私でないあるひとりの読者はその詩が好きでない。むしろ大嫌いだと言う。また、先 ....
山のお坊さんはおじいさんでした。
いつごろからおじいさんになったのかは覚えていませんが、いつのまにか山のお坊さんはおじいさんになっていたのでした。
山のお坊さんは、誰もいなくなった山の里で ....
子供の頃、日航機が山に激突した後、のび太が植物状態だという流言がさ迷い僕は自分が死ぬのではという妄想にさいなまれていた
同じ頃、ソ連のSF作家レム氏は米攻撃衛星開発計画の記事を読むのを止め溜息を ....
むかし、むかし、ずーっと、ずーっと大昔のことでした。
森にかこまれた小さな湖のほとりの岩山に、ひとりの絶対者が住んでおりました。
えっ、絶対者って?
まあまあ、そうあわてずに。静かに聴い ....
どうでもいい話に自分でも飽きてきた。全然続いてないけど、最近自分で興味のあることを書いてみる。やっぱり、どうでもいい話である。
チャットしていてキッチュの話が出て、ああ私はキッチュを目指してるけ ....
笑うカスタネット
I
石原大介さんの詩を読んでいる。石原さんは、そう言うことができるとしたら、短歌を
よくした。そう言えないという人がいらっしゃれ ....
絵の具が描きたかったのは 校庭のブランコの横の大きな一本の木だった。
一枚 一枚、 葉っぱさん達は 気持ちよさそうに 揺れていた。
「はじめまして・・ 」と お話しをされてきたのは、少し右寄りの ....
瀬沼孝彰詩集『凍えた耳』(ふらんす堂)
1996.6.22発行
わたしはこの詩人の名前やひととなりを詩の雑誌や『死んでもなお生きる詩人』北川朱実著(思潮社)で読んで知っていたが、作品をまるご ....
何日か前の朝日新聞朝刊の広告に、『不食−人は食べなくても生きられる』というおっそろしいタイトルの本が載っていた。数年ほど前にも同様の話を朝日新聞のコラムで読んだ覚えがあり、あまり驚きはしなかった(私は ....
香田さんがなくなった。
僕たちには、ふざける時間すら残されていないかもしれない。
「戦後」に生まれた僕は、戦争という言葉は物語の中にしかなかった。
わかってくれるだろうか?朝鮮戦争はすでに終 ....
ネットで調べ物をしていると、時々妙なものに漂着する。今日もそう。
(CMにでてくるチワワってどんなんやったっけ?)
キーワードをいくつか入力し、リターン。お目当ての画像にたどり着く。おけお ....
「どうでもよくない」話ばかり書いてきたので、今度はほんとに「どうでもいい」たぐいの話もしてみる。「どうでもいい」の定義というのは、だいぶ見えてきたと思う。当人に無関係で距離が遠く、人命に関わりなく、知 ....
衣食住は「どうでもいい」話ではない。いま新潟の被災者のみなさんは、切実にそれを感じているだろう。阪神大地震の経験者も、身をもって衣食住の大切さを知っているだろう。しかし、衣食住という人間の最低の基本が ....
どうでもいい話について考える前に、何が「どうでもよくないか」を考えなくてはならないのかもしれない。なんとめんどくさいことをはじめてしまったのだろうかと橋本治的に嘆きたくもなるのだが、私はオサムくんより ....
朝飯の味噌汁ぶっかけ飯(俗に「猫まんま」ともいうが、猫は味噌汁ぶっかけ飯なぞ喰わない。味噌汁ぶっかけ飯を喰うのは犬だ。故に我が家では、味噌汁ぶっかけ飯を「犬まんま」と呼ぶ。「猫まんま」は鰹節をかけた飯 ....
ぼせい 【母性】
女性がもっているとされている、母親としての本能や性質。また、母親として子を生み育てる機能。
⇔父性
「―本能」
これは、Gooの辞書から転記しました。
でも、 ....
デナリからの帰りのバスでは、日本から持ってきたテープに詰め込んだ曲達が流れる風景に
彩りを添えていた。Bスプリングスティーンのしわがれた声が黄昏のアンカレッジの街に溶
け込んでいくようだった。
....
深刻な問題を考えるのは天才にまかせておこう(モンゴメリ)
雨あがり。
ポポはアパートの部屋から、ホップ、ステップ、ジャンプして、街へ通じる歩道橋の上まで駆け上がった。
大きな虹が ....
自分の詩作について、思うことです。
○伝えること、表現すること
「いかに多くの人に、うまく伝えるか」と「いかに自分が満足できるように、うまく表現するか」は対極にあると思うのです。
伝える ....
この世界の現実とは
この世界の人類の総意であるので
充分に尊重し、汲み取られなければならない。
だが自分が何を欲しているかを分かっている人間が
人類のなかに一体どれだけいようか ....
――やっぱりおもしろい。
池波正太郎の小説を読むと、いつもそう思う。
最初に読んだのは「鬼平犯科帳」だ。大学に入ったばかりの頃、テレビ放送を見て読んでみようと思った。これがおもしろかった。
....
詩とは圧縮である
解凍ソフトは批評家 ....
プルトップの切り口からこぼれゆく午後、雑踏に流れ、起きなかった戦争を数えて、少年。青から赤、取り残されて交差点、車から降りて地下鉄へと吸い込まれていく人、午後の渋滞は停滞し、静止し、た中でゴミ袋を裂 ....
私は、大人になったら手品師になりたいです。
時々、テレビ番組で手品を見せているのを私は、
瞬きもしないで見ています。
ちゃんとした仕掛けがあるのに、全然分からないのです。
何でそんな事ができる ....
1998年5月8日午前3時29分45秒に到る少し前、
S・・・は、冷蔵庫から卵を取り出して、それを持って走った。
S・・・の部屋の電話が鳴る。
Q・・・は空を見上げて、上空の風が強いことを確認し ....
佐々宝砂さんの
『チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見』を読んで
ちょっと思ったこと。
私は子供の詩は書かない。
今まで一度も書かなかったわけではないけれど
我が ....
「碁を打つ女」という小説を読んでいる。原作はフランス語。でも、書いたのは在仏中国人、で、舞台は満州国、主人公は日本軍士官と中国人少女。ちなみにこの小説、フランスの最高の文学賞である「高校生(リサ)が選 ....
ディスプレイ横に貼り付けてあるタックメモにはやるべき事とその期限が書き込んである。キーボードのエンターキーを押して、ガガガガ、とプリンターが鳴り出すと同時にタックメモを一枚はがした。あとやることは、 ....
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