真夏の公園の池は、小さな子供たちが占領していた。大きな大人たちは、体中に日焼けオイルを塗り、コンクリートの上で寝そべっていた。
光はじりじりと地面に降り注ぐ。光は水面にきらきらと反射する。子供たちは ....
バカはやっぱり馬鹿と言うけれど・・・
本当に馬鹿なのは、勉強だけ出来る奴が馬鹿だと想う
たいてい「バカだ」と人を馬鹿にする奴は、勉強以外何も出来ない
常識も知らず、犯罪起こして
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考えてみたら・・・オレオレ率と吟醸度は相反するものなのかもしれず、オレオレ率と吟醸度をともに低くするなんてすごく難しいんではないか。実作者はオレオレ率がひじょーに高くてもかまわないと思うし、逆に純読者 ....
かれこれ20年も前のこと。
それは、大学受験も近い高校3年の1月のことだった。受験勉強(のようなこと)に勤しんでいたぼくのもとに、母がやってきた。
「なんか、小包が届いてるわよ」
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大学に入って、最初にぼくがやったバイトはレンタルビデオ屋の店員だった。
映画好きだったぼくは、ビデオ屋のバイトなら好きなだけ映画のビデオが見られると考えたのだ。レンタルビデオといえば、今では一泊 ....
3m先のマンホールが回転している。
びくっとして立ち止まる。
振り返っても夜道には人気がない。
すぽんっと、穴から神様が現れた。
マンホールの蓋はくるくる回転しながら、寿司屋の屋根に落ちた ....
俳句とは、基本的に5・7・5の17音からなり、
季語が入らなければならない。
と、たしか学校で教わりました。
が、現代詩フォーラムの投稿作品を見ていると、
季語の入ってない俳句が多いのに、 ....
益野大成さん「飛ぶ」に寄せて
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=42285
空を飛ぶ夢を見たことがあると思う。
「飛ぶ」という身体感覚を ....
ネットという媒体は、批評には不向きである。批評の形式の問題ではなく、この媒体の特殊性がそうさせるのである。匿名性が極めて高いこと、垂れ流し的になり易いこと、広く公開され、即座に反応出来るだけに、余計な ....
嗚呼、なんてバカだったんだろう!
文庫サイズなんだから、意味なく上製本にすることはないのだ。そんなことをするくらいなら、値段を半額にしてくれよ! よくある文庫本のボリュームで表紙が硬いから ....
気分でこんな題名にしたが、わかりにくいのでカッコつけてみた。
東京ポエトリーマーケットに行って来た。
はるばる両国まで、別段遠くもない。
残金900円程度と言う状況でしたので、
母 ....
オレはネクラだ。
さっき思ったが、ネクラってのは改善できるのだろうか。オレは昔は悪ガキ大将だった。それがあの忌まわしい過去がトラウマになって、今ではいき過ぎデルモ体型になってしまった。くそう、おっぱ ....
オレはネクラだ。
まず無口だ。自分から人に話し掛けないし、話し掛けられても「へえ」「はあ」「ほう」「あっそ」「で?」で返すのが方程式だ。そして基本的に単独行動だ。休みの日は一人で、ネットやってるかゲ ....
このままイッてしまったらどうなるんだろう
マショマロを火であぶりたい
あなたの吸った煙草のニオイがわたしの髪の毛に残って
あなたのことを思い出すよ夜風に吹かれて幸せだよ
すこし寒いのも ....
石垣りんさんのことを書かずに倉橋さん、つーのは、詩書きとしてどー
か、とも思えるんですが…。倉橋由美子さんの作品からは、ぼく好みの
何ともいえぬニオイがして、大好きな作家さんでした。
んで ....
真昼の街は人ごみでしかなかった。通り過ぎる景色は人の頭だけだった。歩道へはみ出した看板には魅力を感じることも出来ず、トコトコ歩くほかなかった。
空の存在が異様に近く感じたのは、高々と建築されたコンク ....
はっきり言って、他人が書くこう言った文章は嫌いだ。
勝手にやってろ、と思う。
だから、勝手に書かせて貰う。
寂しい。
今、非常に寂しい。
いちゃいちゃしたい。
にゃんにゃんしたい。
....
経営していたデザイン事務所が潰れ、夜逃げ同然に実家に戻って来た。以来、年老いた両親に煙たがられながら家の中でゴロゴロするだけの毎日が、この二月ほど続いている。ここに転がり込んだのは梅雨の終りの頃だっ ....
どんなに年をごまかしても美空ひばり世代ではありません(爆)!
めったに泣かない父ちゃんがポロリとしてたそうだ。すごいんだろう、きっと。
ビートルズ世代以外のアメリカ人の気分?(ちょっと違)
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第六ニューロン「小田急線」
散々前戯だけして、本番もしねぇで言うのもなんだが、
舞子に口づけた俺に、恐いモノは殆ど無い。
俺と舞子は新宿に向かう。その間、俺の手はずっと舞子の髪に触れてい ....
「また明日ねー」
って言える事が幸せだよ。
今、生きている人間が必ず1度は経験する事柄があります。
全員、おしなべて、例外なく、絶対に、です。
それは、
この世に生まれる事と死ぬ事です。
人は誰でも、必ず親から生まれたから生きて ....
まず考えなければならないのは、このフォーラムも官警により管理されている(若しくは、
される危険性がある)という事、そして、その事により管理者である片野さんにご迷惑を
おかけする可能性が多分にあると ....
僕は速読かつ多読家だ。
故に、短編と詩を好む。
いや、好まざるを得ない。
朝と夜の電車に揺られる1時間強を駆使した所で、ドストエフスキーを消化することは難しいからだ。
愛書の筆頭に上がるの ....
たまたま人からもらって一度だけ食べたお菓子の味が忘れられないのに、どこのなんというお菓子なのかさっぱりわからない。しかも、その人とは音信普通になってしまって、もはやそのお菓子を探す手がかりが何もない ....
澤木耕太郎の『深夜特急』。
昔、テレビで大沢たかおが実写でやっていた。アジア篇しか見ていない。でも、スゲー憧れた。一年前の僕は今頃、東南アジアにいるはずだった。貧乏で、ごちゃごちゃしてて、不 ....
10年くらい前「ウォーリーをさがせ!」(マーティン ハンドフォード著 フレーベル館)という絵本が流行った。ストーリーはなく、見開きいっぱいに描かれたたくさんの人の中から、縞々シャツのウォーリーを探し ....
「ありがとうございます」とコンビニの店員が微笑みかける。僕にではない。ただ、この人、どこかで会ったことがあるような・・・。そう思った時、いつも妙な妄想をしてしまう。もしかして、世界にはほんの数十人の ....
■三番目の千文字 Endo1
「煙道」と記された文献を英訳する際、誤って"Tobacco Road"としたものが広まった。
しかし「煙道」は「華道」「茶道」「柔道」などと同 ....
殺風景な通路のソファに座って小説を読んでいた。見渡す限り廊下で窓からの光が心地よい。他に誰も見当たらない。
そこへ、黒く細長い布を持った天使が僕の前で立ち止まった。僕を舐めるようにまじまじと見 ....
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