私小説というものがほぼ死に絶え、小説はエンタテイメントとして書かれ・読まれ・消費されるものになって久しい。それに対して、詩というものは、未だに“私詩”とでも呼ぶべきものが大半を占めているように思える。 .... 外出したくない気分で外出をする。街には騒音がこだましている。耳に入る沈黙は皆無で、屋内へ足を踏み入れたとしてもBGMが鳴らされている。僕はあくびをする。それから後頭部を偏執的に掻き毟り、すれ違っていく .... わかってる。
いつかすべてが無駄だったと、
そう思える日が来る事を。わかっている。

これは裏切りの手。

わかってる。
いつもすべてが無駄だったと、
そう思え ....
「陽子、詩人と付き合ってはいけないよ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=36052
「父さん、詩人と付き合ってしまいました」
http://po-m. ....
虫の声がそこかしこで聞こえる。透明の日の光が木々を潜り抜け降り注いでいる道を通ると、もう白いシャツはじっとりと汗で湿り出す。前髪が額に張り付くのを指で払いながら、一歩一歩前に進んでいくと、小綺 .... 彼女達の足がモデュロールを刻む。スポットライトが暗闇のステージを照らす。観客はステージを凝視する。ダンスピープル。彼女達の足が刻むモデュロール。

魅力的なのは妖艶なのか。無印の、無垢の、表情が重 ....
今日も寒い中あの人を待つ。

わたしの『シンデレラタイム』は10分間。

あの人は6年間乗り続けている“サビてかごの曲がった自転車”でくるはずだ。

今時の高校生はここまでの自転車はのりた ....
第四ニューロン 「新宿」

 朝早くから、家族に嘘を付いて家を出た俺は、待ち合わせ時刻の30分前には、
新宿駅南口改札の前に突っ立っていた。せわしなく煙草を吸い散らかす。

 どうでもいい話 ....
カミサマって野郎がいるんだとしたら、其奴はとんでもなくイヤな野郎だな。
人間ってのが後悔するのを見て、楽しんでやがるんだ。
何故かって?後悔してるんだよ、人間なんつーモンを創っちまった事をよ!
 ....
形状と言えば、影の淵の庭に続く、丸みを帯びたプール。死んだ水滴の集まる、丸みを帯びたプール。

形は、そこに記されている。それが見えなくとも、匂いで分かる。影の、淵の、庭のような匂い。それらの形は ....
目眩のような雨が降り出した。
六月のある日、窓の外を眺める夕暮れも近い時刻、私はふと空を見上げた。


幸せだ。ふと口をついた言葉に息を呑む。
本当にそう思うの?自問自答しながら部屋をぐるぐ ....
私は毎年決意します。
「来年の夏こそは、彼氏と一緒に祭りへ行くぞ!!」と。
けれど、それはいつも決意だけで終わってしまうのです・・・。
「来年の夏こそはっ!」
「あぁ・・・・今年も・・友達と祭 ....
 当たり前のことだけれども、ディズニーランド(以下TDLと略)には、ミッキーマウスがいる。今では誰もが知っている話だが、あれは「本物のミッキーマウス」なのであって、決して人が中に入っている着グルミでは ....  この間、地下鉄の中で興味深い光景を目撃した。
 小学校の2、3年生ぐらいの男の子と女の子が、仲良くシートに腰掛けていた。二人はどうやら付き合っている(!)らしく、今度の日曜日にどこにデートに行くか ....
三人泣かせ帰ってきた、清く正しい朝帰り。
麦茶が妙に空っぽい。

虚しくて空しい。
遠い。
遠いんだよ。
俺は、




以下、呟ぼやきます。

罵詈 ....
手詰まりにしてはさっさと続きが出てくる。そして手詰まりな時はいつもこの言葉が
私を支えてくれる。今回、話は脱線する。

  はばかることなくよい思念(おもひ)を
  私らは語ってよいのですって ....
大阪の下町。
見るからにヤクザといった風体の男二人が、道端をゆっくりとふらふら歩いております。



「兄貴・・・・。兄貴。」
「・・・・なんや、マサ。」
「・・・・・・・・・・兄貴。」 ....
来月、はたちになります。
こうやって詩や日記を通して自分の生活をつづっているとなんだか20歳の誕生日がおおきな節目に思えてならないのです。十代という人生において大きな10年間を終えようとしている今、 ....
第3ニューロン 「勝手にしやがれ」

 惚れてしまったものはどうしようもない。しかし、問題がある。
友達の女だ、って事である。これもどうしようもない。
どうにかなるもんじゃない。どうにかするも ....
第二ニューロン「吉祥天」

 庵のアートスペースを出て、時間つぶしの為に、三鷹駅前のドトールに入った。
たった100mも歩かないうちに、俺は汗だくになっていたのだが、
庵は汗を一滴もかいていな ....
昔、犬だった頃のことを思い出したのです。
飼い主は優しくて私のことを可愛がってくれました。けれどいつもどこか淋しいのです。こんなにも愛されているのに、いつもどこか寂しい気持ちを抱えていました。いつの ....
スタートラインの内側に立つ。眺める景色はいつも道り。緊張している鼓動が手のひらまで感じる。リラックスしよう。深呼吸する。深く息を吸い込み、吐き出す。
膝くらいの高さの台の上、白い帽子と白いポロシャツ ....
まえがき

これは実際にあった話であり、自分自身のエッセイである。
記憶に頼る部分が大きい為、話が大きく前後したりするだろうが、ご容赦願いたい。
登場人物の名前は本名を使う事を避けた。団体名な ....
「聖餐」 「最後の晩餐」に由来するキリスト教の儀式。とても簡単に説明するとみんなでパンを食べ、ワインを飲むこと。
実はこれを詳しく説明しようとすると、ここだけでは到底終わらない。
まずパンとワイン ....
■二番目の千文字 Endorphine

高さ50センチほどの演台に直接胡座をかいて座っている二人の老人は、しばらく瞑想しているかのようだった。
一人は白髪、もう一人は禿頭で、両人とも優に80歳 ....
 ぼくが、日記をつけているというと、意外な顔をされることがしばしばある。
 中学の頃から、2年書いて1年休んで、というようなペースで書いてきて、就職してからしばらくは書いてなかったんだけど、ここ数年 ....
子どものころの私にはロールモデルがなかった。こうなりたい、という目標がぜんぜんなかった。高校生になってからは国語教師(女)に憧れたり、パティ・スミスになりたいなーと思ったりしたこともあったけれど、現実 .... 多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、

何かのたとえとして私に示すのですか。

甘い嘘と星のかずだけ ....
 ホテルや旅館に泊まる時、部屋に入って、まず一番にぼくがすることは、壁に掛けてある額縁や鏡をめくって、その裏側を見ることだ。これは、出張でもプライベートでも、素面でも泥酔状態でも、必ず、やることにして .... 鳴っているキオスクの前で仕方のない新聞のにおい
目に映るは、蛍光ピンクのパーカー
私は今日も歩いている
電車には乗り遅れるが
生き遅れてはいない。
ヒトは私を追い抜いて蜜をすう。
黒い真実 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
詩と“私”を切り離せ。大覚アキラ61*05/7/13 17:38
フリースタイル4(たとえばカフェの一席で、もしくは私鉄の一席 ...チャオ1*05/7/13 15:26
SATP.Vol.5「 わかってる。 」PULL.3*05/7/13 11:35
「陽子」さんへ (N哉さんの詩を読んでの感想文)[group]ベンジャミン7*05/7/13 6:45
夏の日 一龍二305/7/13 4:23
フリースタイル3 (ダンスピープル)チャオ2*05/7/12 19:44
10分間のシンデレラタイム淀君1*05/7/12 5:02
記憶の断片小説続編・ロードムービー「卒業」[group]虹村 凌3*05/7/11 22:34
短編小咄「常連客」[group]1*05/7/11 21:36
銀色のコップチャオ2*05/7/11 16:37
幸せのにおいRee.205/7/11 12:53
来年の夏こそはっ!天使305/7/10 19:28
ミッキーマウスの中身大覚アキラ1105/7/10 13:47
短命の時代がやってくる405/7/10 13:25
「 空っぽ朝帰り。 」PULL.5*05/7/10 12:38
書く動力 9Dr.Jac...1*05/7/10 1:08
シノギ捨て彦305/7/9 23:14
はたちになるまえに305/7/9 4:10
記憶の断片小説続編・ロードムービー「卒業」[group]虹村 凌3*05/7/8 21:03
[group]1*05/7/8 11:23
犬だった頃4*05/7/8 2:19
プレッシャーと対峙してチャオ005/7/8 1:40
記憶の断片小説・ロードムービー「卒業」[group]虹村 凌005/7/7 22:19
いっしょに食べませんか?クリ9*05/7/7 21:45
不連続小説 『煙道 2』1*05/7/7 20:55
記憶→記録大覚アキラ505/7/7 16:33
詩人ですもの佐々宝砂13*05/7/7 3:12
追いつけなくてmidori5*05/7/7 2:01
ありえざるもの大覚アキラ805/7/7 0:52
未練がましいといわれないためにmidori1*05/7/7 0:46

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