ロマンチックなんていらねーよ
ささやかな秘密もいらないんだよ
全貌を早く耳打ちしてくれよ
パズルのピースの上に俺は立っているんだ
あんたが完成されてくれ
....
同じ教室にはともだちがいた。
白く消え入りそうななりをして、そのくせ刃のような目をする子だった。
その目は無邪気な好奇心と、大人への不信感にみちていた。
彼女は絵描きだった。
そしてき ....
動物たちの暮らす森に、一匹のイボガエルが住んでいました。彼女には悩みがありました。からだのあちこちにあるイボから、いつもミルク色のべとべとがしみ出していて、そのべとべとが体に触れる草花や、遊ぼうと近寄 ....
「ぽえむ君は一人ではない!」
「えっ、マジでっ!」
「だってだよ、毎日二作とか三作を書き続けて、かれこれもう、
一年以上が経っているんだよ。」
「いやいや、根性があるからなんじゃないの?」
....
男が怖かった。
私は長いこと、母親と二人暮らしだったし、通っている学校は(系列の男子校があるとはいえ)女子校だった。
はじめてすきになったのは男の子だったが、それは小学3年生のころのことだった ....
冷酷に。
ひどいことを書くとして、
例えばそれが、
その人物の日常であるならば、
それは割り切って、
冷酷に書かねばならない。
読んだ人が、
....
崖のふちに立ち、足の下を眺めた。吹いてもいない風が、体を崖の下へ突き落とそうとする。思わず後方へ重心を移動させる。視界が、下から上へと上がる。そこには青く透明な空があった。
大学時代の友人が ....
「あのさぁ、ぽえむ君って、本当は女性なんじゃない?」
「おいおい、いきなりなんなんだよ。」
「だってね、ぽえむ君を実際に見た人っていないんでしょ。」
「そうだねぇ。でも、だからといって女性か?何 ....
夏――。
とある賃貸マンションの一室に若者が二人。
その一人、もとい彼は、ファミコンのスーパーマリオ3をやっている。
もう一人、もとい彼女は、彼の横であぐらをかき、アイスを食ってい ....
俺が毎月主催させてもらってる自由参加型の朗読会にて
参加者がステージに立ち自己紹介をする。
「こんにちは、フォーラムでは××という名前で書いてる○○です」
など、という人は結構いる。
....
八月の午後だった。風はそよとも吹かず、その年の最高気温を記録するほどの暑さだった。視野に入るものはどれもみな輪郭を曖昧にして、そのまま溶けだしていくようにも思われた。唯一、水銀を流し込んだような往来 ....
眉村卓の古い短編小説に「わがパキーネ」というのがある。私が最初にそれを読んだのは1982年。十四歳の夏だった。ヒマでたまらない十四歳の夏休み。自分自身の汗の臭いと、隣で飼ってる牛の悪臭と、それらをぐる ....
大きな通りをひとつ東に越え、いくつかの角を曲がったところにその店はある。
狭い階段をあがり、ガラスをはめ込んだ扉を押すと、ドアベルが小さく鳴って客たちを迎え入れる。決して広くはなく、また建物の二 ....
だまし続けて欲しかった、というのはバーブ佐竹の「女心の唄」(作詩:山北由希夫 作曲:吉田矢健治 )の一節だけれども現代詩フォーラムの参加者の中でこんな歌を知ってる奴のほうが少ないことはいかな世情に疎い ....
狭小なベッドのうえに月明かり
飲み散らかしたアルコォルの残滓
明日を闇雲に信じてやまない僕らは
同じことを考えて違う言葉を喋る
「好きだよ」
「そんなことはよく、知っているよ」
....
{引用=まず、始めにこれを読んでくれるあなたが自分のこころに、またこれらの言葉に素直であることを願う。}
「冷静にじっくり考えれば解ることなのだけど全ての現象、原因は自分が作 ....
私が24の頃だ。
当時の私は実家でぷらぷらしていていたのだが、その年の正月を一ヶ月ほど過ぎたある日、積年の恨みを晴らすべく父をボコボコにして、そのまま居るのが気まずくなり、逃げるように勤めていた ....
その標識は、私がひょいとしばらくの間滞在した町の交差点に立っている。
私はその標識を見て、はっきり言って当惑してしまった。体裁は普通の交通標識と同じなのだ。一方通行、とか、止まれ、とか、そういうたぐ ....
「私は何も言いたくない」という言葉が孕んでいる事態について考察してみよう。そうすると人は「言いたくなければ言わなければいいだけじゃない」と言われるかもしれない。しかし、事態はそう単純ではない。
例え ....
人殺しがいました。
その人殺しのことが誰よりよくわかる自信があります。私は殺されないように日々我慢を繰り返しています。壊してしまうと、大切なものを失うからです。
それは人殺しも大切にし ....
新は気紛れの気分屋だと思われていた.
一緒につるんでいる女の子を
「君は本当に最高だ」と褒めちぎったかと思えば
次の瞬間めちゃくちゃに罵っていた.
それ故彼を取り巻く女の子は一喜一憂が激しく
....
人はなぜ詩を書くのだろうか。
「詩を書くのに理由なんてない、書きたいから書くのだ」
まさにその通りである。詩を書くのに理由はいらない。
じゃあ、人は何を「詩」に書き込むのだろうか?と問うと、答え ....
「わかる」ということについて考察してみよう。人は本当に言語を理解しているのだろうか?こういうことを言うと、何を言っているのか、と思われるかもしれない。しかし、結論から言うと、極言すれば、人は、言語を理 ....
気になる人がいる。
彼に恋をしているわけではない、私の好きな人は常に1人だけだ。彼は私が本気で恋に堕ちたところで、ちゃんと振ってくれもしないような人だ。とんでもなく優しく、そして勝手な人だ。 ....
「ちょっとわかって、ちょっとわからない」詩が、人気がでる詩のひとつの条件である。と書くと、怒る人が多いかもしれない。例えば詩は自分の心の素直な表現であって、わかるとかわからないとかの問題ではなく、真実 ....
「詩」というものに、
「誰かのありのままの感情や思考」を覗き見する楽しみ方があるとするならば、
その際の「詩」は、誰かに伝えようとして作りこまれたものであるべきではない。
そして、その際の「詩」 ....
詩は売れない。と言う人がいる。詩で収入を得ることは簡単だ。はっきり言って詩は絶滅危惧種だ。競争相手がいない。なのに誰も市場に参入しない。詩は絶滅しない生命力を持ち合わせている。
なぜ詩は絶滅しないの ....
詩は売れない。詩で収入を得ることは困難だ。はっきり言って詩は絶滅危惧種だ。なのに絶滅しない生命力を持ち合わせている。
なぜ詩は絶滅しないのか?どのように詩人は生計を立てているのか?いくつかのパターン ....
この文章の本当のタイトルは、「ツリー型投稿詩掲示板サイトで、現代詩フォーラムのような場の評価の仕方をするとどうなるか」なのだけれども、あまりにも長いので、変えてしまった。
この文章は、ある意味で直近 ....
信じることを定義するとしたら
「この人になら裏切られても後悔しない」
と覚悟することだ。
誰かの手を求めるとしたら
「今この瞬間の温もりがあれば、次はなくても生きられる」
と確 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
井の頭線、向かい席の独り言が聞こえた
猫のひたい撫...
3
07/4/3 4:49
男になりきれない、女になりきれない、手紙。【夜のみち。】
西瓜すいか
1
07/4/3 2:55
あるメルヒェン
シリ・カゲル
3*
07/4/2 22:31
小説・疑惑のぽえむ君 (複数人説)
ぽえむ君
7*
07/4/1 3:19
男になりきれない、女になりきれない、手紙。【つきあい。】
西瓜すいか
0
07/3/31 22:31
「 冷酷を書く。 」SATP.Vol.10,
PULL.
2*
07/3/31 17:55
ダニエルは飛び込んだ!
ブライアン
1*
07/3/31 15:53
小説・疑惑のぽえむ君 (女性説)
ぽえむ君
8*
07/3/31 2:21
摂氏36℃
済谷川蛍
5
07/3/30 14:10
フォーラムでは××という名前で書いてる○○です
[group]
馬野ミキ
18
07/3/29 21:47
狼よ、おれたちも敗走する!
んなこたーな...
0
07/3/29 16:48
彼の、パキーネ、異形の詩歴書番外
佐々宝砂
8+*
07/3/28 20:53
印象 : 1
安部行人
0*
07/3/27 0:40
どうせ私をだますなら
山田せばすち...
8*
07/3/26 20:44
深度
朽木 裕
0
07/3/26 14:52
空飛ぶ機械のための習作
はらだまさる
7*
07/3/25 17:46
バブルから遠く離れて━━とある放浪記━━
日雇いくん◆...
7+*
07/3/25 13:28
標識さん
[group]
ななひと
3
07/3/25 6:25
「私は何も言いたくない」
[group]
〃
9+*
07/3/24 10:06
余計なことはしすぎるとどうなるの?
猫のひたい撫...
1*
07/3/24 9:41
カーニバル
真田徹基
1
07/3/24 0:09
ここは「外国」であり、現在は「戦争中」である。
[group]
ななひと
7
07/3/23 17:53
すべての言語は理解不能である。
[group]
〃
5*
07/3/23 11:31
モーターが鳴る
猫のひたい撫...
2*
07/3/23 10:19
ちょっとわかって、ちょっとわからない。
[group]
ななひと
4+*
07/3/23 8:42
革命的なヴィジョン
結城 森士
1*
07/3/23 1:48
詩人が収入を得る方法(Remix Ver.)
木棚環樹
5*
07/3/23 1:23
詩人が収入を得る方法
[group]
ななひと
9
07/3/22 16:52
「良い!」「良い!」「良い!」「良い!」
[group]
〃
3+
07/3/22 10:26
愛することの定義
深散
1
07/3/22 7:01
169
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【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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