どうも即興で作った詩はフォーラムでは評価されないことが多い。特にそのことをほのめかすような内容の場合はなおさらのようだ。別にそのことを自慢しようと思っている訳でもないし、自慢するべきことだとも思って ....  下宿の上階に女郎が住んでゐた。
 座敷に出てゐる時の女がどのやうな格好をしてゐるかは知らなかつたが、開け放した窓から上体を乗り出した姿は馴染みのものだつた。
 案外に短い髪は肩で踊り、着崩した着 ....
この連作「そろもん」は、五行というフォルムそのものがテーマでした。大局的には、それ自体が現代詩的構文のアンチテーゼとして機能することを目論んだと、とりあえず言っておきます。でも内実は、きわめて個人的な .... 友人から、世間話(といっても他人様の家庭の事情)を聞いたりしていて、

"現代社会ってそんな感じはある"

なんて。メールのやりとりをするのと同時に其処にいつか自分が麻痺し ....
もういなかった。携帯さえ役に立たないものはない。二十歳は永遠に残らない。写真を見ると私はきまって泣いていた。言えなかった。声がない。もうどこまでも一人でわが道をシネスショコタービッチのような空をあ .... 本当の意味は用もないことをべらべらしゃべること。
みたいですね。


しっか〜〜し!



普通に"駄目な弁当"と連想した私は素直な人間とも言えよう。
何を隠そう ....
 テレビから目を離すと、部屋が真っ白になっていた。壁には昨日買ったばかりの彼女の薄いピンクのワンピースがかかっていた。ワンピースは脱色されたように色を失ってだらりと下がっている。一人でいるのが不安にな .... <学校について>

「教科書でおぼえた名詩」という本を読んだのだが、残念ながらぼくが教科書でおぼえた詩はひとつしかなかった。
というか、そもそも教科書で詩を覚えるものなのだろうか? 
ぼくはあ ....
* 文体について

文体といっても、たとえば仕事のメールならば、誰が書いてもおよそ同じものになる。
ビジネスの場では、ぼくらは常に非人格的な振る舞いを要求されているからだ。
しかし、マニュアル ....
遅れてきた少年の一切合財(その2)

野口兄弟という少年のクリスチアンがいた
気の強い子で、少々反抗的でもあつたが
時折話をした
一緒に短い旭川の夏の一日
プールで泳いだ
伝道にも一緒に ....
 注意・・・あくまでも私の主観ですから、笑い飛ばして下さい。
ズバっと言ってしまう系が苦手な方はお控え下さい。
ノークレームでよろしくお願いします。

毒舌指数★★☆☆☆☆



第一 ....
風邪をひいてしまった。
頭がボーっとしているのは、普段通りだからいいとしても、
咽喉の痛みと身体のだるさはたまらない。
「人類はいまだ病気にまさる兵器を開発していない」と述べていたのは、ジョージ ....
毎日毎日、おびただしい想念がひっきりもなしに頭のなかをよぎっては消えてゆく。
それらを捕らえて紙の上に定着させるのは、なかなか苦労のかかるものである。
もっとも、それだけの価値もない想念が、ほとん ....
 この触場に来て、今日で三ヶ月になる。あたしにとっては二つめの派遣先だ。前の派遣先では何かと上手くいかなかったので、ここに来られて、本当に嬉しい。
 触場へは自転車で ....
 普通のひとは自分の骨のことなど普段あまり意識しないものだが、私はこうして関節が軋るようになったので、自分の骨のことばかり意識するようになった。
 動かすたびにギイギイと大きな音をたてているようなイ ....
ひとつの手記がある。
戦時中、理性を失った科学者がある実験を行った。
はじめに彼が用意したのは巨大な体重計だった。
その体重計の外観はベッドのようで、大人一人が楽々横になれる大きさがあった。
 ....
 あたしは車を降りた。ここまであたしを連れてきてくれたあのひとも。あのひともあたしも、黙って川の流れに向かって歩き出した。
 川原には石が延々と転がっている。これが全部星なら、ああでも星は実際にもっ ....
「八月、愛するものにもどってはならない」
これはアンディ・ルーニーのコラムのなかで、バーニース・ケニヨンの詩の一節として引用されていたものである。
バーニース・ケニヨンって誰?



ど ....
 遅れてきた少年の一切合財」

早いに越したことことはないそうだ
みなが早教育、早教育
僕は幼いとき、若いときは
遊びたかった
戦争の小学生、
あつちこつちへ回されて
勉強などなん ....
真夏の炎天下の中、そんなコトにはお構いなく、校長先生のお話は延々と続きます。校長・オン・ステージ。気力と体力を同時にエグリ取る、灼熱の悩殺ライヴ!バタバタと倒れる人続出!そんな中、朝礼台の上からつるの .... {引用=
 ヒトラーの「わが闘争」を
 いつもポケットに入れていた
 まるでサリンジャーの小説の
 脇役のようなH君から
 十二年ぶりに電話がきたのは
 二年まえのことだった}
 何気な ....
ぼくは小学校一年生の時、自分の誕生日に友人4人を呼んで誕生会を開いた。
普通の家庭ならこういう場合、母親がケーキを用意してくれるものだが、ぼくの家庭は両親共働きで昼間は母も家にいなかったので、ケーキ ....
高度経済成長とバブルがいっぺんに押し寄せたような、
常軌を逸した好景気に見舞われた中国(上海/北京)は、今、未曾有の建築ラッシュだ。
北京オリンピックの開催と三年後の世界万博を控え、その勢いは未だ ....
 あちこちの地面に張り付いた影たちが一斉に声を張り上げる。
  
 「細身の影はこっちだよ。ちょいと太めのあんさんも、きれいなシルエットに写してあげるよ。」

 「おちびちゃんはこっちへ ....
「日曜日は父親と遊園地に行こう」

手で触れるような不満とか憤りとか不安とか(怒りもかな)、が生きてうごめいてみえる。イマジネーション化された描写は、アバンギャルドな(このいい加減な形容詞w)ア ....
バレエは美しいダンスだ。バレエなどのダンスにおける美しさはどこから来るのか。
ダンスは性器中心主義的だ。ダンスにおいて、身体は性器/非‐性器の差異である。ダンスする身体は性器/非‐性器の差異として機 ....
明け方に寝て6時半に目覚める。
外はすっかり明るくなっていて、
新しい1週間の訪れを告げる、月曜日。
私は洗面所で軽く顔を洗うと、
この時間には久しぶりに外に出た。

小学生達は ....
今週のレコメンド・ポエトリー

さよさん 「パパ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=130846

文明開化の足音も遠く過去の遺物として語られるこ ....
ワタナベ「空の箱」 10分間で はじめー


○田代深子
「空の箱」
足から入り腕を出すと
そのダンボールのほかは空ばかりで
おれは首も伸ばし下をのぞきこんでも
からりと晴れ風鳴る空の ....
以前、オデュッセイアが40日間の物語であることを確認しようとして果たせなかったが、海外にそれをやっているサイトがあるのを発見した。以下のようになるという。


1日目:
神々の集会で、アテナは ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
みなさん。即興の詩にもポイントをください。ジム・プリマ...007/9/15 22:51
下宿の上階。ヴィリウ307/9/15 1:38
●そろもん最後の栞みつべえ807/9/14 19:45
現代社会と僕と[group]フクロネヅミ1*07/9/14 16:06
   彼氏と彼女の最後の日紅山「そわか...307/9/14 12:13
駄弁[group]フクロネヅミ4*07/9/14 10:20
色が溶けていく宮市菜央1*07/9/14 1:27
学校について、投稿についてんなこたーな...207/9/13 21:46
文体について、経験について407/9/12 20:16
遅れてきた少年の一切合財(その2)生田 稔107/9/12 19:28
ものづくし  〜KAZANAGI草子〜[group]Rin.32*07/9/12 12:58
バカにつける薬はあるか?んなこたーな...307/9/12 0:02
エセー107/9/10 19:09
「 当世触場事情、其の一。 」PULL.0*07/9/10 7:28
骨と首の話hon107/9/10 0:24
命と6grabbit...5*07/9/8 0:01
花埋み(石)宮市菜央2*07/9/7 18:18
八月、愛するものにもどってはならないんなこたーな...107/9/7 16:43
遅れてきた少年の一切合財(その一)生田 稔307/9/6 9:16
キッチンペーパー、3ロールぶん使いました。2*07/9/6 5:02
ZUZUさん『鳥人間コンテスト』を読む楢山孝介8*07/9/6 2:16
ぼくは君のケーキになれなかった新守山ダダマ407/9/2 14:11
青空正男(コロッケ大王) 論4+*07/9/2 3:00
【小説】影市場なかがわひろ...2*07/8/30 13:29
モリマサ公さんの最新詩集を読みましたリーフレイン607/8/28 14:03
ダンスと同性愛発生の仮説ケンディ2+*07/8/27 15:58
いち、に、さん、いち、に、さん。快晴1*07/8/27 7:30
言葉探偵ワタナベ-週間レコメンド・ポエトリー(1)ワタナベ007/8/23 16:05
☆第五回即興詩会(夏の陣編)[group]007/8/21 23:38
オデュッセイアの時間経過についてhon107/8/19 19:05

Home 戻る 最新へ 次へ
148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.54sec.