現代詩フォーラムの
はじめましての投稿欄に
小川 葉さんの投稿があった
同姓同名なんだなあと思いながら
投稿内容を見ると
すべて脈絡のない
アルファベットと記号の羅列で
ウィルスコードの ....
―今日のうちに降るだけ降ってしまえばいいのよ―

受話器の向こうで母が言った。相槌を打ちながら片手でガラス戸を開け、グレーの空を仰いだ。激しくはないが単調に降り続いている。家族内での大きな行事はな ....
『近所から鳴き声が煩いと苦情が来た。さて、この場合学校で飼っていた鶏はどうするべきか』
そんな命題がしばしば出される。
倫理観だとか教育的配慮だとか、そんなものをこねくりあわせた結果、よく導き出さ ....
ちいちゃい頃のぼくらは、バカの天才ばっかりだった。


プールに思い切り飛び込んで、みんなを見下ろすほどブランコをこいで。


工事現場のトタン屋根を、危うげにいくつも飛び越えて。 ....
 たった一つの心理でもって思う日々です。金属が大好物です。たまにヒトが棒状の金属を体に埋めてくれることがあります。そしてそれ以外は主に気配を気にしながら天井と壁の間で出来た蜘蛛 .... 独りでクルマに乗ってるのに
ニヤニヤしながら運転してる人
気持ち悪いから
すき


牛乳を何日放置すれば
ヨーグルトになるのか
試してみたい
って言ってた
スーパーのレジのおばちゃ ....
ローラー式9輪駆動ソラー水素自動車
 
テレビで車の走るのを見ながらふと上記の自動車を思いついた。つまり土地を平らにするローラーがヒントになった.前輪に4つの部分に分かれた一連のロラー状のタイヤ、 ....
理屈は理屈
正解とか間違いとか
そういう問題じゃなくて
美味しいものを不味いって言うのには
それなりの理由があるんだよね。
でも、そこに気付こうとするか否かは人の関心や興味に依存してるから、 ....
広い世界で
一人だって感じた
誰かうつむいて歩いている人
作り笑いをしてくれる人
欺瞞の言葉をかけてくれる人
こっちを向いて

両手にあるお金じゃなくて
口の中から出てくる真っ赤な嘘じ ....
すれ違いは心から生まれたのだろうか

どんな言葉を搾り出しても空気の失くなった部屋にはもはや何の感動も訪れない

心の代弁者は真空に放り出され無惨にも四散した
まるで宇宙空間に生身で投げ出さ ....
どうして生きるのか。人はどうして生きなければいけないのか。目的?

僕はこの質問を書きながら途方に暮れる。

答えが無いわけではない。実際何度も結論に達したし、自分の中では

分かって ....
お母さん、いつからだったっけ。
家の冷蔵庫からパックの牛乳は姿を消した。
森永の事件の所為じゃない。値段が高いからじゃない。
お母さんが働きに行くようになって、お兄ちゃんが東京に行って、あたしは ....
どうぶつの心の内容を覗きみることは、自然科学の領域ではタブーだし、
主観的にそれをやっちゃうと、サイエンスではあり得なくなってしまう。
それはもはやブンガクだ。
どうぶつ奇想天外法だ。
 ....
ザアザアと雨が降つておりました。
ゴンと居間の時計が十参度鳴り響きます。
その家の主人は、ごろりと横になり、なにやら難しげな洋書を読むでもなく、つらつらと眺めておりました。
――今日はお出かけに ....
僕が透明感と呼んでいるものがある。(別の言葉で
表現すると意味が微妙に変わってしまう。)


友人達と話したり夜読書したり音楽を聴く時などにそれは時々訪れる。
時間の濃淡が変わり、意識 ....
《Mr. Lonely》
{引用=
孤独な、僕はミスター・ロンリー
僕のことを想う人は誰もいない
寂しい、僕はミスター・ロンリー
僕にも電話をかける人がいればいいのに

Bobby Vi ....
 アンリ・ミショーに「Aの肖像」という散文詩がある。以下、恣意的かつ部分的に抜粋する。

{引用= 青年期の入口に達するまで、彼は一つの球体を構築していた。密封され、充足した球体。稠密な、彼一人の ....
小学3年生のころ
自転車に乗って2つ隣の県まで行ったとき
僕は たぶん 何かから逃げ出していたんだろうな

愉快犯 片山の奇声
3年2組の向坂先生と3年3組の岡島先生の校舎裏での接吻行為 ....
{引用=
アウトバーン、
幾筋も空に架かって透明なチューブ状の、
それはアクリルガラスを通した人工光に照らされて
オレンジ、グリーン、イエロー、
ゆっくり蠕動する虹色の生き物みたいで
なん ....
夜だった。一人だった。暗い川を筏で渡ろうとしていた。筏はとても古かった。櫂で漕ごうとするとバランスを失った。川は濁流で、僕は今にも落ちそうになった。すると、川面からぬめっとした首のような、海獣のような .... ある日、テレビを見ていた。天気予報のキャスターが出てきて天気図の前に立った。天気図のマークはどこもかしこもこんなだった→●。キャスターがさわやかに言った。
「今夜のお天気です。東京は夜でしょう。横浜 ....
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=168092の冒頭に転載)


映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強 ....
拝啓、とさせていただきます。
日々つつがなくお過ごしでいられますでしょうか?
貴方と途絶えて最後にお目にかかったのは何時かもうすでに忘却の彼方ではありますが、今まで二人でどんな時を過ごしたか想い起 ....
 今僕は、ショパンの曲を聴きながら、以前古本屋で手
に取った「吉野弘詩集」を開いています。薄く赤茶けた
表紙の中心には太陽らしきもののデッサンが描かれてい
ます。なにげない日常の場面を描いた「夕 ....
 個人と社会の関係性を考える時にどうしても気になるのが疎外の問題だ。気になるというよりも、個人的にはぬきさしならない命題として私の頭の中に長年こびりついてしまっていると言った方が良い。恥ずかしい話だが ....  実を言えば、詩の現場で実際に書きつづけている人々にとっては、外部の者がどう言おうと関係ないのである。それぞれがそれぞれに優れた詩を書きつづけていれば良い。詩に向かう動機や信念は人によって様々であろう ....  
 私は冬が好きだ。周囲が生命にあふれるどんな季節よりも。雪深い雪原をトレースしていくとき、全ての冷たさの中で暖かい自分の体温を信じられる。吐く息に水蒸気が混じっているのが見える。大地の精気が星空 ....
誰がどんな文脈で発した言葉なのかもすっかり忘れてしまったのですが、とても印象に残っている言葉があります。
「あらゆるものはあいまいです。それを正確にしようとするまではそうと気づかないくらいに。
そ ....
ユダは考え深かった

海野小十郎

   

 いろいろ考えたんだが、結局のところユダというイエスの反逆の弟子といわれている使徒ユダは、非常に考えの深い個性ある人格だったのではないかとい ....
批評祭から遠くはなれてみる。
アフリカじゃ紛争が終わりそうもないし、パレスチナなんて終わりもまったくみえてこない。
一方で、キャンパスでメシ食ってのうのうとしてる奴だっているし…たぶん私だってそう ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
子供の悪戯〜現代詩フォーラム編小川 葉13*08/2/11 4:19
ひだまりつつみ雨傘4*08/2/10 23:58
いただきます亜樹1+08/2/10 21:08
バカの天才あすくれかお...0*08/2/10 12:14
不眠症患者の吐き気榊 慧3*08/2/9 22:29
My favorite thingsHonest...4*08/2/8 23:42
ローラー式9輪駆動ソーラー水素自動車海野小十郎008/2/7 10:24
フツーって便利だねーTaka★H...008/2/6 10:05
惨めだあぽろん008/2/5 4:26
抽象世界の散文小説相良ゆう108/2/4 19:41
どうして生きるのかJTO1*08/2/4 13:05
福豆かのこ108/2/4 3:47
青虫のキモチになって考えてみました9+*08/2/4 1:03
てるてるぼうず亜樹0*08/2/3 14:14
透明感・しずかな歓喜JTO0*08/2/3 9:23
You Are Not Alone:ハーモニー・コリン『ミス ...2TO308/2/3 8:17
球体があるパンの愛人208/2/2 5:29
例えば、小学生みんな持ってるフエルトペンが怖かったりとか青木龍一郎6*08/2/1 22:17
ねえ、デイドリーマー、ねことら408/1/30 17:28
夜だった。一人だった。鴫澤初音208/1/30 3:11
天気予報キャスターはさわやかに言った。208/1/30 3:02
批評祭遅刻作品■時を止める—「殯の森」と「ノスタルジア」にお ...[group]渡邉建志10*08/1/30 2:02
向こう側の貴方へmaynar...108/1/29 23:13
批評祭参加作品■吉野弘氏への手紙[group]服部 剛5*08/1/29 22:26
批評祭参加作品■怠惰な物差し ——あるいは違犯と視線について[group]岡部淳太郎1*08/1/29 21:58
批評祭参加作品■難解さへの接近[group]508/1/29 20:39
批評祭参加作品■「散文的な夏」 岡部淳太郎 [group]たりぽん(大...1*08/1/29 19:12
風潮と予定調和(ニュースを見ていて思うことなど)塩水和音1+*08/1/29 18:31
ユダは考え深かった。生田 稔3*08/1/29 9:53
批評祭参加作品■You?[group]2TO1508/1/29 5:10

Home 戻る 最新へ 次へ
139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.6sec.