「キレイだよ、誰よりも。」
鞍馬口駅のトイレでそっとつぶやく。髪を直して、グロスを塗って。そうして見つめる鏡越しの自分に向かって言っているものだから、他人が聞いたら「アホちゃ ....
別に何か一つ決めて、それを絶対にしろってんじゃないけどね。
決してナイ。
神ってのはまあ、自分の信じるもの。
信念とかポリシーとか考え方とか生き様だとか魂とか愛の形だったり道徳とか常識とかテンシ ....
1:現代詩で食べる人が出るにあたり、現代詩フォーラムは一日何アクセス分くらいの比重が必要だと思いますか?
2:どのようにしたらアクセス数が増えると思いますか?
3:現代詩フォーラムはどのよ ....
彼女は体を後ろに仰け反らせた。酒が頭に回ったようだった。ぐるっと頭を回す。目の間のお菓子の袋を開けるのに夢中だった。乾き物の袋を。友人の一人がベランダから大声を上げる。冬の冷たい風が部屋に入る。夜は ....
ウチのそばには割と大きなお寺がある。
そのお寺を写生しているジーサンがいた。
買い物帰りに覗いてみると、そのお寺は実物よりもはるかに色鮮やかに描かれていた。
ジーサンの目にはそう映っ ....
仲仲治さん
自分なりのやり方でお考えになっているようだから疑問があっても茶々を入れないようにしてきたのですがどうも行き詰っているというか、もう書くことがないと書いてらっしゃるので話しかけてみます。直 ....
「Nさんはどうしてミュージックプレイヤーなんかに詳しいの?」と同僚に聞かれたが、不眠症だからだ、とは答えない。
俺は夜になるとくだらない事ばかり考える。たとえば、三日前の会話のとき、話し相手 ....
バランスは大事。
だけど結局は自分の感覚を信じて行くしかないよね。
ボクは少し辛めのほうが好みだから、とりあえず香辛料などを加えてみたくなる。
自分の好みのバランスってやつだ。
もちろ ....
命の尊さ
命の重さ
命の嬉しさ
命の奇麗さ
命の有り難さ
人の為の人生。
漠然とした不安感を抱えながら生きているんだよね。
多分。
宝クジは当たるモンなら当たってみたいけど、当たったら当たったでその場で死刑宣告されそうで怖いなぁ。
こう言うのをくだらない妄想って言うん ....
睡眠薬を飲まなかった。眠れなかった。朝早く起きてしまうのが鬱の特徴と本に書いてあった。寝る前はいつも死ぬ人みたいに寂しい。おきるときはいつも嫌いな人に謝りに行くみたいにつらい。眠りは浅くていつも職場の ....
夕食を皆で食べていた私はふと気がついた。
視界の端に何か動いた気がしたので何気なしに見てみると、依子だ。
横目でじっとりとねめつける様に様子を窺っていると、やはりこの女、伸縮を始めた!
まただ! ....
最近、精神的に壊れそうです。
表現を曖昧にしたのは、自分の限界を決めてしまいそうだから、
それは嫌だなと思う、
汚物らはみんなゴミゴミしている、人間は汚い。
2ちゃんねるの現代詩フォーラ ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
その日オレは友人の家で例によってダラダラといつまでも呑んでいた。
翌日仕事のある友人が寝てしまったアトもだ。
その頃オレはガチンコの無職で、生きて行く事の大変さがちょこっと分かって来たような気 ....
――嘘じゃねえよ!
五年生・藤堂勝也は
――見つけたんだ!
市立虹丘小学校第三十六登校班長であり「社ヶ丘パークマンション」敷地内の餓鬼大将も兼ねていた。
――秘密基地を。
梅雨明 ....
大学へ入って初めての帰省だった。吹き降ろしてきた風が祥平を迎えた。両端に住宅の並ぶこの坂の頂上へ向かう彼は、郷愁のなかば強制的であることにおかしみを感じていた。吼え声すさまじかった番犬の家に差し掛か ....
2007/10/31
映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強く深くタテへ垂直に食いこむような感銘を観るものに与えることがある。そのタテに喰い込んだ感銘だ ....
sadame『可逆』 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=167904
この詩は、紙の可逆性を見た作者が、変化した自分の頭蓋骨の中身が果たしてこのように ....
要はセックスがしたいのだ。させてほしいのだ。
と気付いた後もお金にならない文章を書き続ける人は何処かおかしい。
まるでバーベキューをするために河原で縄跳びを続ける夕暮れのような過ちが
異性と対話 ....
人魚が干されている。悲しい目をした犬がそれを見て吠え続ける。雨の上がった夕暮れ。漁師が身の丈ほどある銛を担いで海から上がってくる。彼は干された人魚を見て笑った。そこへ一升瓶を持って女がやってきた。漁 ....
夏というのは、その極彩色の明るさとは裏腹に、死の季節だ。
そのまぶしい日の光と対照的に、くっきりと落ちる影のように、その陰惨な気配は、始終里を覆っている。
年寄りの多い田舎では、夏になると葬 ....
なぜ批評ばかりが手厳しい反応を受けねばならないのか。詩のサイトに批評があるのだから、それは書いてしかるべき箇所であり、資格云々の話ではない。それじゃなにか、詩の下手な駆け出しのぺーぺーはフォーラムにア ....
御免下さーい」
はいはい、どちら様?
玄関越しに掛けられた声から男性のようだと推察する。
近頃は物騒なのでドアを開けない、まず誰なのかと名乗ったらドアを開けることにしている。
チェーン ....
またテレビが無差別殺人のニュースを伝える
「誰でもよかった」
「死にたかった」
「反省している」
などと犯人の弁がでる
コメンテイターは、「自分だけで死ねばいい」
と憤る
私は
「反 ....
俺はどちらかと性悪説
本音を言えば人間はある程度の基本はあっても
生まれてきた時には
完全に悪とか完全に正義とかは無くて
きっと中心よりだと思う
残りは環境によって決まると思う
人間の ....
サン/アローン 石畑由紀子さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=167647
10月5日に読んだ。
おもしろい。短い詩のいいところは、 ....
わたしは見習い弁護士、に扮した三鷹の焼き鳥屋の店員。借り物のスーツに100円ショップのピンバッチをつける。
今日はある裁判の判決を見にやってきた。
被告人は、36歳中国人男性。痴漢容疑 ....
世間というのは恐ろしいものです。ある意味、世界よりも恐ろしいかもしれません。世界は大きすぎて目に入りにくいのですが、世間はいつでもそこにあります。そのために、恐ろしさを肌で実感することが出来るのです ....
母が脳梗塞で入院、手術したときのことだ。幸い一命はとりとめ、面会が許された日、母の花友だちを紹介され、病院に同行してくれた。
母はまだ意識がはっきり戻らず、痴呆などの後遺症が出るという。どう ....
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