幼い頃、私は炭火に憧れていた。
休日、父に連れられて入った山野。街灯一本無い川辺で、良く炭火を囲んだ。
米軍のハライサゲだと父が言う。大人でも一抱えほどある、鉄製の缶の中に紙袋の口をあけ ....
じぶんの書いたものを、信じてあげる。
泉からきれいな水を掬いとるように、
これはじぶんにとってかけがえない詩なんだ
と心にきめて、じぶんの書いたものを信じる。
それが、じぶ ....
こころの動きそのままをことばに表わそうとするとき、しぜんと表われてくることば。それは、詩。
(それを詩とも何とも名づけたくなかったら、それは何と名づける必要もなくて)
書きたいままに、書 ....
5月10日に大田区産業プラザPIOで開催される文学フリマ。
300サークルくらい参加する日本で一番大きな文芸系の同人誌即売会です。
私もぶんがくてきはーどこあ研究所という名前でF-40というスペー ....
世界覇権の欧米からアジアへの移行をテーマとした映画と思われた。
ただし映画はこの「移行」は死を以って償われる「遺贈」によってなされるものと表現しており、しかもその贈与の実体を悪燃費のアメ車で象 ....
原風景を1つ答えよ、と問われたならば
小生にとってのそれは牛舎である。
小生が幼少を過ごした田舎は、そりゃもう絵に描いたような香川のド田舎で。
ため池があり、畑があり、どぶ川が ....
stock and kapital とはケネーのフィジオクラシーとマルクスの資本論から私が得たアイデアを象徴するキーワードで、私が個人的に重宝している私的な慣用句に過ぎない。いつかこのアイデアを展開し ....
大丈夫ですか?
いえ、あんまり大丈夫じゃありません。
中国ラーメン屋のねーちゃんとそんな会話を交わしたのは憶えてる。
記憶がないワケじゃあないけれど、結局やっぱりそんなオチだったって ....
脳裏に焼き付いて離れない、舞台「赤の砂 黒い城」の余韻をまだ引きずっています。
余韻以前
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=183964&fil ....
人と話すことがあると、比べてみて友達が少ないと思う。数少ない自分を知る友人にまで、友達が少ないと断言されてしまった。
なんで頻繁に会うような友達がいないんだっけと思うと、ぶらぶらしていて一箇所に ....
・世の中は記号により成り立っていて、それらの中には映像、音楽、匂い、…等も含まれる
・言語は記号。数字も記号。言葉は全て記号によって理論化され、論理的に構築されている。言語という記号は一面的なの ....
すべて取り違えてみた声と体 水町綜助さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=183643
このぼんやりとした読後感が妙に心地よくて、おもしろい ....
素直、素直と言われて育ってきた
そう言われてきたからそう信じてきたけど、近年はどちらかというと閉じていたので少しひねくれた言葉遣いになってきていることに気がついた
何か伝えるの ....
真ッ暗な夜道を車で遣り過ごしていると、夜空に白い物体が。
何だあはれと車を止め、フロントガラス越しに目を凝らすと、スーツ姿の男が宙に浮いていた。
白く見えたのはワイシャツ、靴下。其れよりも白い男の ....
日本の小説を読み比べて
「詩羽のいる街」を読んだが、詩羽の説明が長くなり理屈学問っぽく、小説本来の味、完成度が損なわれたような気がした。
宮部みゆきの「おそろし」の最後が個人的に ....
昭和35年(1960年)生まれの私がテレビドラマ『ウルトラQ』に夢中になっていたのは1966年のことだったようだ。私は6歳。小学一年生だったことになる。
その『ウルトラQ』を4話420円という ....
リバーシブルのカーディガンにブルースウェードシューズ。
帽子はやめてメガネをかけた。だけど度は入っていない。
白黒のカバンのポケットにはキーケースと携帯灰皿。
大事なものはココには入れない。雨の ....
今日は牛乳が飲みたくない、厭、飲めない。
しかし、眼の前にいる母親は先程から「牛乳を飲め」と強要してくる。
生まれてから旅行に行った時以外はほぼ毎日欠かさず牛乳を飲んできた私だが、今日は牛乳が飲め ....
「我は人間か機械か」
私は天井を仰ぎ、自らに問うた
ヒトと言う形を持ちながら、心には穴が開いている。
心に穴を開けたのは他ならぬ人間だ、そして壊れたのもまた人間である私だ。
私は代替として ....
「あー、空から美少女降ってこないかなぁぁー?」
スーパーの前で、空を見上げて俺はそんな事空想していた。
「んもぅ、こんな所で何妄想しているのっ」
背後から来た女性に小突かれた。
「あぁ、ゴメン ....
少女がその魔法使いの弟子となったのは、魔法使いを一目で好きになってしまったからだ。川から涼しい風が吹いてきていたある夏の午後、川べりでうずくまる黒い影を少女は見た。すぐには魔法使いだとはわからず、古 ....
秋というには、まだ早い
風は乾いてきたけれど
地下鉄を降りる
ホームに残る夕刻の熱気
東急『Food show』
とくに欲しいものも無くて
檸檬を買った
「そのままで良いから」
手 ....
気持ちよく晴れていたから
あいつは起きるなり
こんな日はバイクに乗りたいなんて言った。
毎日 仕事で遅かったから
あたしはもう少しだけ眠っていたかった。
あいつが ....
練習方法1 『単語法』(仮名)
・準備物
画用紙などやや厚手の紙,はさみやカッター,筆記用具,小さい紙袋,詩作用ツール(紙と鉛筆,パソコン,携帯電話 等)
・手順
(短気な人用 ....
真夜中場末のラーメン屋にて。
イカの塩辛が真っ赤に染まるまで一味唐辛子をブチ込んで、
グリグリ混ぜたヤツをコレが旨いんだから食ってみろと言う。
仕方がないのでひとカケラの期待もせずに食べてみ ....
スプーン王国とフォーク王国の戦争を、遠くの星から眺めているという物語の本を抱えた女の子がスキップしている地面に生えた花に乗った虫になった夢を見ました
翌日涙と嚔が止まらなくて大変困りました
あまり ....
暖かい、を通り過ぎてもはや『暑い』に近づきつつある今日この頃、家の中で昼間を過ごすにはもはや限界が近づきつつあり、昼の仕事を探しに行きつつも何故か帰りにはいつもの沼に釣竿を担いで通ってしまう今日この ....
えー。まずネットだけで詩を書いている輩と申しますものは大半に個性が乏しいもんですな。
まるで自分が初めて愛や孤独や痛みを発見したかのごとく徒然と記せばこれこれこうで詩でございますというような有様でし ....
一社しか面接を受けていないのに
不採用の通知や電話が毎日のように届く。
大して入社したかったわけじゃないから別にいいけど。
なんでこんなに頑張るんだろう。
イミなく傷つくことを繰り返し ....
私の実家では風呂の掃除は当番制となっている、次男、三男、そして私だ。
私から始まり、次男三男と続きまた私に戻る。これは私の居る限り続いていたし、私が1年の間実家から離れていた間も次男と三男のサイクル ....
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