上品で淡白な和食 ねじめ正一の『荒地の恋』
詩祭で詩人ねじめさんの朗読に魅了されて以来である。
この小説は、中央公論文芸奨受賞された作品で、気取らない文体。
詩人 ....
わたしの母が病に倒れたとき、
もう、
何年も昔のことだけど
わたしの母が病に倒れたとき、
わたしの
不安や曇りや
行き場のない怒りを
おまえはどんな思いで聞いていただろう ....
悟りを開かんと高野山へ赴くも、悟りを開くにはイージーすぎる気負いと、その程度の気負いでは三昧境を感ずることもできぬほど開発されきった環境(観光バスがブンブン走っており、徒歩で参拝している僕はどんな都会 ....
1.生物とゲノムの関係
第1部「はじめに」で述べたように「私の詩論」には「生物とゲノム」との関係が極めて
重要な項目である。それは私の詩論がリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』
(TH ....
はじめに
人生は短い。そしてその短い人生のなかで詩作に使用できる時間は限られている。
日記がわりに詩を書いている場合は別として、詩を1つの芸術作品として創作している
人はこの限られた時間を有 ....
最近メタファーという言葉に取りつかれている。
意味を理解したいのだが、どうにもピンとこないのです。
食べ物じゃない事くらいは何となく(何となく?)わかるんですけどね。
隠喩だとか暗喩だとか修辞技 ....
仕事帰り、会社近くの喫茶店で待ち合わせをして彩夏の部屋に行った。
今俺が穿いているジャージは、持ち帰るのが面倒でずっと彩夏の部屋に置いておいたものだ。放置していたつもりだったのだがちゃんと洗濯さ ....
ある傭兵のインタビューを読んだのだけれど。
前線ではお互いにフォローしながら必ず2人1組になって戦うそうだ。
そうすると、どんなに嫌いなヤツとでも仲良くなるんだって。
なるほどねえ。ホントの命が ....
名古屋、諸田玲子の小説と李白精神
中国の大学で村上春樹の文体という卒論を書いたわたしが、名古屋に行ったら、手羽先と鍋うどんに魅了された。
日本に移り住ん ....
今、僕の机の上には「ランボー詩集」(堀口大學訳)
と「地獄の季節」(小林秀雄訳)が置いてある。個人的
には小林秀雄訳が好きだが、作品によっては堀口大學訳
がいいと思う場合もある。同じ詩でも訳者 ....
運命と言うとドラマチックな感じがするけれど、全ての運命が素敵なドラマって訳じゃあないんですねえ。
それは本当に運命かも知れないしドラマチックであったとしても、そんなドラマいらねえよってのもあるワケで ....
もう大分寒くなってきたし、制服で夏服を着てる人は余り見かけなくなった。
あれだ。俺が言いたいのは、女の子の下着が透けることはなくなったということです。
ブラジャー、キャミソール(俺はキャミと略さな ....
理性だと言う口は閉じているが、書いた文が多くの人の笑顔になる光景をうっすらと水で描いている。原稿を取った人の口元に微笑みを得るには指先のコントロールがいり、キーを押す目玉への問いかけの繰り返しが常だ。 ....
曖昧な輪郭をなぞる ゆうとさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=171540
11月22日に読んだ。
いろいろ詩を読んでみて、ひねりに ....
朝日がまぶしい窓際でタクミを撫でるのが毎朝の日課だった。
「久美ちゃん、もう、八時」
後ろから男の声が聞こえて、タクミは私の手をすり抜けてベッドの中にもぐりこんだ。茶色い背中を見送った後で、思 ....
まぁ何であれ分類するなら同じニンゲンなんで。
そんなに変わりはないだろうと思うんですけどね。
隠したがるし見せたがる。
築き上げては破壊して。
仕込まれたカラクリは何時どのタイミングで作動する ....
白井さんのまどみちお論のところでずいぶん息巻いてしまった。あれこれいってはいるものの僕のいいたいことはシンプルです。
まず、自分でいいなと思ってしまうことはいったり、やったりしたほうがいいという ....
{引用=
傑作
これ若い人の詩だが
ワカランから
傑作なんだろうが
でもワカラン
ということがワカルから
大傑作とまでは
いかんのだろうよ
見ても見えんでも
....
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし ....
弟は人に触られるのが怖かった。触られると電気のようなものが走るし、よくないものがうつる気がしていた。ただ、兄だけは平気だった。
弟が足をくじいて一人では不自由した時、兄は黙って弟の支えとなってやった ....
秋晴れの空に向かって窓が開いている。本棚ばかり大きい部屋には姉と妹。
妹は死んだ小説家の本を取り出しては「これは手」「これは肺」「これはくるぶし」と姉に教える。小説家は自らの身体と臓器をそっくり文字 ....
仲間と友達は違う。
僕はずいぶんと長い間仲間を欲していたが、本当に大切な存在は仲間ではなく友達だろう。なぜ友達が大切なのかは「そういうこと」という詩に記した。
仲間と友達の違いは何か。 ....
{引用=
後書
八つか九つの頃、瞬きが気になり、ひとたび気になると、目を見
ひらいていたり、瞬きすぎたりして、ぎこちなくなるということが
あった。意識しなくなるとともに症状 ....
「キャー!アスハルー!!」
「シンノスケくーん!!」
「キャー!!こっち向いてー!」
「ジロチョーさーん!!」
「アスハルー最高!!」
「シゲオくーん!!!」
「寿限無寿限無五劫の擦り切れ ....
ほんとのはなし
ねえ、きみ、なんでどっかいっちゃうわけ。ほかの女とさ。ねえ、きみはわたしのこと愛してないわけ。おれさあ、一人しかめぐりあわなかったんだよ。愛してくれるひとにさ。きみだけだよ。 ....
太鼓橋
桂大橋を渡っていくと袂で別れた嘉之さんがたっている。あれ、なぜ来た方に再た引っ返してきたものか、馬鹿だな。嘉之さんにお辞儀してもう一度手を振る。笑って手を振ってくれる。ああ嘉之さんさ ....
百羅漢には百の晩夏の孔雀蝶
本日の検証は、二日酔いで健康診断を受けるとどうなるか。
と言うのがテーマです。
・結果
→怒られた。
以上、報告終わります。
じぶんの詩のなんと吹けば飛ぶようなものなのだろうと思うのは、目のまえに起こり、去っていくものを書きとめながら、そこに、書き留めるということばの「留」めようとする杭を打つことをできない、とまで言えるかわ ....
雑念はいらない。
強くなりたいなと思う、
強いの定義とはなんだろう、
強くなったら、また強くなりたいと思うに違いない。
間違いなく、腹が減ってる。
絶対的に情緒 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
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日付
上品で淡白な和食 ねじめ正一の『荒地の恋』
里欣
1
08/12/3 9:58
■千羽鶴
[group]
千波 一也
3*
08/12/3 0:09
雨の朝、高野山にて
渡邉建志
3*
08/12/2 5:25
私の詩論 「第2部 ゲノムとポエジー」
ばんざわ く...
2*
08/11/30 14:24
私の詩論 「はじめに」と「第1部 この世の始まりから生命の誕 ...
〃
2*
08/11/30 14:21
メタファー
BOOKEN...
1*
08/11/28 15:37
02:両腕に
[group]
chick
0*
08/11/27 15:53
そこまでは行けるんだけどなあ
BOOKEN...
0+*
08/11/27 14:58
名古屋と諸田玲子の小説と李白精神
里欣
0
08/11/27 10:57
少年詩人と老いた戸棚の対話 〜ランボー詩集読書記〜
服部 剛
1
08/11/26 21:16
TIME TABLE
BOOKEN...
0*
08/11/23 14:45
そこに乳があるからだ
榊 慧
11+
08/11/23 1:10
文で人に喜んでもらう
K.SATO
1*
08/11/23 1:07
ショートレビュー・サンデー 2
露崎
4
08/11/23 0:43
01:ふたりぼっち
[group]
chick
0
08/11/21 18:09
絶え間ない
BOOKEN...
1*
08/11/21 11:12
その痛みや嘆きや喜びや想いに優先権を与えないと。
石川和広
5*
08/11/21 11:00
見ても見えんでもナンニモナイ 〜まどみちお「傑作」(『うふふ ...
[group]
白井明大
7+*
08/11/21 4:18
リヨンの月
aidani...
3*
08/11/21 0:49
生まれ変わり
[group]
ふるる
3
08/11/20 20:16
小説家
[group]
〃
6*
08/11/20 20:02
連帯を求めて孤立を恐れず
結城 森士
1
08/11/20 9:32
背きあう運動 〜貞久秀紀『リアル日和』後書〜
[group]
白井明大
2
08/11/19 10:38
アスハル
捨て彦
4+*
08/11/19 3:33
ほんとのはなし...
m.qyi
5
08/11/18 13:43
太鼓橋の補記
〃
1+
08/11/18 12:42
百の晩夏
〃
1
08/11/18 12:17
検証その1
BOOKEN...
2*
08/11/17 17:24
底抜けの宙
白井明大
3
08/11/17 0:54
コントロール
つぐこ
2
08/11/16 23:34
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162
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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