壷坂輝代『探り箸』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4903393321.html
壷坂輝代さんの詩集『探り箸』を読むと、この国に住みながら歳をとる ....
詩人に出会うということを考えるにあたり、詩と出会った時のことを思い出してみる。
可笑しな話だけれど、詩人に出会う以前に自分の抱えていたものたちは詩ですらなかった。
目の前にあること、ずっと ....
「言葉にオリジナリティはない」という言葉を耳にすることがある。
「オリジナリティを感じない作品だ」という言葉も耳にする。
正直感じないわけではない。しかしそのオリジナリティってなんだろう?と ....
みんな自分の事しか考えていないんでしょう。
他人を考える余裕なんてないんでしょう、
傍観しかできないんでしょう、
傍観って文字がトンボの羽みたいに見えてきて気持ち悪い。
ゴリラにバスケの ....
汚物なんてはなくそですわ。
それくらいの存在に成り下がりました、
っていう報告、
それよりももっと大変な事になった。
うちのクラスにはヤンキーと呼ばれる人々がいる。
そいつらは、まぁま ....
タルルル・タルナは 虎を 飼いたかった。
だので、タルルル・タルナは たんじょう日に 虎を ねだった。
けれども、タルルル・タルナのおとうさんは タルルル・タルナに 虎を 買ってはくれなかった。
....
近くに住んでいる……たったそれだけの条件で、此処には全く関わりのない子供が集められる。
それが、公立小中学校、通称「文」である。(え、違う?)
地理的条件は、人間性とはほとんど関係がない。
....
一日が24時間と申しましても、
八時から八時までパソコンが相手ですから代わり映えの無き毎日で、
これ一人で家でパソコンやってても変わんねぇんじゃねぇかって、
たまに思います。
知らない事 ....
昔から、ずっと絵を描くのが好きだった。一番描いていた中学校のときは美術の時間に支給されたスケッチブックを一人だけ使い切って、それでもまだ描ききれず、友達から紙を分けてもらって、ちびまくった6Bの鉛筆 ....
ジェラルミンの鳥は片羽が壊れているのでギチギチギチギチ床をのたうちまわっています。わたしのセラミックの鱗もぱらりぱらりと解けつつあるので、寿命が近いと感じます。寿命。機械であるわたしの寿命。
で ....
つい先日相対性理論のハイファイ新書が発売された。僕も買ったが相変わらず素晴らしい。曲も良いがやはり特筆すべきはベースの人(名前忘れた)が書く歌詞だ。友人のねいちゃんがタワレコに勤めているので売れ行きを ....
実は前々から密かに悩んでいた事がある。
悩みと言うほど大袈裟なものでもないが、地味に気になっている。
電車やバスの座席に座っている時に、ボクの隣りだけナゼか人が座らないのだ。
必ずこの現 ....
僕が見たのはほんの一部さ、あいつはちょっと気が狂っているんだ、あそこに座っている天使のことさ、昨日だって地下鉄であいつを見かけた、陽気なポルカを歌いながら列車を渡り歩く。
いつだったか僕が見か ....
みんなして結局生ぬるいところから出てしまう、出されてしまうのが怖いだけなんじゃないか、と俺は教室のほぼ中央に位置する自分の席で悪態をつく。せいぜい中二病にでもなってろ、と。その思い違い、間違った知識、 ....
悦子は小学5年生である。
悦子の通う小学校は、とても小さい。全校生徒は、100人にも満たない。
悦子の家は、学校から3キロばかし離れている。悦子は入学したときから、小さな足でその距離を歩いて ....
最近毎晩のように聴いている曲がある。
森田童子だ。
今はニコニコ動画さんから漁ってきた作業用BMを聴いている。
歌詞を見ながら聴きたいものだが、続散文を書くことに決めた。ちょっぴりメランコリッ ....
こんにちは、こんばんは。
不登校っていうのは、身近になりつつあることで、珍しくもない、歎く必要もない、
あたしはね、小学校の時は問題児で、中学校の頃は成績悪くて、何度も不登校になろうと思ったけど ....
インフルエンザが流行っています。
ファッションでも、ギャグでも流行に乗るのはあまりよくないですね、
あたしは流行そっちのけです、
七十年代は美しい時代だった、ヴィヴィアンウエストウッド、ピスト ....
よい朗読は魔術。
アンソロジーを目で読むだけでは分からないダイヤモンドのような立体感。
よい朗読は詩人の感覚中心まで案内し、こっちの魂が揺さぶられる。
十一月一日から二日、日本国内初 ....
緩やかな光が零れ、草いきれを辺りに漂わす新緑を透かして、アスファルトを淡く照らす。優しく吹く風は木々を揺らし、その揺れに驚いた小鳥が二羽、三羽と飛び立つ。呆れ返るくらい平和すぎて、見ているだけで欠伸 ....
最近ナゼかよく右腕がシビレル。
夜中に突然目が覚めると、右腕の感覚がない。
血が通ってないみたいで動かないのだ。
寝ぼけながらもヤバイと思い、冷たい右腕をひたすら左手でサスルサスル擦りま ....
2008-11-25 ルアーズ uminekoさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=171822
魚に似せられてつくられたルアー。本物 ....
もちろん詩の話をします。
すごく硬度の高い詩を書く友人が、今月の29日にライブをします。
笹田美紀さんという詩の書き手です。
誰にも相談できない自分にただ苦しんでいる夜に彼女の詩を読むと、
....
今年の幕開けとなる1月18日(日)の笑いと涙の
Ben'sCafe・ぽえとりー劇場で朗読したとものさんの
「crescent」という詩は、テキストとしても朗読とし
てもとものさんの詩の世界の魅 ....
一つひとつを確かめるようにして袋に詰め込んでいる。
違和感は突然その頭をもたげてくる。
目をそらすことだってできるけれど、そういう時に限って一番手に負えないのは自分だったりする。
創造し ....
仙台は変わった、と人は言うけれど、私はそうは思わない。たしかに、形而下の変化はあるにしても、変わったとすれば、それは人が変わったのだ。街を歩けば、古い地元の店は、休日だというのにシャッターが下 ....
今日から四、五日、大阪で仕事。明日、明後日は雨はなさそう。
それにしても、大阪は街をそぞろに歩いただけで楽しい。
昼間の地下鉄。中吊りに東芝のエアコンの広告。
「おかん、今日も ....
電車の中にはいろいろな人がいる。
私はよくそういう人たちを観察するのだけれど、よく目に付くのが、一昔前の格好をした人。そういう人たちは普通に乗車してきて普通に下車していく。
けれどたまに、ふと思っ ....
緩やかな光が零れ、草いきれを辺りに漂わす新緑を透かして、アスファルトを淡く照らす。優しく吹く風は木々を揺らし、その揺れに驚いた小鳥が二羽、三羽と飛び立つ。呆れ返るくらい平和すぎて、見ているだけで欠伸 ....
時は1944年、太平洋戦争の真っ只中の話である。そしてここは密林のジャングル。木陰に身を隠しながら、部隊からはぐれた2人の兵士が息を殺して佇んでいた。一人は20歳前後の若者、もう一人は30前の落ち着 ....
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