何にもならない何にもならない。俺は何もしたくない。多分ずっと俺は「いつ死のうか」と考えている理由があるのだろうけど俺には分からない。けどまた気がつくと考えている。いつ死のうか。
馬鹿、とまた違う ....
日曜日の過ごし方
土曜日は、家電量販店での仕事(読んでいるうちに眠くてしようがなくなる小説のための自動ページめくり機売り場の店員)があって、僕は競馬場には行けない。だから、競馬場に行くのは決ま ....
はじめにいっておきたいこと
俺は良識ある市民って奴が大嫌いでね。奴ら(大半は薄気味悪い厚化粧のオバハン連中だ。)は今日も、鎌倉駅前に立って、虹色の絵具競馬廃止!と目を血走らせて叫んでる。試しに、 ....
殺される夢を見た。幼い頃から、形を変えて五度くらい殺されたことがある。夢の印象は強烈だ。それに、夢を見ている間はものすごく必死なので、時間が経っても中々忘ることができない。時折、なんとなく思い出した ....
{引用=とある列車事故から彼女は生まれた。
これは突拍子もないことに感じられるが、その他の誕生となんら違いのあるものではなかったのだ。}
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とある小さな町で、列車の脱線事故が起 ....
昨晩は寝ようと思い床につくもなかなか寝付けず。
起き出してきては、どうしたもんかと考えていた。
ほてった頬を冷ますのに、私にはあの冷えた空気がしばし必要だったのかもしれない。
窓から外 ....
「って、おいやめろや!静かにしろって!落ち着け!」
「なんでやねん、こんなもん、お前、落ち着いてられるか!おいおいおい、お!」
「・・・・」
「ちょー待てや!おい、ちょー、お前らマジで知らん ....
自分がフランス人ではないんだとわかっていながら、筆を握るという選択をそこでするということは、そこにはすでに新しい決意のようなものが含まれていなければならない。ああ同時にそれは絵画の新しい可能性を模 ....
雪が降った。私の住んでいるところはいつも降らないので、少し嬉しい。ただ寒いよりも、明日の朝、屋根が真っ白になっていたり足元が凍ってつるつるしたりするのが少し嬉しい。
でもそれはきっと非日常だから ....
ジャックはまだ若く見えるが、兵役の経験があるんだろうか。この『湾岸』という曲はたんなる厭戦歌とは思えない。なんとしても生きて帰還しろと歌っているのではないか。さらに言えば、そして内地でこそ闘えと言って ....
とある学校の とある教室。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴り、これから国語の授業が始まろうとしている。
席に座る生徒、教壇に立つ教師。
A(生徒A) ....
仕事をしていて色々な問題に出会います。
児童虐待を受けた自分が思うのですが、親でも殴ってはいけないと思います。
悪い事をしたら、口頭で厳しく叱る。
どうしてするのか、どうしたら直るのかトコトン話 ....
三
玄関ホールで森野くんが友達数名と掲示板を見ていた。
私に気付いた森野くんは「こんにちわ」と挨拶した。私はただ頭を下げた。2人はもう他人同士の関係になっていた。森野くんが私の性質を理解 ....
みなさんこんにちは。ことこです。
ショートレビュー・サンデーのお時間がやってまいりました。
今日も元気にいってみましょう!
今回は、
◆正三角形 / 石畑由紀子さん
◆砂の埋葬。 ....
みなさん祭の後は如何お過ごしでしょうか。こんばんは。批評祭主催者の相田九龍です。
大変時間が空いてしまいましたが、新人賞の発表をしたいと思います。
いやーかなり迷いました。自分で選考す ....
散文カテゴリーには初めて投稿します。直接には初めまして、どなたにおかれましても。小池と申します。
カント、メルロポンティ、フッサールほか、何一つ読んだことも読むこともない人間ですが、ふと、あらた ....
アーカッタリーみたいな感じでズカズカ歩いて来たかと思うと、ドスッとピアノ椅子に腰掛け、間髪いれずダ〜ン、タラララララララ〜と弾き始める。
そしてラブミーと唄いだしたのはいいが、マイクの位置が低 ....
酸の濃度にしか反応しない微生物がいるそうです。彼には、光も音も存在せず、酸の濃度だけで世界を構成しているわけです。
人間が色光としてとらえている部分は全電磁波領域の10分の1程度に過ぎず、ミ ....
一
大学の食堂でいつものように一人でヘルシーな食事を終えて食器を片づけたあと、生協へ冷やかしに行くと一人の学生から声をかけられた。
「秋山さん、あの、ちょっといいですか」
声をかけて ....
ロマンチックを演出したりされたりするのは大嫌いである。吐く。悦に浸ってるやつのメールの文体は普通に考えたらありえないストーリーの(しかし目的はそこじゃないのでいいのだが)官能小説の主人公・男の台詞に似 ....
まぁそういう訳で、甲斐あってなんとかここまで仲良くなれた。っても、なんでおれみたいな奴の事気にいってくれたんかは、正直よう分からん。彼女に聞いても六な答えが返ってこん。なんでつき合ってくれたんや、 ....
【ジュゴン】
目覚めると、恋人がジュゴンになってゐた。慌てて抱へあげ風呂に入れたが、彼女はとても不機嫌さうだった。湯に食塩を入れると、少し機嫌が直った。あとは食べ物だ。ふえるわかめを湯に入れてみても ....
愛する男のもとを去った女がその後の人生をその男との美しい思い出にすがりながら生きるというような話しがある。
僕などは若い頃にはこれが理解できなかった。男の幸せを願って自らは身を引いてしまう ....
左手が塞がっていたので手袋を噛んで引っ張ると一緒に伸びすぎた中指の爪も引っ張った。手を抜くときに歯の合わさる、ガチン、という音が頭蓋骨の内側に響く。
携帯電話を右手でいじりながら電車を乗り継いだ ....
二人で、ランチにオムライスを食べていました。黄色い卵に包まれて、赤いケチャップのかかった。しかし私は砂でも食べているかのようで、何も味を感じませんでした。嘲笑うクラスメイト、それを見てみぬふりをする ....
僕の姉の名前はアンドウユウコだ。
小さい頃、地元のニュースキャスターにアンドウイサオ、という僕と同じ名前のキャスターがいた。
当然、姉はアンドウユウコ、僕はアンドウイサオで、どっちがより有 ....
昼飯に外でラーメンを食べた。
その店の餃子はあるテレビ番組で日本一おいしい餃子というタイトルを獲得したのだと、その店先の看板にも謳われていた。私は特にテレビ番組の評価であるとか日本一であるとか、 ....
学校から帰ると部屋がチャーハンの匂いで充満していた。近所の夕飯がチャーハンなのだろう。寒いので窓を閉めた。ヒーターなど暖房器具はつけず、毛布にくるまる。ベッドの枕周りはタバコの灰、錠剤、携帯、割り箸 ....
「・・・・・・・川田さま。川田さま」
「・・・ふ、ふぇ?」
「以上で終了でございます。」
「・・・・へ?・・・・・・あ、あーそう。う、ウーン・・(伸びをする)」
「わたくしのお話、ご理 ....
批評祭前後で、自分と似た詩の読み方をしている人がどうやらいるらしいということを知れたというのは、結構大きな収穫だったと思う。時々新着作品のタイトルにマウスを滑らせて、最初数行を見ては「はあ」と感じるこ ....
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