{引用=
個人的な話だが。
あまりにも呆然としてしまったのと、書くことが弔いになるかと思って。



Iさんが亡くなってしまった。
昨日、数人で一緒にバーで飲んでいて、気分が悪くなった ....
                      ・・
 取りだした煙草が凍るようにつめたく、ここはここなのだということを思い知らされる。火を点ける少しの間にさえ手は凍え、全身を震わせて空を見上げた。
 ....
 子供時代、うちでは元旦の料理を父がした。七草がゆは飛ばしたが、
鏡割りの日にはひび入った鏡餅を砕いて砂糖醤油味で焼いた「かちん」
や、塩をまぶした揚げ餅を作ってくれた。と言うのも、母が真っ当な料 ....
(ベイビー、ベイビー、こっちへおいで)。
 柔らかい茶色をなでれば、いつだって安心して息ができた。

 ベイビーはあかるい毛色の頭のいい大型犬で、メイロさんがどこかからもらってきた。もう子い ....
コンテンポラリー・アート、コミュニケーション・アートみたいなことが言われて久しいですけども、そのなかで、コミュニケーションこそがアートだ、みたいな動きが、当然大きくなってくるわけです。接しあうなか .... ものすごく頭のいい馬だった、と聞く。
スパルタで有名だった厩舎の調教をしっかりこなすだけでなく、インターバル、クールダウンまで、調教助手の指示に従って粛々と行ったというのだから、只者ではない。だから ....
 銀杏BOYZというバンドがありまして、なかなか僕らの世代では人気を博したバンドなのですが、このバンドのフロントマンである峯田和伸という人物はかなり面白い歌詞を書くのです。「銀杏BOYZ」よりも「GO ....  明けましておめでとうございます。旧年中は大変御世話になりました。本年度も宜しくお引き立ての程以下略、まー今年もぼちぼち宜しく犬の糞&猫の糞。
 あ、勿論当然 ....
「久しぶり」

「うん」



実家に帰ったら、従姉妹がいた。年下の俺は小さい頃から彼女と一緒に過ごしていた。毎年会っているものの、彼女の成長具合というか大人になる加減があきらかに ....
 節分は、母親がお札を返しに行くと決めている日。
数年前、「あんたも行かんね。」と誘われ、お参りのお供をしました。

 太宰府は前日からの冷たい雨が降り止まない中、大勢の吐く息の白さが揺れていま ....
 ねこちゃんパップなら最近はスーパーでも売っている。
 パップとは貼布の訛りで、首に巻いて寝るとふわふわと暖かく、肩こり
のひどい人や冬の夜に効果絶大である。ねこちゃんパップを巻くと思念も
ほぐ ....
日本のあちらこちらから道祖神が姿を消しているという話を聞いたのは
ある飲み会の席でのことだった。

道祖神は男女1対のものが多いらしいのだが、乱開発やら区画整理やらで引き離され
壊されたり、遠 ....
どこからともなく”ブーーーン”という音がフェードインしてきたかと思ったら
突然”バチっ”という雷鳴にも似た爆音をさせて
地球のブレイカーが落ちたんだってさ。

あの日から
昼は果てしなく明る ....
町はパリだか東京だか
ときは過去だか未来だか

枯れ葉一枚ついているだけの
冬木立ち透ける枝の向こうに
買い物帰りの女がひとり
淋しい色した小さな目で空を見上げている

上半身に食料を ....
 月間公募ガイド、という雑誌をご存知でしょうか。電子メディアとしてもあるようですがまずは紙媒体、自治体や企業がやってる各種標語や川柳・俳句から小説・小論文までの色々文学賞やキャラクターデザインや曲や写 .... 掛川は大東温泉で、お湯を頂戴しまして、お酒も頂きまして良い気分。
昼間からの酒宴で、その後に昼寝も付くという大変な贅沢をいたしました。

目を覚ますと、黄昏の刻限。
国道150号線は、右 ....
 なんでしょうか。独白というものを書くのは実に久しぶりです。本来であれば、書き手が自分の作品に言及してしまうのは余り好ましい事では無い気がしますが、転がりだしてしまったものは自分の中でもどうしようもな ....  〜年末特集・新案おせち〜            
                           監修・料理研究家 尾上トメ


壱の重 … 
大王松の葉、竹の輪切り、梅の実を入れる ....
変態のうた           只野亜峰氏

http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=8215

 繁華街の光は眩しかった。心に浮かぶ光景が、まるで事実であ ....
第0章/Plologe


ここに大きな湖がある。

僕の小舟はエンジンが故障していて動かず、
かといって櫂があるわけもなく、桟橋に繋げられたままだ。
きみの船は好調な化石 ....
煮すぎた油揚げのようなものがべろんと垂れ下がっている。
そこに目がふたつ。
眼の焦点はさだまらないが凶刃のぎらつきのようなものが臆病そうな目玉の底に光っている。
日々の荒淫のせいか
あるいは新 ....
「いくら渡せば
その雪を私にくれますか。」
《雪だるま》という題で、はじまる詩。溶けてなくなるはかない美しさに値段はつけられない。詩人は、「だから、全財産を持っていってくれても構わない、その雪を私にく ....
好き嫌いのある人を、私は好きになれない。まぁ、嫌いにもなれないし、つまりはどうでもいいのだけれども。
そんなどうでもいい事を、少し、書いてみようと思う。もしかしたら、書いているうちに、どうでもよくな ....
 テディベアになりたい。そこにいるだけで、なんの役にも立たないような、そういうものに、なりたいと思う。
 どんな事が起きても、動じず、無表情で、ぼんやりと、花柄の壁紙を眺めていたい。そんな風に、何年 ....
 皆様は黒柿という物を御存知でしょうか。近頃では、果肉の黒い柿の実なんかが、食用として出回ったりもしております。それを黒柿と呼んだりもする様ですが、これから御話しさせて頂く黒柿というのは、黒い柿の実の .... 「ねえ、キンモクセイって何?」
 テレビから聞こえてきたのは、キンモクセイ、というはじめて耳にする単語。形も香りもなく、音楽のように心地よく響く単語だった。
「木星と金星がぶつかってくっついたん ....
植生の遷移(移り変わり)により、種間関係をあるなしデータを元に
エントロピーの式を使ったペポ独自の数式により求める。
その結果予想では遷移の初期および中期は
互いに牽制し合い強い負の関係が多い。 ....
橋田壽賀子
 予定調和のオーソリティー。文学にアンチテーゼを投げかけてやまない脚本家。

 どこにでもあるような設定は一見想像力の欠如を想わせるが、考えてみるとあり得な
 い現象※や葛藤を次々 ....
一年まえとおなじように、さるすべりの木がアパートのしろい壁に影を落とす。葉のおちた、やせた、冬のさるすべり。
はれて、あたたかい夕方は清潔なにおいがする。角のスーパーマーケットのほうから、圧倒的 ....
 拾った聖教新聞の革命に揺れる朝、私はバッタリと出会ってしまった。何にって?そりゃ、1メートルはあろうかという、ポルチーニ茸だ。1メートルのポルチーニ茸。君らが考えている以上に遥かに圧力がある。私を威 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
寝言は役に立たなかった。真島正人5*11/1/12 1:35
はるな011/1/9 17:34
おせちsalco6*11/1/8 1:26
はるな111/1/7 17:20
ディスコミュニケーションに関する考察111/1/3 22:45
「名」馬列伝(19) フジヤマケンザン[group]角田寿星3*11/1/2 20:29
歌謡曲批評-童貞ソー・ヤング-只野亜峰311/1/2 2:25
新年に寄せてTAT2*11/1/1 22:03
いくつもの嘘を隠していたayano310/12/31 18:30
大宰府にてsoft_m...4*10/12/31 7:33
ねこちゃんパップsalco1*10/12/28 22:53
道祖神たちの道標仁惰国堕絵師010/12/26 14:26
地球のブレイカー010/12/26 14:03
或るイメージ結川菜青210/12/22 0:47
とっとと落選したい公募応募らいふ。小池房枝910/12/19 19:50
月は東にアマメ庵110/12/19 19:24
独白-変態のうた-只野亜峰2*10/12/19 18:52
きょうの料理 12月号salco4*10/12/18 21:25
詩を読む5地獄のペチカ110/12/18 21:18
『しろう』-永遠未完小説-しろう010/12/18 19:14
の・ようなもの紙飛行機2*10/12/17 19:10
コールドスリープ阿ト理恵110/12/16 22:41
きれいな玉になれば、あるいは光井 新010/12/16 5:59
テディベアになりたい110/12/13 17:19
浪漫模様010/12/13 7:29
金木犀と綿が舞うような01110/12/12 20:59
私が研究したかった事ペポパンプ2*10/12/11 22:16
サから始まる語義凡例 番外編・ハ〜モsalco2*10/12/9 21:40
さるすべりの影はるな110/12/9 16:07
イエスと脳科学ネハン・フラ...010/12/9 2:53

Home 戻る 最新へ 次へ
91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.49sec.