個人的には、買い替えの難しい自動車と同じ感じ。年式が古くなればそれだけトラブルは起きやすくなるし、多ければ排気ガスみたいに公害になりうる。反面、きっちりメンテナンスなどをして適度に使用するなら、経済 ....
「ホテル・ニルヴァーナ」。礼二は夏期休暇の一夜をそこで過ごすためにチェックインしていた。興味本位の、好奇心を満たすために。
自殺者が出た家屋やマンションは、それが賃貸であれ分譲であれ、訳あり物件 ....
枝葉末節という言葉がある。すなわち、木全体から見れば、葉は取るに足らないものだということだ。
言葉は、太古には小さなものの集まりであっただろう。言葉の構造も、人間社会の構造も、ツリー状の
構造を持 ....
わたしたちは誓いました。そこで
わたしははじめて誓いを立てました
(わたしはいつもそうです、「まさにそのとき」が来るまで、それが、いったい何なのか想像することもできない、そしてそれに立ち会 ....
風のふく場所まで、手をとって、登って。いつぶりかわからないくらいになつかしい場所へ。なんにも信じていなかった。予想できなかったというべきかしら。なにひとつ。
それでも、「いつか」はこうしてや ....
ある日のことです。
お釈迦様は散歩がてらに立ち寄った極楽の池の縁に立つと、
ふとその下をご覧になりました。
ちょうどその池の下は地獄にあたっており、池の蓮の葉の隙から
罪人達が苦しみ蠢く様子が ....
大飯原発ゲート前を占拠した勇者たち。
出遅れて30日、23時から参加。
私は機動隊にかなりびびっていた。
反対の連呼、ダンスが楽しい。
その光景に涙が流れる。
涙を誘ったのは、 ....
私が修論で言いたかった事は「生態系は成熟すると愛に満ちてくる」
と言う事である。
植物生態系が遷移が移り変わるにつれて「潰し合う競争の社会」から
「共生する愛に満ちた社会」になる事を証明したかっ ....
こんばんわ。いつも貴方の隣の書物に這い寄るラブリーチャーミングな墓荒らし、私只野亜峰でございます。当初「歌謡曲批評」などと題打って始まりましたこのコーナー。私如きが批評等とはおこがましいという自戒と ....
短い文章を書いてみる。時間も遅いしなったけ速攻で書いてみることにする。
所用で、久しぶりに都心に出た。すると、アレンジメントやコールドフラワーだらけの小洒落た花屋に昔ながらの七夕飾り。笹には既にいく ....
ストーンド
(2007年 某月某日)
「ハロゥ」
「おう、元気か」
「何とかな。お前は?」
「変わりないよ」
「今どこ」
「家。お前は?」
「パリス」
「そう」
「実はな、さ ....
「詩人」という言葉のその概念的内実を考えてみれば、「小説家」とも「文学者」ともちがっていることがわかるだろう。
そこには、詩を表現手段とすることと、個人であるという、相反するような人間の定義が宿って ....
今日も「ひとかげ」を読んだ。やさしい暗さに、弱っている自分を浸す。今のわたしは、ただ家族のためにある。主として子ども達のために。それ以上は何も始まっていないし、今はそれ以上のちからも、ない ....
1.田村隆一詩集
四千の日と夜
一篇の詩が生れるためには、
われわれは殺さなければならない
多くのものを殺さなければならない
多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ
見 ....
Aは今日も黒い服から白く細い病的な腕を出していた。私は笑顔を作りつつうんざりした。痩せている彼女に黒は似合わない。さらに細身に見えてしまうからだ。それに彼女ときたらいつも乾燥性のフケを肩に落としてい ....
「新選田村隆一詩集」をパラパラと読んでいたら、僕が昔挟んだ田村隆一の詩「誤解」のプリントがパラリと出てきた。その詩は以下のようなものだ。
「秋から冬へ
人の影も物の影も長くなる
どこ ....
ユニバーサルデザインは1970年代後半にロナルド・メイスと言うアメリカの建築家が気づいたもので、障害者の住宅は、車椅子の人だけでは使いにくく、すべての人に向けた住宅を作ろうとしたもので最低の費用でで ....
泣いて泣いて目がでめきんみたくなってて洗面台で下着姿で意味不明なダンスを、原始的なダンスを、無言でダンッダンッダンッダンッダダッダッ…頭を振り乱して、揺さぶる。体重は思ったほど減ってなくて、戻りつつ ....
不意に、息子がおれの手を握った。
思い返すと、おれが父の手に触れたのは、三回、その時を、今でも鮮明に覚えている。
はじめて父に、釣りに連れて行ってもらった時、土を掘って、ミミズ ....
・移籍後初コンサートでいきなりセンターあつかい。もともとのメンバーの反感買いまくり。
・しかし不器用ながらも役目を果たそうと頑張るさしこに、次第に考えを改めていくHKTメンバー。 ....
音楽を聴いて不安をごまかしてる。けれど不安は次々とおりてきてわいてきて俺は枕に顔を押しつけておお…おお…おお…ああああ…とうめく。本も読めない。不安が勝って。こわい。つらい。ふあん。
俺の自己な ....
「この世界は少しやばいらしい」
メタボリック気味のおっさんが鼻息荒く「安全です」と言うけれど根拠はないのは誰もが知ってる、訴えてる人もいる、反対している人たくさんだ、みんしゅとうってなんです ....
■Aくんのバランスシート
AくんはB子さんの誕生日に合わせてプラダのバッグをこっそり買いました。
プラダのバッグ 50/現金 50
後日、プラダのバッグを劇的にプレゼントし、彼女は御 ....
中一の娘が
「これ、めっちゃ面白かった。母さん、読んでみんさい」
と言い、渡したのは、湊かなえ著「告白」の文庫本だった。近くのコンビニで買ったらしい。
実は湊さんの他の著書は何冊か読んでい ....
心がしんどい時は同じ風景を見たとしても感じ方がまったく違ってくる
風景は目に映るもの
自分は風景に映るもの
ベンチの小さな青虫にゆっくり休んでって感じたのなら
風景があなたにゆっくり休 ....
「ここは入口ですか出口ですか。」
それすらわからないよ、どこかのミスター・ポリスマン?
君には俺なんかじゃ返事もくれないの?って訊きたいけどどうせ答えてくれさえしないだろうってだから詩を書 ....
★いつ死んでもいいようにいつだってハッピーでいたい。ハッピーエンドが待ってるよ。ハッピーエンドが待ってるよ。そういって満足して死にたい。死んだら満足したい。遺言はもう決まってるんだ。「めでたしめで ....
さらりとした肌合いの履物に足を突っ込み多少気分を上げ気味にするとナブコのドアに新しい出会い、ではなくスチール製の、取り付けてからどのくらいの時間が経ったかわからないような自宅のドアを、これでもか ....
「このまま先に進んでも、あるのは世界の果てだけだ」
アルチュール・ランボー
この一節に出会わなかったら、俺はずいぶん前に自殺していた。
今でも死にたくなるようなことはある。それは ....
「初恋は?」
俺はこの問いに答えられない。
13〜14歳のときに自分が小2から小4くらいのあいだ、成人男性にレイプされていたことを思い出した。まわりが暗くて白く見えるような雷がからだに入 ....
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