ぼくは立派なあほでありたいが、生憎まだただのあほだ。



 ぼくは幼少期の頃から、「ありがとう」と「もうしわけない/ごめんなさい」が正に、漢字の「謝」のように表裏と感じられて、どう ....
(ようやく、外山先生の絵本教室が始まった……)



 鈴木さんの絵はおそろしくヘタだった。
 画用紙だと思った紙はよくみると、カレンダーの裏紙で、そこにクレヨンと水彩絵の具でわけのわからな ....
  可憐なる小さき歌よ
  わが喜びのあかしよ。
  あわれ、今日このごろの春の時
  行きては帰ることあらじ。

  わが歌よ、なれを歌いきかせし
  戯れの友もやがて去り行かん。
  ....
 森の中に『くまカフェ』がある。とんがり屋根の丸太小屋。夏にはハーブが咲き乱れた庭も、今ではすっかり刈り取られて、来年の春を待っている。

 店主のシャルロットが開店準備を終えて、窓のカーテンを開 ....
どのみちWW?は不可避。

ならば問題は戦後処理。

日本は今の段階から、平和思想を強化すべきだ。石ころのような領土にちまちまと振り回されている場合ではない。

日本国全土を国連との共同統 ....
 皆さんこんばんわ、イッパイアッテナです。と、ここはやはりオールナイトニッポンの深夜ラジオのあの有名なイントロ音楽で始まりボソボソッと喋りだすロウなテンションでお送りしたい感じのこの散文シリーズです。 ....  きょうは月よう日。絵本教室の日だった。
 夏休みも、もうすぐおわる。あんなにうるさく鳴いていた蝉も、けさはとても静かだった。おかあさんは朝からいそがしく洗濯していたから、わたしも手伝うことにした。 ....
私がぼーっとしているせいかやたら猫が懐いてくる。
ごろごろ言いながら珍しくずっと抱っこされてるから、そりゃもう可愛い。
抱き抱えながら喉とか耳とか体全部とかひたすらナデナデする至福の時。
そりゃ ....
 だれかが来たのかもしれない。わたしはイチローのあとを追いかけて、玄関のドアを開けてみたけれどだれもいなかった。イチローは玄関の前のしろい郵便ポストのうえに、すばやく飛び乗ると、ほそくて長いしっぽをま .... 例えば、閉塞された環境の中では、友達を作ることは難しい。多分そうなのだろうと思う。失業している上に一人暮らしでは、誰に会うことも四畳半という環境の中ではままならないからである。無意味なことは、働い .... {引用=
ぼくはスケートリンクにとじ込められた
きみの日なた
日なただよ



          アスパラガス「スケートリンク」より







詩人の書く言葉は
 ....
あのですね。僕は名言が好きです。
その妥当性はともかく、正しいかどうかなんて置いといて、何か変なパワーがある言葉が好きなのです。

さっきふと思い出した名言について一人で、賞味期限の切れた乾 ....
  .
宮澤賢治の長詩「小岩井農場」は、「ベ」氏のあの第6交響曲に着想を得ていると批評されることが多い。作品「春と修羅」は第5交響曲、「小岩井農場」は第6交響曲だと云うのだ。
じつは、私はあまりそ ....
「あずきー、ねぇ、あずきー。」
 おかあさんがわたしを呼んでいる。
 わたしはいま、絵本を描いているところだから、おかあさんの用事はなにもできないことを知っているはずなのに……。
 ぱた、ぱた、 ....
音楽は何をすることができるだろう。それ自体、音楽は実体をもたないのであるけれど、演奏者の演奏への手厳しい姿勢をクラシック音楽では要求される。作曲ができなくても、楽器の前では演奏者としてだけ評価される世 .... 「ついでにオレも逝ってみたァーッ!」

と言ったか言わないかは知らないが、小沢昭一が亡くなった。

もう、「明日のこころだァーッ!」は無いのだ。

考えてみれば俺なんかにはオヤジみた ....
 暇だし、日曜だし、外出するのも億劫なので、趣味について書いてみようかと思う。
 ゛お前の趣味なんて、誰が知りたがるんだ? ゛と思ったそこのあなた。侮ってはいけない。僕にだって興味を持ってくれる第三 ....
 皆さんこんばんわ。カラス田カァもとい、ファルコン・ファル男です。さて脈々と細々と書き継いできたこの散文シリーズもついに三回目とか四回目とか何かそんな感じです。初めはTAT名義で書き始めましたこのシリ .... 弁証法的唯物論と云うのがある。「階級闘争」に点いてはこれに比類する論は無い。
生半可の「唯物論」を自己の是とする者は多い。甚だしく考察不足と言わねばならない。
「人間機械論」を改めて持ち出し議論す ....
Oggi, talvolta i relazioni legati fra i poeti "on line" si sembrebbero un po' strani,  .... 女子十二楽坊のはなしではない。
もちろん彼女たちもまるで天女のごとく神々しく映るのではあるが。

僕の中学時代のマドンナはピッコロを吹いていた。
紛れも無くルノアールの美少女にも似た麗しのいと ....
宝籤のしっぽの先はあいかわらずまちがいみたいにほんのわずかに白い。


まずはじめは、(はじめっていうのは、16歳という意味だけど)、愛されていないと思っていた。愛というのはとても遠くにあり ....
線路の上をただひたすらに走る毎日は、それが仕事とはいえ時につまらないものに見えてきます。

そんな時でした。あなたに出会ったのは。

午前八時三十五分、あなたは反対車線からやってきます。
マ ....
昼間、つめたい雨がすこし降っていた。音もしないでしずかに、「長く」というかんじで降ってくる雨。

母親になった友人と、これから母親になる友人と、母親になる予定のない友人とわたしとで会った。生ま ....
 よしみさんは普通の女の子でしたが、勉強がきらいで遊んでばかりいました。
そしてお父さんやお母さんに叱られる度に、
「ああ、嫌だ嫌だ。どうにかして勉強しないで学校を良くする方法はないかしら。」 ....
 吉田朝足氏はきのうきょう来日した帰化人ではない。
 築二十七年の邸宅は、バブル高騰の直前に七千八百万円で購入した。

 それでテニスコートもプールもないのか。
 と、訪れた親族を次々に絶句さ ....
 貿易商の吉田氏は婿養子ではない。
 三十二年前に悩んだ末、帰化の際に夫人の姓を選択したのだ。 
 実際問題、外語表記は簡素に限る。姓のサッタラジャハンニを漢字に直
せば最低五文字を要し、それで ....
 
 
昔、秋田の実家を出て、仙台で暮らしはじめた時に、父が大切にしていたラジカセを、私にくれた。
私は、父のラジカセを、しばらく使っていたけれど、CDプレイヤーもついてなかったので、時代の流れ ....
 2008年7月19日の土曜日 千葉県安房郡丸山町、現在は町村合併で南房総市となってしまったが、そこの白子地区にあるローズマリー公園での詩朗読公演「南房総ポエトリカル・アンソロジー」朗読詩人団コトバナ .... 貧困に手助けをする
格差という文字を目の前にするとき
そうして土地問題を考えると、どうしてもグレーな景色を思い描いてしまう。
世の中を支配したいという欲がある
しなければならない帰属者を
 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
ぼくは立派なあほでありたいがすみたに412/12/23 4:22
あずきの恋人 (連載④)たま11*12/12/22 9:10
抒情詩の命令すみたに012/12/22 1:42
The Tale of Bearそらの珊瑚612/12/20 10:48
戦後処理A-290*12/12/19 13:45
近代漫才の変遷〜しはいつもかたわらにあるがきみもそうか?〜TAT012/12/18 16:54
あずきの恋人 (連載③)たま11*12/12/18 14:49
猫と女とブラックホールMélodi...112/12/16 12:40
あずきの恋人 (連載②)たま11*12/12/16 11:24
私の選挙は四畳半番田 112/12/16 1:51
静かに、なるべく静かに(アスパラガスさん讃1)[group]渡邉建志8*12/12/16 0:21
名言竜門勇気1*12/12/15 9:35
オマージュⅡGiton1*12/12/15 2:29
あずきの恋人 (連載①)たま13*12/12/13 16:44
クラシック音楽への憧れ番田 112/12/11 2:31
死について考えるのこころだァーッ!A-291*12/12/10 19:58
趣味について、または詩についてまーつん8*12/12/9 15:14
近代漫才の変遷〜ピン芸〜TAT1+12/12/8 21:33
今一度ドクダミ五十...0*12/12/7 23:34
沈黙に動坂昇1*12/12/6 18:05
器楽女子的幻想梅昆布茶312/12/6 15:41
宝籤はるな012/12/5 21:06
午前八時三十五分、恋に落ちて(掌編小説)そらの珊瑚5*12/12/2 13:54
雨、犬、つむじ、台所のことはるな312/11/28 23:26
牡丹ねむみちゃん412/11/28 1:19
インド人 吉田  (後)salco3*12/11/28 0:36
インド人 吉田  (前)2*12/11/25 23:43
父のラジカセ小川 葉612/11/25 19:48
南房総ポエトリカル・アンソロジー  その2あおば2*12/11/24 14:04
格差アラガイs3*12/11/24 4:18

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