いつもの時間にいつもの道を通り、仕事場へ向かっていた。私にとってあまりにありふれた時間に、このまま老いまで直行させられるように感じられて、私は横道にそれてみることにした。
 出来るだけ細 ....
星のながれるよるに静謐のくにへ往ぬるもの達の齢をかぞえる

ささやかにいのちを刻む時計台の街に棲む

難破船はたぶん航海を夢見ながら座礁したままで生きて行く
いつか補修するあてをこころの糧に ....
学校の試験休みも終業式も終わり、冬休みに突入した。
12月24日のクリスマスイブは、自分と彼の初めて過ごすクリスマスだった。

当初はどこへ行こうかと色々計画を練ってみたりもした。
都心からそ ....
今思うことを 日記調で書くね。

まるで となりの隣人や バス停とかで話しかけてくるお婆さんのような感じで聴き流してくれたらいい。

いま これを見てもらえてるだけで、見てもらえてる時間を ま ....
 光冨郁埜の詩集『豺』は、大雑把にいうと二つの原理と二つの空間から成り立っている。二つの原理とは傷と愛であり、二つの空間とは体験と虚構である。
 人間誰しも生きていれば心に傷を負うものである。傷は外 ....
.
以下において、私が書こうとしているのは、2つの言葉の来歴と、それにまつわる私の個人的体験である。

本稿は、上記「報告書」の当不当について論ずるものではなく、朝日新聞の報道や、報道の対象にな ....
 皆さん、はじめまして。芹場照(せりばてる)と申します。私の実験室へようこそ。

 「え?実験室?」と思われた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、私は当面の間、詩歌を始めとした創作活動を ....
このまま一日が終わって、その次の一日がはじまって終わって、またその次の一日を過ごすのもいいかなと思う。分厚い鍋あたたかいスープ、開閉を繰り返すカーテン。いいかなと思う、思うけど頷けない。黒い、新し .... 今日僕は投票に行かずに、ビデオの編集作業に明け暮れていた。VHSに入っているデータをパソコンに移すための、重要な作業だった。日が暮れていくとき毎朝駅前でチラシを配っていた立候補者のことを、少しだけ ....  私はオリジナリティーという言葉をあまり信じていない。言葉は語り継がれるもので誰かが一人占めできるものではないから。それに誰かが作品として発表した言葉やものの考え方に似たものが過去にあったからといって .... 年を追うごとに減る投稿はあたりまえで、書きつつもこれまで書き溜めた作品を出し続けたから、もうほとんど出せる過去作は残っていない。
前に読んだ石田衣良さんの記事の中に「自分のもっている作品(ストック) ....
「間違いない。
あの人は寂しかった。
愛してくれるどころか、
誰も構ってくれる人なんていなくて
一人ぼっちだったのよ」

グレイシアは
ボブカットの
白髪の髪の毛を
右手で撫でながら ....
ふと思った。詩を書くことよりも、それ以前に詩が浮かぶこと、それこそが作詩の醍醐味なんじゃないかって。

これまで、色んなものを買い漁ってきた。色んなものにちょっとだけ手を出してきた。
これからも ....
 自己中心的なだけの詩には限界があります。つまり、一人称原理で成立している詩には、中心が卑近な己だけであることから生じる限界があります。詩の世界を広げるためには、他者との交渉や世の中との交 ....  前回、女の子が元気な映画をご紹介させていただきましたので、今回は私情に残る男の子が暴れまわる映画を、ご紹介。最初はそういう意図はなかったのですが、結果的にそうなってしまったわけで。
 高倉健さん、 ....
題名:カットでお待ちの高橋さま

人数:2人

性別: 女性:1人 男性:1人

・一人称、多少の口調変更OK
・1分くらいの劇です

キャラクタ
♂客:高橋/お客さん
♀美:自 ....
友達からの誘いを断って、一人で原宿を歩いていた。どこかうわついた人の中。生きているとはこういうことなんだとわからせてくれる。そんな年齢でも、ないのだろうか。この無数の人は、どこにいくのだろうということ .... 題名:桃太郎になりたいねん

人数:2人

性別: 女性:2人

・一人称、多少の口調変更OK
・性別変更OK
・3分くらいの劇です

キャラクタ
♀ハ:ハルナ/女子高生。ボケ
 ....
最近僕の友人が優柔不断なので少し困っている。夜にある場所で待ち合わせすると、急に突然連絡を絶ってしまったりするのだ。そうなると、昼にためておいた準備と時間とを無駄にしてしまう。そのために高ぶっていた気 .... 第二館での紹介作
『歓待』『接吻』『海炭市叙景』『おっぱいバレー』『さんかく』
『川の底からこんにちは』『キューティーハニー』『木曜組曲』
『リンダリンダリンダ』『かぞくのくに』

 映画を ....
 いまだに雑味というのがどのような味なのか分からない。多分コーヒーの味を科学的に分析した本を棚の奥から引っ張り出して調べれば書いてあるのかもしれないが。雑味というのは自分が求める味を邪魔する味のことだ .... わたしは、昭和53年(1978年)10月ごろ、京都市で生まれた。 くだらない人間だった。

小さい頃はやんちゃだったため、 飛んで首を切ったり階段から転げて頭を打って流血騒ぎ(鉄の階段で残り三段目 ....
 酪農、というなんだか牧歌的な響きに誘われて、避暑気分で北海道に来てしまったことを、小野智子は早くも後悔していた。
 緑色に輝く広大な牧草地、吹き渡る爽やかな風。ここまでは想像どおりだった。
 搾 ....
中国山地のなだらかな山の中にその滝はあった。落差が七十メートルを越える白蛇の滝。白く水の落ちるさまが名前の由来である。秋には紅葉の渓谷を、春には桜並木の堤に抱かれて、その美しさは錦と称えられ、錦 .... 床屋にて

「おねがいします」

今日はどういった感じにしましょう?

「三浦友和にしてください」

三浦友和・・・ えー いつの時代の三浦友和でしょう?

「あれ ちがったかな。 ....
イナフは目を閉じ 耳を閉じ つま先をそろえて12時方向を見つめている 
その列車はやってきた。
サフランの花畑のなかを その列車は 悠然と走る

花たちは その風に揺られると まる ....
★第一館での紹介作
『竜二』『遠雷』『櫻の園』『ソナチネ』『コミック雑誌なんかいらない!』
『TATTOO〈刺青〉あり』『瀬戸内少年野球団』『BU・SU』『麻雀放浪記』

 第一館はこれでもか ....
スーパーマーケットで、安寧芋という名前の芋を買ってきた。鹿児島の種子島の特産品らしい。
よく出回っている鳴門金時芋より少し高いけれど、トースターで焼くと黄金色の身は柔らかく溶けるようで、それだけでも ....
 ただ生きるということは、人生を消費するということである。自ら人生を生きながら、それが過ぎていくのを受け身でしか眺めることができない。確かに記憶は残るかもしれないし、記憶に基づいた語りもなされ .... 「こんにちはうさぎ」

こ、この兎、喋れるんか?

「喋れるうさぎ」

なんで語尾が【うさぎ】なん? ふつう兎の語尾は【ぴょん】やろ?
いやいや、ふつうでも兎は喋らへんけれども

 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
竹林の横道游月 昭014/12/28 2:27
星の流れる夜に梅昆布茶314/12/27 20:56
星が降った聖夜くみ114/12/25 22:54
サンブンササン. つきのいし.214/12/25 7:16
愛と孤独の彼方へ葉leaf1*14/12/25 2:48
「従軍慰安婦」と「挺身隊」──────朝日「第三者委員会報告 ...Giton1*14/12/24 2:18
一つの試論あるいは宣言〜自己紹介に代えて〜芹場照4*14/12/18 22:08
、・はるな114/12/15 20:45
夕暮れのLEDサイン番田 214/12/15 0:25
記憶を宿すこと深水遊脚8*14/12/14 12:35
詩の種乾 加津也6*14/12/13 23:40
君を食べるopus014/12/13 17:16
日々の贅沢とは余韻314/12/12 9:27
詩の一つの可能性葉leaf314/12/11 3:00
ボクの名画座—映画あ〜じゃこ〜じゃ—第四館[group]平瀬たかのり4*14/12/9 14:19
カットでお待ちの高橋さま北大路京介214/12/9 11:48
ギャップのセール番田 014/12/8 0:53
【声劇台本】桃太郎になりたいねん【漫才】北大路京介014/11/26 21:51
間接的な週末番田 114/11/25 0:36
ボクの名画座-映画あ〜じゃこ〜じゃ-第三館[group]平瀬たかのり3*14/11/23 23:00
That's Me[group]深水遊脚2*14/11/23 9:06
ほんにんれきnemaru3*14/11/22 23:36
ニューハーバー草野大悟20*14/11/21 20:24
白鱗島中 充4*14/11/21 0:01
床屋にて北大路京介514/11/18 12:37
『サフランの髪飾り』座一314/11/17 21:37
ボクの名画座〜映画あ〜じゃこ〜じゃ〜第二館[group]平瀬たかのり3*14/11/16 16:04
夜更けの紙相撲 霜月あるいは食物月(おしものづき)[group]そらの珊瑚15*14/11/15 16:29
人生を消費しないために葉leaf0+14/11/15 2:06
うさぎうさぎ北大路京介414/11/14 21:10

Home 戻る 最新へ 次へ
37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.53sec.