僕が師匠と呼ぶ人がいた。
僕の家から自転車で10分ほどの前山(はしたやまと読む)の中に居を構え、仙人としか言えない暮らしをしていた齢は60代成りたてといった風貌の男だった。
そもそもが彼が落と ....
 詩は難しい、わからない、という声をよく聞きます。ところが、詩というものはそもそもわかる必要がないものです。わかることよりも感じることの方が大事です。ことばというものは意味を伝えるだけのものではなく、 ....  詩において定型は韻律でありリズムである。と同時に、定型は認識の枠組みであり、ストーリーの大枠である。コミュニケーションの観点から言うと、定型によって読者は気持ち良く詩行を受容し、また一度定型に慣れて .... 思いつくかぎりの言葉をみんなつかって作った山を切り出して、てきとうにくっついた文字の並びで遊んでたのが昨日のこと。さしだせるものはみんなそうして、みえるかみえないかぐらいに残ったのがた ....  雨の日だった。皆が傘を持ち、その分、満員電車はいつもにも増して隙間が少なかった。他社線が停まる駅で、乗客の多くが降りた。乗り込んでくる客に押されながら、ようやく身体を入れかえると、目の前に見慣れた後 .... プロローグ



詩っぽいものを書きはじめて二年、あたらしい世界をみつけてわくわくしている人間のおぼえがきです。

とおもって書き上げたら、「ただの身内の交友日記じゃないか」と自分にツッ ....
アイスクリームをうる夢をみた、のきなみリンク切れの窓をかきまぜる、みんなどこに行っちゃったんだろう。
とおもうわたしの足もとも流れて、みんなどこに行ったちゃったんだろう?でもお元気で
な ....
世界は暑くなりすぎだね。っていうあなたの涼やかさ。シャツのなかに風を飼ってるみたいで良い。
そうだねってわたしは言うけど汗でべたべたになった手がすべってつかまってられない。わたしは季節をすべりお ....
 パリ、モンマルトルの享楽街の中でも、ひときわ輝く大きな劇場があった。
 名を『ムーランルージュ』という。

 彼らはそこで活躍する芸人だった。
「ねえジャン、あたしたちがコンビを組んでもう ....
きみはなにに殺されたのだろう。

この日付、六月二十六日という日付のほんとうすら私はもう忘れつつある。きみの命日そのものだったのか、それともきみが死んだことを私が知った日だったのか。

おそろ ....
詩から遠く離れて、みなもすなる生活というものをしてみれば、日本語は予測可能なものになっていくし、なって行かざるを得なかった。予測不能な山茶花オクリさんの詩を僕は愛し、愛しながら敬愛し、敬愛しながら敬遠 .... 迷路の出口には、新たな迷路が設置されている。
僕らの世界は果てのない迷路。
どこまで続くかわからない。どこまでも続くかもしれない。

最近、それが救いのように思えてきた。
例えば、数学という ....
 詩に目的はない。詩に価値はある。言葉の自由な使い方や、美しい使い方のお手本となることができる。それは、実践の中から生まれるだろう。つまり、胡乱な態度で書かれていれば、それなりにしかならないのである。 .... たとえ、評価されなくても、たくさんの人に読まれなくてもいい。
僕はただ、誰かの心に残る言葉を書きたい。
僕のなかに言葉を残していった彼らは、僕にとってとても大切な人達で、心のなかでずっと輝き続けて ....
むすめに小花柄のワンピースを着せたので、自分は紺色の格子のワンピースを着る。ふくらはぎまで裾のあるざらっとした生地の。雨は降ったりやんだりする。
「びしょびしょになってもいーんだよね」ってむすめ ....
コツコツコツ・・・(演壇に向かい階段を上がる)
「えー、うぉっほん! ん?ちょっと、君、演壇に水が用意
してないじゃないか。頼むよ。私は今日喉の調子が悪いんだ。
・・・そうそう、大事な発表の時に ....
東京の、東側にある下町の一角。
バラック建ての小屋が建ち並ぶ路地裏の奥に、ひっそりと営業している立ち飲み屋がある。
カウンターだけの狭い店で、客は私と桑田佳祐だけ。
桑田はイカ刺しと塩サバを肴に ....
О

ケイチツの日
ケイチツとは、
冬籠りしていた虫が
穴から出てくることだと
教えられて
幼い子が
空缶を叩いて
虫を呼んでいる

虫が出て来ないので
音が足りないのかと
 ....
ベランダと窓とレースのカーテンをはさんでみるひざしはやさしい。5階からみる中くらいの街なみも。
駅から歩いてくるだけでもたくさんの花がみられる。うすいオレンジ色のぺなぺなしたひなげしとか花水木と ....
自称とは自己主張である。
自称とは承認欲求である。または、承認要求?
自称とは一種の自己紹介で時に度を越し間違いのもとになる。
自称とはときに無法である。
自称とは何とか自己統合を図ろうとする ....
詩、と思っている文章を所謂『自称詩人』として、これまた所謂『ネット詩人』として発表している。時折、評価を頂く。私自身も感想や批評めいたことも書き込んだりする。草詩人、アマチュア詩人の戯れ。可愛いものだ .... 私の趣味嗜好におもねって(変換してくれないのでママ、つうか、おもねる?だっけ?こんな言葉あったよね)、ネットフィリックスさんが、火星関連やら宇宙関連をお薦めですよとのことで先日『エウロパ』という蛸映画 .... 僕の体の中には沢山のコップがあって、塩辛い青い涙や大輪の向日葵みたいな喜びや夕日の落ちる切なさがそれぞれに詰まっている。コップは多分千以上あってそれぞれの感情を綺麗に整理してくれるんだ。必要なときに必 .... AI搭載のスマホが、ある日突然「アナタツイオクハ?ハンプクハ?」と訊いてくる夢を見た。あなたは追憶派?それとも反復派なの?という意味のことだろうと思った。私は「追憶派です」と答えた。AIは何も答えなか .... 文豪トルストイの戦争と平和。戦争があり平和がある、というか、平和の尊さを感じたとき、それを失いたくないから、平和を願い、また、祈るということは多い。人間の深奥に潜む二つの何かが戦争を産み、平和を願う。 .... たった今、女優が「それは気持ちの表しだったと思います」と言っていました。「気持ちの表れ」が正しく、「表し」を使いたいのであれば「気持ちを」とするべきではないかと違和感を感じました。この違和感。日本語の .... はじめに
 我が国、日本が平和と考えている人が、一体何人いるでしょうか?その数は年々、減少していくでしょう。報道は8割を超えるほど、悪いニュースでもちきりなのです。
 勝手に、真剣に、平和について ....
詩を書きたい人のなかに、時おり、実はこの人は文章が書きたい人なのではないかと思う人がいる。もちろん、散文詩と散文の境界を厳密に考えて言っているわけではないのだが。近頃は色々境界が消えて、わたしのような .... 卑近承知。そう書かなければ身は持たず誠に狡賢い。しかし、書けばなお狡賢いが、口上は早めに切り上げるのが得策。

昔、大人達からよく言われた『そんなもの、便所の落書きやないか』と。今よりまだ世の中雑 ....
千差万別、十人十色、人それぞれと言ってしまえばそれまでで、それが行き着くと意味が消えてしまったり、無用な争いを招いたり、巻き込まれたり。

友人で所謂鉄道オタクという人物がいて、別の人物が「俺は乗 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
初めて燃える山のように 前編竜門勇気018/7/31 11:41
中村梨々詩集『青挿し』について葉leaf218/7/29 4:23
坂井信夫『黄泉へのモノローグ』について018/7/29 3:14
街が加速するはるな418/7/26 9:08
雨とモスキートコイルMOJO018/7/18 8:27
ちょっぴりゼツメツ寸前の詩をめぐる冒険◆詩をへだてるベルリン ...田中修子4+*18/7/16 16:30
ビルにはもうみんな名前があってはるな218/7/14 4:25
みてもいいしみなくてもいいのこと418/7/5 19:38
ムーランルージュのふたりそらの珊瑚718/6/27 10:50
きみはなにに殺されたんだろう田中修子12*18/6/26 1:24
気の遠くなりかたについて(山茶花オクリ讃2)[group]渡邉建志218/6/9 22:23
迷路水宮うみ1*18/6/7 17:18
詩論黒髪3*18/5/27 11:14
元気水宮うみ3*18/5/26 19:56
歯車のことはるな418/5/14 9:35
ごはんのためのプロローグ暁い夕日2*18/5/14 7:22
桑田佳祐と黒い鞄MOJO018/4/21 7:44
アフリカの太鼓 〈掌編小説〉オキ018/4/19 12:01
アマリリス、お行儀のよいバター、盲目のこと[group]はるな118/4/10 9:06
自称とは何か ~ぱらどきしかる・あふぇあ腰国改修018/4/8 10:38
なんか、いいね、ということ1*18/4/2 13:03
結局火星に行きたいけどその前に死ぬ確実にという件018/3/31 23:07
かしゃん星田中修子2*18/3/30 20:33
アナタツイオクハ?ハンプクハ?腰国改修018/3/29 9:49
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未来は平和でならなければならない1暁い夕日2*18/3/24 19:55
文章を書きたい人とその言葉を使ってみたい人腰国改修3*18/3/21 13:40
トイレの落書きとか共感の否定に関する話1*18/3/12 17:30
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